続いてはβ-カロテンですが、こちらは体内に取り込まれるとビタミンAへ変換されます。このビタミンAは、視力に関わるロドプシンというたんぱく質の生成を助ける働きがあります。
ルテインもまた目の機能に関わる成分です。目の中央に存在し、フィルムの役割を果たす「黄斑部」と呼ばれる部分に多く存在しています。
メラトニンは体内に存在するホルモンで、睡眠に深く関わっています。メラトニンは日中太陽の光を浴びると分泌が止まり、夜になると分泌されて自然な眠りを誘う働きを持っています。こうした役割から「睡眠ホルモン」とも呼ばれています。
そして食物繊維は、腸内環境を整えスムーズな排便を促す働きがあります。また動脈硬化を招き、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めるコレステロールの増加を抑え、さらに血糖値を改善させる効果もあります。
カルシウムは骨や歯の材料として有名な成分。ケールにはカルシウムもたくさん含まれています。
葉酸は水溶性のビタミンB1の一種で、代謝を助ける成分として知られています。その作用は、タンパク質や核酸(DNAやRNA)の合成に働きかけ、細胞の生産を促がすというもの。体の成長にとっては非常に重要な成分なのです。
3.ケールの効果・効能って?
ケールの成分について見た後は、その効果・効能について見ることにしましょう。ケールが持つ具体的な力とはどのようなものでしょうか。
3.1.血糖値改善・コレステロール値の減少・動脈硬化予防
ケールには豊富な食物繊維が含まれています。この食物繊維は、腸内に働きかけさまざまな効果を発揮します。その一つが血糖値の改善です。
実験によると、ケールの食物繊維は腸内の食べ物の粘土を高め、糖の吸収を良くして食後の血糖値上昇を抑える効果が確認されています。
さらに食物繊維にはもう一つの効果もあります。コレステロールは増えすぎると血管内に堆積し、動脈硬化を起こす原因になりますが、食物繊維はこの余分なコレステロールを排出する働きがあるのです。
それも血管内に付着する悪玉コレステロールを取り除き、悪玉コレステロールを回収する善玉コレステロールは増えるので、総コレステロール値を正常化することができるのです。この働きによって、動脈硬化を防ぐことができます。
3.2.生活習慣病の予防
生活習慣病とは、文字通り食生活や飲酒・喫煙の習慣が原因で起こるさまざまな病気のことです。主なものは以下のようなところです。
・高血圧
・糖尿病
・脂質異常症
・心筋梗塞
・脳梗塞
・メタボリックシンドローム
・大腸がん
以上のようなものです。現代人の食事はカロリーが高く、コレステロールや血糖値の上昇を招きやすくなっています。そこに著しく欠けているのは野菜の栄養なのですが、ケールに含まれるさまざまな栄養がこれらの病気予防に役立つのです。
上記のようにケールに豊富に含まれる食物繊維は、腸内環境を整えコレステロールを下げ、また血糖値も改善してくれます。これによって糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞といった病気のリスクを下げてくれるのです。
またメタボリックシンドロームや脂質異常症も、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が増加して起きる病気です。これらもケールの栄養素によって病気のリスクを小さくすることができます。
3.3.美容効果
ケールの成分は美容にも効果を発揮します。
ビタミンCやビタミンE、またビタミンAには抗酸化作用があります。前述のように活性酸素は細胞を傷つけ、老化を招く原因になりますから、これらの抗酸化作用は老化を防ぎ、肌のシミ・シワや乾燥といったトラブルを防いでくれるのです。
そして肌を健康にする効能は当然頭皮にも及びますから、育毛効果も期待できます。
また食物繊維は便通を良くし、腸内環境を整えるのでダイエット効果も。それに加え次に説明する安眠効果によっても、肌や髪の健康を保つ効能があるのです。
3.4.安眠効果
前にも説明した通り、ケールに含まれるメラトニンは「睡眠ホルモン」とよばれる成分です。日中分泌が止まり、夜に分泌が増えることで自然で深い睡眠をもたらしてくれます。
夜10:00~翌2:00の時間帯は「睡眠のゴールデンタイム」と呼ばれ、成長ホルモンが活発に分泌される時間帯です。この時間に質の良い睡眠を取ることで、代謝が促され免疫力が向上。疲労回復がはかどり肌や髪も健康に美しくなるという効能があります。
このようにメラトニンは快適な眠りにとって欠かせない成分。ケールを積極的に摂ることで安眠効果も期待できるのです。
3.5.視力回復
こちらも以前に触れましたが、ケールのルテインは目の「黄斑部」に多く存在しています。黄斑部はカメラでいうフィルムに相当する、「物を視る」機能にとっては欠かせない部分。
その黄斑部には光を受容する細胞が集中していますが、これらは紫外線などによる酸化の影響を受けやすいという点もあるのです。
ルテインには抗酸化作用があり、この酸化のダメージから黄斑部を守る効果を持っています。そのためケールを摂ることは、目にとっても良いことなのです。
逆にルテインが不足すると、白内障や黄斑変性症といった病気のリスクが高まることになります。
3.6.ケールがおすすめな人と注意点
以上の様なことから、ケールの摂取は以下の様な人がおすすめです。
・コレステロール値や中性脂肪が気になる人
・血糖値を下げたい人
・肌や髪のアンチエイジングをしたい人
・健康的にダイエットしたい人
・妊婦
などです。妊婦にとってケールがおすすめなのは、ケールに含まれる葉酸がDNAやRNAといった核酸の合成、また血液の製造や細胞分裂に深く関わっているためです。赤ちゃんが順調に育つためには、葉酸を摂取することは大事な事なのです。
一方ケールの摂取はプラスの効果ばかりではありません。デメリットもあるのです。それについても見ておきましょう。
ケールは青汁の原料としてもっとも有名ですが、ケールの青汁を摂取すると次のような副作用を起こす可能性があります。すなわち、
・下痢
・便秘
・アレルギー
・食欲の低下
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