ギムネマの効果って？糖をカット！ダイエット効果がすごいらしい…

食事の中で、糖質は甘いものだけでなく、炭水化物や調味料などにも含まれます。ご飯を主食とする日本人は、糖質を摂りすぎる傾向がありそれは肥満につながってしまいます。

糖質の吸収を抑制してくれるのは、ギムネマの有効成分であるギムネマ酸によるものです。これはギムネマの葉っぱに含まれている成分です。

体の中に入った糖質は、糖の形のままではなく何度か分解されて吸収しやすい形にされてから小腸で吸収されます。分解の段階としては、「糖質（炭水化物）→麦芽糖→ブドウ糖」の順に分解されていきます。

糖質、麦芽糖それぞれの段階でそれぞれ酵素が働きますが、ギムネマ酸は麦芽糖に働きかける酵素を阻害します。そのため麦芽糖からブドウ糖になることができません。

ブドウ糖の形になれないと小腸で吸収するには大きすぎるので、なかなか吸収できなくなるんですね。その結果吸収されないまま体の外へ出ていきます。

2.2甘みを感じなくさせる

太ってしまう理由に、「甘いものがやめられない」という方も多いでしょう。そんな方にうってつけなのが、ギムネマのもう一つの特徴的な効果、甘みを感じさせなくする効果です。

この甘みを感じなくさせる効果も、ギムネマ酸が関係しています。ギムネマ酸が含まれるギムネマの葉を噛むことでも、一時的に甘みを感じなくなります。

ギムネマ酸にはブドウ糖によく似た構造の物質が含まれます。味は舌の味蕾という場所で感じますが、ギムネマのブドウ糖に似た物質が、味蕾の甘味を感じる場所に結合してしまいます。すると甘味に関する感覚が麻痺してしまいます。

ギムネマ酸は、甘みに関する場所にだけ影響します。そのため、甘み意外の塩味、苦味、酸味といった他の味覚には影響しません。

例えばギムネマの葉を1～2分噛んだ後は、10分以上味の感じ方が変わることがあります。条件によっては2時間ほど味の感じ方が変わることもあるそうです。

2.3脂肪を蓄積しにくくする

ギムネマには中性脂肪を体に蓄積しにくくする働きもあります。

糖の吸収を阻害すること自体も、脂肪の蓄積を予防することにつながります。糖の吸収を抑制すれば、血糖値の上昇を抑えられます。するとインスリンが余計に分泌されなくなるので、余計な脂肪の蓄積をしなくなります。

またギムネマの働きは、摂り過ぎた糖を中性脂肪として蓄積されにくくする働きもあります。ギムネマ酸が糖の吸収を阻害することで、糖を体の外に出すため、肥満を予防できるのです。

2.4便秘解消効果も

不規則な生活や、栄養の偏り、排便習慣などによって便秘になってしまう人も多いです。まだ、ダイエットで食事の量を減らしていると便になる材料が不足してしまって便秘になり、ダイエットに悪影響になってしまうこともあります。

便秘になると基礎代謝が落ち、肌のトラブルも起こりやすくなってしまいます。

ではどうしてギムネマで便秘解消効果が期待できるのでしょうか？それは、小腸で吸収されなかった糖が関係しています。

ギムネマの作用によって吸収しやすい形に変形されなかった糖は、小腸を通過して大腸に進んでいきます。

この大腸にまで進んでいった糖は、大腸で食物繊維と似た働きをしてくれます。食物繊維と同じ働きをする糖は、便の量を増やしてくれるので便秘を改善してくれます。

また、吸収されなかった糖は大腸で善玉菌のエサとして役立っているともされています。腸の中の善玉菌が優勢に働くことで腸内環境が改善し、栄養の吸収力を高めてくれますし、便秘になりにくくしてくれます。

3.ギムネマの効果的な摂り方

では、ギムネマはどんなふうに摂るのがダイエットに適しているのでしょうか？ ギムネマはお茶やサプリメントなど色々な形で摂ることができますが、ただ摂取すればOKというものでもありません。

きちんとギムネマの働きをダイエットに生かすには、タイミングなども考えて飲まなければいけません。そんな効果的なギムネマの摂り方について解説します。

3.1タイミングは食前が最適

ギムネマを摂取して最大限ダイエットに生かそうとしたら、「食事の前」が最も良いタイミングです。食事の20分ほど前にギムネマを摂取してあげましょう。

やはりギムネマの大きな効果としてあるのが、糖質の摂取を抑制してくれる効果です。そのためには食事に関係したタイミングで飲まなければいけないのは分かると思います。

食事の内容まるごとギムネマの効果を発揮したいと考えたら、ギムネマを先に体の中に入れておくのが効率的です。ギムネマの効果があるところに糖質が入ってきて、その吸収を抑えてくれるのがよいです。

ですので、食事の前にギムネマを摂取することをおススメします。これならば1回の食事まるごとギムネマの効果を発揮できます。
※ちなみにギムネマの「1回の摂取目安量は400ｍｇ」です。お茶やサプリメントなど色々な形があると思いますが、含有量をしっかりと確認した上で、この目安量を考えてみてください。

3.2食後に摂ってもいい理由

食前に摂るのが最適と書きましたが、逆に食後にとっても良い理由があります。もちろん食後に摂るのはダイエットとしては最適な方法ではありません。けれどもどうして食後に摂ってもOKなのでしょうか？

例えば、ウーロン茶などは脂肪の吸収を抑える効果があるとして、油の多い中華料理と一緒に提供されることが多いです。そのウーロン茶は料理と一緒にいただきますよね。

けれどもギムネマはたとえお茶の形でも料理と一緒にいただくことはおススメできません。

その理由は、ギムネマを摂ると甘味を感じにくくなってご飯が美味しくなくなるためです。ですからお茶の形であってもご飯と一緒に摂ることはおススメできません。また食前にギムネマを摂った場合でも、このご飯が美味しくなくなるということが起こる可能性があります。

そんな場合には、食後にギムネマを摂るのも一つの方法です。食事で摂った糖質すべてにギムネマの効果を及ぼすとまではいきませんが、ある程度は糖質の吸収を抑制できます。
もしかしたら、「ごはんが美味しくなくなるならダイエットになっていいじゃない！」と思う方もいるかもしれません。

けれどもそうなると、ギムネマによって糖質をカットする効果でダイエットするというよりも、食べないでするダイエットに近くなります。食事の量を減らすなどして行うダイエットは、栄養が偏ったりリバウンドをしたりと、結果的に意味がなくなることが多いです。

出来れば美味しくご飯を食べて、その上で糖質カットでダイエットができる方が、失敗もしにくく健康的です。
また、つい食事の後にデザートを食べてしまうという人にも、食後のギムネマ摂取は効果的です。食後、デザートを食べる前にギムネマを摂ることでデザートを美味しく感じなくなれば、必要以上に甘いものを摂らなくてもよくなります。

もし味覚が戻ってからデザートを食べたとしても、タイミングによってはデザートの糖質吸収を抑制できます。

3.3間食断ちならスイーツの時間をねらって

肥満や体重がなかなか減らない原因が、「間食」にあるという方もいるでしょう。そんな人は間食をしたくなるタイミングを狙ってギムネマを摂るとよいでしょう。

3時になるとどうしてもおやつが食べたくなるという方は、おやつを食べる前にギムネマを摂取しましょう。