ゲンタシン軟膏の効果とは？ゲンタシン軟膏の使い方とその注意点

8.まとめ

病院で処方される皮膚感染症の薬「ゲンタシン軟膏」は、切り傷やニキビ、やけど、とびひ、おでき、股擦れやヘルペスにも効果があり、広く使用されています。主成分はゲンタマイシン硫酸塩で、抗菌作用がある抗生塗り薬となります。また、ステロイドは配合されていません。

多くの症状に効果がありますが、「細菌に感染して化膿している」もしくは「化膿を防止するため」に使用しますので、化膿していない白ニキビや水虫などの症状には効果はありません。

ゲンタシン軟膏は抗生物質なので、長期間使用すると体内に耐性菌ができて効果がなくなります。長い期間使用するのは避けて、過去にゲンタシン軟膏やアミノグリコシド系抗生物質を使用してアレルギー症状の出た人は使用しないでください。

ゲンタシン軟膏は塗り薬なので副作用は少なく、痒み、発疹、発赤、腫れ、水疱、まれに腎障害、難聴の症状が出ることもあります。このような症状が出た時はただちに使用を中止しましょう。

薬局などで手に入る代用薬としては、抗生物質とステロイドが配合された「ドルマイシン軟膏」や「フルコートf」、２つの抗生物質が配合され、ステロイドは配合されていない「テラマイシン軟膏a」などがあります。