ディフェリンは本当にニキビに効果あり?気になる副作用は?

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6 ディフェリンには強い副作用があるって本当?また使い方の注意点は?

出典 | o-dan 

6-1 ディフェリンの使用で現れる副作用

ディフェリンはニキビ改善効果も高いですが、反面さまざまな反応を全部合わせると、使用した人のうち約8割に何らかの副作用が出るという報告があります。それは主には以下のようなものです。

6-1-1 半数の人に乾燥

ディフェリンは角質を薄くして毛穴を開くメカニズムです。それが皮膚全体にも作用してしまい、顔の皮膚の角質層全体がが薄くなり、皮膚の内部の保水機能が低下することで、皮膚が非常に乾燥します。

6-1-2 半数の人に皮膚のヒリヒリ感

角質層が薄くなると、外部の異物や刺激から皮膚を守るバリア機能も低下します。それによって、化粧水などが普段は浸透しない皮膚の奥深くまで入ってしまい、それが刺激となってしみてしまい、ヒリヒリすることが起こります。

6-1-3 3割の人に落屑(らくせつ)

落屑とは、日焼けした皮膚がぽろぽろとはがれてくるように、皮膚がはがれる症状です。角質層が薄くなることで、ターンオーバーのサイクルが早まり、十分に成長しない角質が押し出されてはがれ落ちるのです。

6-1-4 2割の人に皮膚の赤み

角質層が薄くなることで、真皮にある毛細血管の血液の色が皮膚の上から透けて見えたり、さらには毛細血管自体が拡張してより赤みが強くなって、赤ら顔のようになることもあります。見た目のトラブルではありますが、皮膚の機能自体には悪影響はありません。

6-1-5 1割の人にかゆみ

これも角質層が薄くなってばバリア機能が低下し、外部刺激に対して皮膚が反応することで起こります。かゆいからと言って掻くことはやめましょう。

6-2 副作用が出たらどうしたらいいの?

ディフェリンは強い薬なので副作用は残念ながらほとんど避けられません。しかし、基本は2週間もすると治まるものなのでできれば我慢して使い続けるほうがいいと言われています。

しかし、やはり耐えられないようであれば、皮膚科医に相談したうえで、1日1回の使用を、慣れないうちは3日に1回、2日に1回と頻度を落として使用し、皮膚が慣れてきたら毎日の使用に切り替えましょう。

6-3 そのほかに懸念される副作用のウワサとは?

そのほかネット上では、ディフェリンについてさまざまな副作用のうわさが流れています。

たとえば、アダパレンの副作用として、胎児に先天性奇形を起こす可能性があるため、妊娠中や妊娠を望んでいる女性は使用を控えるようにすることや、安全性が確認されていないので、12歳以下の子供には使用しないように指導されてる点などです。

どこまでが本当に正しいのかは、医師会でも統一した見解は出ていませんが、いずれにしても、ディフェリンを使用するときには皮膚科医や薬剤師の指導をしっかり守るようにしてください。

6-4 副作用を避けながらディフェリンのニキビ改善効果を上げるポイント4つ

副作用の存在も否定できませんが、しかしニキビ改善効果が実際にあるのもディフェリンです。であれば、もちろん最終的には自己判断するしかありまぜんが、ある程度我慢しながら、できるだけ副作用の起きない方法をとって使用するしかありません。以下では、そのような使い方のポイントを4つ挙げています。

6-4-1 保湿化粧品をしっかり使う

薄くなった角質層によってバリア機能の落ちた皮膚のバリア力を化粧品で補う必要があります。そのためには、まず何といっても乾燥が皮膚の大敵ですので、セラミドなどが配合されている化粧水、乳液などをたっぷりと使って、皮膚の保湿をすることが重要です。その際に使用する化粧水、クリームは、低刺激でノンコメドジェニック(ニキビができないテスト済みの化粧品)のものを選んでください。

さらには、化粧水、乳液を塗ってもすぐに蒸発していくので、その上からフタをするクリームもしっかり塗りましょう。

6-4-2 紫外線対策をしっかりとる

バリア機能が低下しているということは、紫外線に対する防御機能も落ちているということです。紫外線が皮膚の奥に入ると、さまざまな細胞を破壊し、また新たな皮膚トラブルの原因になります。ですので、外出時だけではなく、家の中にいるときでも紫外線対策はしっかりと行ってください。

UVカットクリームを塗る、外出時は日傘をさす、海などの紫外線が強いところにはいかない、などが大切です。

6-4-3 ディフェリンの使用量を守る

早く治したいとつい多めに使ってしまいがちですが、必要以上の量は皮膚に負担になって、返って症状を悪化させたり、副作用がひどくさせたりします。使用量は必ず守りましょう。

6-4-4 副作用がひどいときは、医師の判断に従って、使用法を変える

あまりにも副作用がひどくて耐えがたい時には、皮膚科医に相談してください。その判断のもと、使用量を減らしたり、2日に1回など使用頻度を減らしたり、ということを行えば、副作用も乗り切れるでしょう。


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