ホットヨガの効果3つを大解剖！ヨガとの違いは？なぜ痩せるの？

36〜40℃というホットヨガの設定温度は、筋肉が一番ほぐれ、しなやかに動かすことのできる温度とされています。ですから、体が固い人や、運動が苦手な人でも比較的楽にヨガのポーズをとることができ、筋肉を痛めることも少ないのです。

また、55〜60％という湿度は、汗をかくことと、その汗が蒸発することのバランスが最も良い湿度とされています。だから高温多湿でも苦しくなく、爽快感が味わえるのですね。

つまりホットヨガは、ヨガを最も効率的に行うことができ、尚且つヨガの効果を最も高めることができる運動と言えるでしょう。

2.ホットヨガの効果①「何と言ってもデトックス！」

ホットヨガといえば、大量の汗！汗をかくことでデトックス効果が期待できます。詳しくご説明していきましょう。

2.1.汗をかくことのメリットとは

現代はエアコンの効いた部屋にいることが多く、汗をかく機会が減りました。汗をかかないと汗腺が衰え老廃物が排出されず、体内に溜まってしまうのです。老廃物が溜まっていると、内臓の消化吸収などの機能も衰え、脂肪を溜め込みやすい、太りやすい体になってしまいます。

ホットヨガで大量の汗をかくと、余分な水分を排出できるだけでなく、体の中に溜まった老廃物の排出にもつながります。老廃物が排出されると、体の新陳代謝が高まって痩せやすい体になるほか、毛穴に詰まっていた皮脂や汚れも一緒に流されるため、美肌効果も期待できるのです。

2.2.自律神経を養い、心身健康に

自律神経とは、意思とは関係なく、心臓を動かしたり、内臓を動かして食べ物の消化・吸収をしたり、体温を調節したりする神経のこと。汗をかくのは、暑さを感じると自律神経が働いて、体温を下げようとするためです。自律神経は交感神経（活動・緊張・ストレス時に優位）と副交感神経（休息・リラックス時に優位）からなっており、双方のバランスが保たれて初めて、健康な心と体が維持できるのです。

しかし、上でも述べましたが、現代はエアコンが普及して、いつでも快適な温度の中で暮らすことができます。体温調節をする必要がなくなった結果、自律神経の働きが鈍くなってしまうという問題が生じています。自律神経がうまく働かないと、適切に汗をかけずに熱中症になりやすくなったり、冷え性になったりと、様々な悪影響がでてきてしまいます。

ホットヨガで汗をかくことは、衰えている自律神経の機能を鍛え、正常に働かせることにつながります。

2.3.頑固な便秘もスッキリ！

排泄は最も身近なデトックス。体内に溜まっている老廃物の75％が便とも言われています。

そもそもなぜ便秘がダイエットの大敵と言われるのでしょうか。
便が溜まってお腹がポッコリ出てしまうだけではありません。腸内に便が居座っていると毒素がたまり、悪玉菌が増えて腸内環境が悪くなります。すると体に必要な栄養の消化吸収がスムーズに行われなくなり、余分な脂肪を溜め込みやすくなってしまうのです。

ホットヨガに関する口コミの中には、便秘が解消されたという意見が非常に多く見られます。

ホットヨガが便秘を解消してくれる根拠は3つ。

1つ目は、ヨガのポーズで正しい姿勢を保つことによって体の歪みが整い、内臓の位置が正されること。

2つ目は、ヨガでインナーマッスルを鍛えることによって、排泄に必要な筋肉も強くなり、便を外に出す力が養われること。

3つ目は、汗をかき、その分水分を摂取しながらホットヨガを行うと、体内の水分の循環が良くなり、便にも適正な量の水分が行き渡ることによって排泄しやすくなること。

このようにホットヨガを行うと便秘が解消され、体の中からスッキリすることができるのです。

3.ホットヨガの効果②「基礎代謝アップで脂肪燃焼」

基礎代謝とは、何もしなくても、生命維持のために消費されるエネルギーのこと。1日の総消費エネルギーのうち約70％を占めています。ですから基礎代謝を上げられれば、ダイエットに有効ということですね。