2.マラセチア菌はデコルテニキビだけじゃない!
出典 |livedoor news
マラセチア菌が原因でニキビが発生する場所はデコルテだけでなく、胸・背中・二の腕・肩などです。その理由は、顔以外の身体の部位で皮脂の分泌が多い箇所になります。
実は、マラセチア菌は、カビの一種なのです。ニキビができる人に菌がいるわけでなく、誰にでもいるカビの常在菌です。
デコルテニキビと顔ニキビは、原因菌が違いますが、ニキビのできるでき方は、殆ど変わりがないということです。
デコルテニキビができる原因は、デコルテ部分の皮脂が豊富にあるため、皮脂をエサにしてマラセチア菌が増殖して、赤ニキビ・黄ニキビを発生させます。
マラセチア菌は、増殖するときに皮脂を分解して遊離脂肪酸をつくるのです。そして遊離脂肪酸が酸化を起こし毒性のある過酸化物質ができることで、皮膚に炎症を起こし、赤ニキビ・黄ニキビとなるのです。
マラセチア菌は、脂が好物な菌であるため、皮脂線に潜み増殖する特徴があります。マラセチア菌は嫌気という酸素を嫌う性質を持っています。そのため、特に角栓が詰まった酸素が入ってきにくい毛穴を好んで増殖します。
このように、菌が原因で増えることで、炎症を起こすプロセスは、顔ニキビと同様ですが、顔ニキビは放っていても自然に治るのですが、デコルテニキビのマラセチア菌は自然に治らない特徴があります。
さらに、マラセチア菌が原因のデコルテニキビは、顔ニキビに比べて痛みやかゆみが少ない特徴があります。
2.1ニキビの原因菌は違うけどニキビができる根本は同じ!
これまでの説明で、デコルテニキビの原因は、マラセチア菌が直接の原因であるのですが、マラセチア菌を増殖させてしまう原因は、角栓や皮脂の分泌が過剰になるからです。
マラセチア菌の栄養源は皮脂であるため、デコルテに皮脂が多いほどデコルテニキビが発生しやすく増えやすいということです。
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