3 アクネラインがニキビに効くという美容理論は新しいか?
出典 | o-dan
とはいえ、時代を切り開いてきた天下のクリニークですから、これで済むはずはありません。もう少し詳しく美容理論を見ていけば、新しいニキビ対策のソリューションがあるはず。
そういう観点で、アクネラインがニキビにどういうメカニズムで効果を発揮するようになっているのか、もう少し詳しく見てみます。
3-1 「洗う」:マイルドな泡で肌を乾燥させずに毛穴詰まりを防ぐ
プッシュタイプのボトルから出ているフォームタイプの薬用洗顔料が毛穴の汚れを落とし、殺菌剤を配合しているので合わせてアクネ菌を殺菌し、毛穴の奥でのアクネ菌の増殖と化膿を防いでニキビを作らせません。
ただし、泡の「もち」はよくなく、泡洗顔をするのには苦労しそうな感じ。脂を落とす力と、香りはきつめ(クリニークなのに?)
3-2 「除く」:古い角質を取り除き、明るく、なめらかな肌に
毛穴詰まりを防ぐ目的で投入されたのが、拭き取りタイプの角質ケアローション。サリチル酸が入っているということは、ピーリング効果を期待してのことだろうと推測されます。このピーリング剤が角質を柔らかくして、その後のふき取りで古い角質を除去させる、というメカニズム。
ちなみに、ピーリングを角質の除去のみのために行うのではなく、それによって肌を刺激し乱れたターンオーバーの正常化を図って、過角化(角質が硬くなって毛穴をふさいでしまう)を防ぐ、というのは、プロアクティブ以降のニキビ対策スキンケアのトレンド理論です。
また塩化ベンザルコニウムは殺菌剤なのでニキビの原因になるアクネ菌を殺菌する効果が期待できます。過剰な皮脂を吸収するオイル吸収パウダーも配合。
3-3 「潤す」:ニキビができにくい清潔な肌に整える
ベタつかず、すばやく肌になじむ薬用乳液でニキビ肌を優しく保護。サッパリ系のミルクで保湿を行うということで、この保湿をしっかりするというのもニキビケアの基本中の基本。ただしサッパリ系だと、かえってニキビケアとしては物足りない可能性も。
以上が分かった範囲の美容理論です。
ここまでの少ない情報で判断するのも早計ですが、少なくともここから読み取れるものとしては「ニキビケアの美容理論は全く新しくない」ということです。クリニークが満を持して投入したアクネラインにしてはびっくりするくらい、すでに売れているニキビケア商品の「後追い」です。
特に洗顔のあとにピーリングを持ってくる、というのはもうかなり陳腐な製品設計です。他の後追いメーカーでさえ、「ビーリングのピリピリする肌への刺激を和らげるためのビタミンC美容液」を間に挟むなどの工夫をしているのに(効果があるかは別にして)、そういう工夫もありません。
発売のタイミングが随分遅いので、かなりの時間をかけてニキビケアを研究したのかと期待しましたが、そうでもなさそうです。
これでは、ニューヨークのエスティ・ローダーが「日本じゃニキビケアが売れているそうじゃないか。いっちょ、うちでも出してみるか」というノリで安易に出したという勘繰りさえしたくなるほどです。
とはいえ、化粧品に限らず、すべての商品は最終的にはユーザーがその効果を評価し、その商品価値を決めていくべきもの。
ですので、次のセクションで1品1品の簡単な紹介と、その口コミを検証しながら、「理論は古いけれど、実はユーザーは非常に満足している」のかもしれない、ということを検証します。
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