トクホに含まれる『難消化性デキストリン』のホントの効果

この他にも、さまざまな成分がありますが、どの成分も健康には大切なものになります。

トクホ（特定保健用食品）は、医薬品ではありません。

摂取することで病気の治療にはなりませんのでご注意ください。

もちろん、病気などの治療を受けている方は、担当医師にトクホ商品を摂取していいのかどうかのご相談をしてください。

自分の体の状態をよく確認した上で、適した成分が含まれている食品を摂取することをオススメします。

6-3難消化性デキストリンが含まれている食品

最近は、さまざまな『難消化性デキストリン』入りの商品が出ています。

代表的なものからご紹介させていただきます。

＜アサヒのトクホ＞

・三ツ矢サイダーW（ダブル）

・アサヒ 食事と一緒に十六茶W（ダブル）

・「健茶王」すっきり烏龍茶

・「健茶王」香ばし緑茶

・「健茶王」黒豆黒茶

・アサヒ ファイバー７５００

＜キリン＞

・メッツコーラ

・メッツ スパークリングレモネード

＜コカ・コーラ＞

・からだすこやか茶W

＜サントリー＞

・ペプシスペシャル

＜大正製薬＞

・大麦若葉青汁（粉末タイプ）

＜小林製薬＞

・イージーファイバー（粉末タイプ）

＜大塚製薬＞

・賢者の食卓（粉末タイプ）

ほかにも、さまざまあると思いますが、くれぐれも糖質が多い商品に含まれている場合は、商品の過剰摂取には気をつけてください。

大量に摂取することで、効果がなくなってしまう可能性が高くなりますので充分に注意してください。

7.難消化性デキストリンの副作用や危険性

『難消化性デキストリン』は、トクホ（特定保健用食品）として認められていることからもわかるように、成分そのものに関しては、全く問題なく、むしろ、健康によいということは証明されています。

しかし、体にいいからといって、大量に摂取したり、常用している薬の成分との相性を知らずに摂取してしまうと、効果が得られなくなることもあります。

正しい分量や摂取方法を守って、体のバランスを整えていきましょう。

7-1難消化性デキストリンの副作用

基本的には、トクホ（特定保健用食品）にも指定されているため、過剰に摂取したりしなければ問題はないとされています。

『難消化性デキストリン』そのものに関しては、食材に含まれている食物繊維同様、とうもろこしに含まれている自然の成分からできているので、素材自体には害はありません。

たまに、人によっては、おなかがゆるくなってしまったり、おなかが張ってしまったり、おならが出るようになったりという症状が出ることはあります。

腸内を整える作用から、起こりうる症状として認識しておいたほうがいいかもしれません。

7-2難消化性デキストリンの危険性

『難消化性デキストリン』は、水溶性食物繊維で食物繊維の性質を持つため、過剰に摂取すると、人によっては、不調の原因になってしまうこともあります。

普段から、おなかの弱い方などは、『難消化性デキストリン』を摂取しすぎると、便がやわらかくなりすぎて、下痢や腹痛などを引き起こす可能性もあります。

様子をみながら少しずつ摂取を試みてください。

『難消化性デキストリン』の成分そのものには、全く危険性はありませんが、ダイエットで「簡単に痩せられる魔法の粉」のような扱いで、大量に飲むことはオススメできません。

そもそも、「簡単に痩せられる魔法の粉」なんてものがこの世にあったら、みんなそれほど苦労はしていません。

『難消化性デキストリン』はやせる粉ではなく、腸内環境を整える食物繊維として考えたほうがいいでしょう。

宿便がたまっていたり、便秘がちな人にとっては、それが解消されることで体重が変化したり、やせられる場合もあると思います。

口コミからもわかるように、体重を落として痩せるというよりも、体内を健康にして、自然と体のバランスが保てるようになり、痩せやすい体に近づける方法のひとつとして、摂取されるほうがいいのではないかと思います。

食物繊維としての認識のもと、摂取することをオススメします。

8.まとめ

最初は『難消化性デキストリン』って、もしかして体にあまりよくないのではという不信感が正直ありました。

しかし、うわさや口コミは、それぞれの人が思ったこと、感じたことを自由に書いているものがほとんどです。

決して悪いことではありませんが、それを全て鵜呑みにしてしまうのも危険な気がします。

摂取する方法を知らずに、体にいいから！健康になれるから！ダイエットになるから！という単純な思いから、必要以上に摂取している可能性もあるので、一概に、体重が減らなかったからダメだとか、体にはよくないということではないと思います。

あくまで、健康のための成分であって、多量に摂取していいわけではないことを念頭に置いていれば、大きなトラブルは解消されると思います。

成分の性質をよく理解した上で、タイミングや摂取方法を知り、適切に摂取することが重要です。

人の体は、顔と同じで、同じ人はひとりもいないと思います。

それぞれ、自分の体のことも理解し、いたわってあげた上で、足りていない必要な成分を体に補給してあげたほうが、より効果があらわれるのではないでしょうか。