十味敗毒湯がニキビに良い？6つの効果と3つの注意点を紹介

2.十味敗毒湯にはニキビ以外の効果も！？3つの効果とは！？

十味敗毒湯は、ニキビ改善に効果があることで知られていますが、実は抗菌佐生や抗炎症作用、血行促進作用を持つことから、ニキビ以外にも効果を示してくれると言われています。

主に皮膚疾患に効果があるようですが、皮膚疾患はとてもストレスにもなるため、漢方で優しく改善していけたら、心身共に楽になりますよね！

そこでここでは、十味敗毒湯がニキビ以外のどんな症状に効果があるのかについて、紹介していきたいと思います！

2-1.十味敗毒湯はアトピー性皮膚炎の症状を緩和してくれる！？

十味敗毒湯は、ニキビだけでなく、アトピー性皮膚炎の改善のためにも処方される有名な漢方薬ですね！

アトピーは、皮膚がカサカサしたり、炎症がひどくなるとかゆみや痛みがあったり、皮膚の色も暗くなってしまうため、精神的にも辛い思いをしますよね。

十味敗毒湯に含まれている荊芥と防風には、アトピーの症状を悪化させる原因と言われている黄色ブドウ球菌を殺菌する効果があると言われています。

また、血行促進効果のある川芎が、肌の代謝を上げてくれたり、桔梗（キキョウ）に期待される膿を排出する効果が、アトピーの症状を緩和してくれるとされています。

アトピーは一時的なものではなく、長く付き合っていくことが多い皮膚疾患のため、体質改善のためにも十味敗毒湯を使ってみると良いかもしれませんね。

2-2.じんましんが出たときにも十味敗毒湯は効果的って本当？

十味敗毒湯は、じんましんにも効果があると言われています。

じんましんは、食べ物が原因でできたり、免疫力が下がっているときにできたりと、急にできることが多く、一気に体中に現れて、かゆみや痛みを伴うこともある辛い皮膚疾患ですね。

十味敗毒湯は、赤みがひく効果がある柴胡や、炎症を抑えてくれる甘草などが含まれているため、じんましんの症状を緩和してくれる効果が期待できるようです。

じんましんは、ある程度時間が経つと、治まってくるものがほとんどですが、いつどんなタイミングで出るか分からない再発率が高いものなので、自分に合う薬を持っていると安心できると思います。

2-3.十味敗毒湯はつらい花粉症にも良い効果を示してくれる？

十味敗毒湯は、なんと花粉症の症状まで緩和してくれる効果があると言われています。

花粉症になると、咳やくしゃみが多くなるだけでなく、目がかゆくなったり、皮膚が赤くなったり、むくんだりするため、想像以上に辛いものですよね。

十味敗毒湯には、荊芥や柴胡、甘草のように炎症や、皮膚の赤みを抑えてくれる効果があるものや、独活（ドッカツ）や茯苓（ブクリョウ）などのように、むくみを緩和してくれる効果がある成分が含まれているため、花粉症の治療にも使われるようです。

また、桔梗には咳を止めたり、喉の痛みを緩和する効果もあるため、花粉症の症状に咳がある人は、十味敗毒湯を飲むとだいぶ楽になるのではないでしょうか。