ゲンタシン軟膏は様々な皮膚のトラブルに効果を

3.ゲンタシン軟膏の副作用

ゲンタシン軟膏は塗り薬タイプの外用薬なので、内服薬タイプの抗生物質に比べると比較的副作用は少ないです。それでも多少の副作用はありますので、注意が必要です。

3-1.かゆみ・赤み・腫れなどの副作用が発生する

ゲンタシン軟膏には、これらの副作用があります。

• かゆみ
• 赤み
• 腫れ

これらの症状は、何日かすると引くことが多いようですが、あまり続くようなら使用を中止し、医師に相談しましょう。

体は温まると毛細血管が広がり、かゆみや赤みが出やすくなります。保冷剤などで冷やして、絶対にかいたりしないようにしましょう。

他に、ゲンタシン軟膏を長期間使用した場合の副作用として、耳鳴りやめまい、場合によっては難聴や腎障害を起こす恐れがあるといわれています。そのような場合もすぐに医師に相談することが大切です。

3-2.使用しない方が良い場合

下記に当てはまる場合は、ゲンタシン軟膏の使用は控える、または医師に相談をしましょう。

• 前にゲンタシン軟膏を使ってかゆみや発疹等の皮膚疾患があった。
• 腎障害・肝障害がある。
• 妊娠中・妊娠している可能性がある。
• 他に使用中の薬がある。

3-3.長く使いすぎない

ゲンタシン軟膏は、長く使い続けることで効果が薄れてくる可能性があります。これはニキビの原因菌（アクネ菌など）が抗生物質に「耐性」をもつようになり、薬が効かなくなってしまうのです。

また、中途半端に使用することでも「耐性菌」が生じやすくなります。炎症がある程度落ち着いたからといって、自己判断で薬をやめてしまうと、炎症がぶり返して菌が増加し、それと共に耐性菌を生じやすくなるので注意が必要です。