痛い炎症ニキビを治したい!ニキビが炎症を起こす理由とケア法まとめ

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2. ニキビの炎症はどうして起こるの?

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そもそもニキビとは、皮膚の炎症性疾患のひとつです。そして、一般的に青年期(思春期)に顔面にできるものを「ニキビ」と呼びます。それ以外のものは「吹き出物」と呼ぶことが多いですね。ニキビはホルモンと細菌と皮脂の相互作用が原因で毛穴に炎症が起こることによって発症される、と考えられています。

つまり、「ニキビは毛穴に皮脂が詰まることで発生する」ということです。

そして、詰まってしまった毛穴の中に古い皮脂や角質などがたまり、毛穴が開いてしまい中身が見えている状態の黒ニキビ、そして毛穴が閉じている状態の白ニキビができます。

黒ニキビや白ニキビなどの初期段階から赤ニキビになる原因は皮膚にとても多く存在する「アクネかん菌(アクネ菌)」です。

アクネかん菌とは?(アクネ菌とも呼ばれています)

アクネ菌の正式名称はプロピオニバクテリウム・アクネスといい、常在菌の一種です。常在菌というのは、普段からヒトのからだに住みついている菌のことで、代表的なものには腸内細菌が挙げられます。アクネ菌も他の常在菌と同様に、善玉菌と悪玉菌が存在するといわれています。皮脂を好み、増殖する特徴があります。異常な増殖をしなければ問題はありません。

nikipedia|http://nikipedia.jp/propionibacterium-acnes-6028

アクネかん菌は酸素の少ない皮脂せんの奥などに生息してるとされています。アクネかん菌は皮脂を好むので詰まってしまった毛穴の中で過剰に皮脂を栄養として繁殖します。

そこで、アクネ菌をやっつけようと体の免疫を担っている白血球が戦ってくれることで炎症が起こってしまうと痛みを帯びるようになる、これが炎症ニキビの原因とされています。

2-1. 炎症ニキビってどんなニキビ?

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赤く腫れあがった痛々しい赤い炎症ニキビは先にお伝えしたように思春期の頃に現れやすいです。

炎症ニキビは、別名赤ニキビとも言われますが、毛穴内部でアクネ菌が繁殖し赤く炎症を起こした状態を指します。この状態が継続すると、炎症による化膿が起こり毛穴内部が破壊されてしまう可能性があります。この時にできるニキビが「化膿ニキビ」と呼ばれる黄ニキビです。

つまり、炎症ニキビは白ニキビや黒ニキビから症状が進んでしまい悪化した状態であるといえますが、ではこの炎症ニキビを治すにはどうしたらいいのでしょうか?

2-2. 炎症ニキビを治すために覚えておきたい3つのポイント

炎症ニキビをきれいに治すには3つのポイントがあります!

① ニキビに絶対触らないこと!

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ニキビの状態はどうしても気になりますよね。その気持ちよーくわかりますが、炎症ニキビは触らないことが一番大切です!

手には多くの雑菌があり、ニキビを悪化させる原因になります。また、触ることによって刺激となりニキビがさらに悪化する場合もありますので絶対にニキビには触らないでくださいね。

外部からの刺激には手で触るだけではなく、髪やメイク、マスクなどでニキビを隠すことも含まれています。

ニキビを他の人に見られたくない、恥ずかしいという思いで髪の毛でニキビを隠そうとすると髪の毛についている雑菌がニキビをこすり刺激となり肌にストレスを与えてしまい、必要以上にニキビが広がることもありますので要注意です。

また、女性の場合はメイクでニキビを隠したい時もありますよね。でも、炎症ニキビはお肌を清潔に保つことが改善の近道ですので、できる限りメイクはしない方がよいです。もちろん、仕事上メイクをしなくてはならない場合はできる限りナチュラルメイクで、そして、休日はノーメイクで過ごしてみてください。リキッドファンデーションやコンシーラーには油分が含まれているので、下地や日焼け止めの後はルースパウダーやフェイスパウダーのみ使うのもポイントです。

② 薬に頼ること!

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炎症が全然引かないのは、体の免疫システムで異常に繁殖したアクネ菌を退治することができないことを指します。ですので、アクネ菌を弱める作用のある抗生物質などを服用することも、炎症ニキビを治すにあたり重要なステップです。

少しニキビができた時にすぐに薬に頼ってしまうと逆にニキビができやすくなってしまったり、本当に必要な時に聞かなくなってしまう場合もありますので、薬は炎症ニキビの症状がかなりひどい時など、本当に薬が必要な時にのみ頼ってくださいね!

③ 洗顔しすぎないこと!

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ニキビは皮脂の分泌が増えることによって発生する、と間違った情報をお持ちの方がいるようです。

もう一度お伝えしますが、思春期にできるニキビは皮脂が多いからできるのではなく、「ニキビは毛穴に皮脂が詰まることで発生する」のです。

大人ニキビはどちらかというと「乾燥」が原因で起きると言われています。

ですので、1日に何度も顔を洗ったり、アクネ菌を殺菌する目的の洗顔料(お肌への刺激が強いもの)を使用する方もいますが、これもやめましょう!

皮脂を落としたいがために鏡を見る度に洗顔をし続けてしまっては、本来肌が必要としている皮脂までも落としてしまい、乾燥が進んでしまいます。その結果、ニキビを治すどころか悪化させてしまう原因にもなります。

また、アクネ菌自体が悪いのではありません。アクネ菌が「異常に繁殖すること」が悪いのです。アクネ菌は先にお伝えしたように常在菌で通常は肌にとって良い働きをしてくれます。ですので、アクネ菌を殺してしまうことは正しいニキビケアではありませんので注意しましょう。

洗顔時は「ふんわり泡」で優しく顔を洗ってくださいね!

2-3. 炎症ニキビにはビタミンやミネラル摂取が効果的?

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上記に挙げた3つのポイントの他に、炎症ニキビを治す方法として「ビタミンB2やミネラルの亜鉛を摂取すること」が効果があるとされています。

ビタミンB2には代謝を促す作用があり、肌のターンオーバーの促進・皮脂の過剰分泌の抑制・コラーゲン生成のサポートをする働きがあります。

また亜鉛にも皮膚のターンオーバーのサポートに関係のあるミネラル類を含まれています。亜鉛はタンパク質の合成に関わる酵素に不可欠な存在だといえます。ミネラルにはホルモンバランスの調整・抗酸化作用・代謝のサポートをする働きがあります。

ビタミン おすすめ食材
ビタミンB2 豚レバー・ハツ・サバの開き干し・大豆製品・乳製品など
亜鉛 生カキ・牛肉・卵黄・焼きたらこなど

実はビタミンB2は体内に蓄積できない特徴、そして亜鉛はニキビ予防にも効果が期待できるという特徴があります。仕事などで忙しく、食生活が乱れがちな方や、食事としてこれらを摂取するのが難しい場合はサプリメントで摂取しましょう。


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