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２：ニキビとは？

ニキビ…。若い時も大人になっても悩ましいものではないでしょうか？今回は、大人ニキビについておさらいしていきましょう。

２－１：ニキビの原因とは？

今更かもしれませんが、ニキビができる原因を知らないと対策は立てれません。そこで、ニキビができる原因について、改めて見直してみましょう。

多くの人が経験するお肌のトラブルの１つが「ニキビ」です。実は軽い症状も含めると、成人の90％以上がこの「ニキビ」いると言われます。実は他人事では全くないのです。このニキビですが平均発症年齢は13～18歳が多いので「青春のシンボル」と呼ばれることがあります。しかし、この近年は成人になってからの発症も多く、「大人ニキビ」という言葉も既に一般化してきています。9割の人が悩む身近なトラブルだけに、医学的に正しい情報を知らないままに自己流のケアを行ってしまう方も多く、間違った方法で行って悪化してしまったり、ニキビ跡が残ってしまう事も少なくありません。そこで、自己流のケアで後悔することを予防するために、まずは「ニキビとは何か」を正しく理解していきましょう。

医学的に見た「ニキビ」とは何か？

実は医学的な視点では、ニキビには「尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)」という名前があり、立派な皮膚疾患(病気)の一種（病気）となります。ここにまず、驚かれると思います。ニキビとは、毛穴に発生する慢性炎症性疾患、炎症を起こす前の状態で下記に示す症状がある事を示しています。

症状１：皮脂腺から分泌された皮脂が毛穴からスムーズに排出せず、毛穴にたまった状態

症状２：毛穴に皮脂が酸化して黒くなった状態（いわゆる「いちご鼻」）

症状３：毛穴が炎症を起こして赤くなったり、膿が溜まってしまった状態

上記の３つの症状は、「白ニキビ」「黒ニキビ」「赤ニキビ」などと、それぞれ肌に現れる状態によって違う名前で呼ばていることもご存知かと思います。ニキビとは、毛穴が詰まっただけの状態から炎症を発生させるのはお肌の常在菌のアクネ菌で、アクネ菌は「嫌気性」と呼ばれる細菌で、酸素のない脂腺の奥に生息します。また、アクネ菌は皮脂を好み、毛穴の中に溜まった皮脂を栄養として増殖し、炎症を発生させていきます。これを繰り返したのちに、ニキビの炎症が悪化すると、赤くはれ上がって膿（うみ）が溜まりはじめます。更に症状が進行して「嚢腫(のうしゅ)」になると、たとえ炎症が治まってもニキビ痕が残る場合もあるので、早期発見と早期のケアや治療が大切となります。

ニキビの原因

原因を簡単にかつ、シンプルに言うと、「毛穴が詰まること」です。では、なぜ毛穴が詰まるのでしょうか？毛穴が詰まってしまう原因は、２つに分ける事ができます。

(1)皮脂が過剰に分泌される

毛穴からスムーズに排出されていれば、皮脂の分泌が多くても毛穴が詰まることはありません。しかし、毛穴からスムーズに排出されない量の過剰な皮脂が分泌されると、毛穴は詰まります。本来女性ならば、20代になると皮脂の分泌が減少傾向になりますが、大人でも、ストレスや食生活、睡眠不足などの影響で皮脂の分泌量が過剰になることがあります。日頃の生活を見直す事でも改善される事もあるのです。

(2)毛穴の入口付近が過剰に角化して、皮脂が出にくくなる

もう１つの原因は、皮脂の出口である毛穴周辺の角質が過剰に厚くなり、毛穴の入り口がふさがれることです。毛穴の入り口がふさがれると、皮脂の分泌が過剰でなくとも、当然ですが皮脂は詰まりやすくなります。これは「過角化」という現象と呼ばれ、皮脂同様にホルモンや睡眠不足、ストレス、間違ったスキンケアなどで起きてきます。

(3)間違ったスキンケアや化粧品選び

大人ニキビの原因として注意したいのが、ここでご紹介する方法です。過度な保湿、毛穴を詰まらせやすい成分を使った化粧品、メイクなどにより毛穴の汚れがきちんと落としきれない場合です。油分が多くて、毛穴を詰まらせやすい成分が入ったメイクアップコスメや基礎化粧品を使っている場合や、うっかりメイクをしたまま寝てしまう、といったことでも、毛穴を詰まらせてしまいます。

こうした３つの事柄がニキビを発生させたり悪化させる原因と言われています。それ以外に参考として、下記の内容も参考にしてください。

参考）思春期ニキビと大人ニキビの違いとは？

ニキビの原因は「毛穴が詰まること」で、これは思春期でも成人でも変わらないのです。

しかし、毛穴を詰まらせる原因である「皮脂の過剰分泌」と「毛穴の入り口付近の過角化」の要因は、思春期と大人は全く異なっています。主に思春期ニキビは性ホルモンの変動によって皮脂が過剰に分泌されてくることで、毛穴を詰まらせてしまいますが、大人ニキビは様々な理由（ストレスやたばこ、食事なども含）で皮脂の過剰分泌や毛穴周辺の過角化が起きてきます。大人ニキビについては、様々な理由が原因となるため皮脂が少なくても、過角化によってニキビができることがあります。こうしたニキビは「乾燥ニキビ」などと呼ばれます。こうした理由を押さえると、普段の生活から見直しをしないといけない事がご理解頂けると思います。

２－２：ニキビの退治方法の基本（おさらい）

ポイント１：丁寧な洗顔

なによりも丁寧な洗顔でニキビ退治の秘伝の秘伝です。ここで注意しないといけないのは、「洗えば良い」という事ではないのです。洗顔のしすぎは大切な肌を守る油脂を取り過ぎ余計に肌を痛める原因にもないります。そこで、注意する点としては

①朝晩２回の洗顔に留める。

②洗顔料は適度にする。

③泡で洗う。

④力を入れない。

の、２点を注意しましょう。特に洗顔の回数を増やせばよいわけであがありません。先程も書いた様に、洗顔をし過ぎると今度が、肌の中から油脂が出てきます。これは、ますます毛穴を詰まら背う原因になるのです。また、油脂を取りたいからといってキツイ洗顔料を使いすぎる事も同様の事と起こします。できるだけ天然成分に配慮した洗顔料を適量使うという事です。量については、慣れれば簡単に調節できるようになります。そして、充分に泡を立てること。できるだけキメの細かい泡を立てる事がポイントです。細かければ細かいだけ、毛穴の奥にまで洗顔料が届き、汚れを浮かして取ってくれます。その際に④の力を入れない事にも注意しましょう。③で作った泡で包む様にする事で、地肌を守りながら毛穴の汚れを取っていく事ができます。

ポイント２：充分な睡眠をとる

「睡眠のゴールデンタイムＰＭ１０：００～ＡＭ２：００」というのを聞いた事はありませんか？実はこの時間は「お肌のゴールデンタイム」でもあります。この時間に睡眠をとる事は、身体にある自律神経を整えます。この自律神経が整う事は、肌の新陳代謝を促す事になり、綺麗な肌を作る秘訣なのです。それだけではないく、肌のターンオーバーを促進（助けます）します。このターンオーバーが整う事で元気で綺麗な肌を作っていきます。

ポイント３：食事に気を付ける

意外と思うかもしれませんが、食生活はニキビを退治する際には大きなポイントになります。暴飲暴食やファーストフードといった脂分の多い食事は、ニキビを増やす要因となります。野菜が果物を適度に取る事で、身体の中からバランスを整える事は、ニキビを早く治すだけではなく、できにくい肌を作る事に繋がるのです。