ニキビは青春のシンボルと呼ばれてもいますが、悩んでいる人にとってはそんなにポジティブに受け止められない大問題です。
ましてや、20代を過ぎて成人になってから、いわゆる「大人ニキビ」に悩む人は、一刻も早く、どんな方法を使ってでも治したい肌トラブルでしょう。
日本でも化粧品メーカーがニキビ専用のクリームやニキビ治療薬などを販売していましたが、本格的にニキビを治すことをコンセプトに市場へ投入されたのが、アメリカ発のプロアクティブというスキンケアです。これは爆発的にヒットし、日本のほかのメーカーも追随しましたが、その牙城を崩すには至っていません。
そんな時に登場したのが、無香料の元祖ともいえる、メガブランド・クリニークです。クリニークのアクネラインがそれで、いよいよ満を持して市場投下という感じです。
ここでは、そのクリニークのアクネラインがどういう商品なのか、どういう美容理論でニキビを治そうとしているのか、そして実際に使った人の口コミはどうなのか、ということを「公平な」目線で検証し、クリニークアクネラインの実力を明らかにしていきます。
目次
1 クリニークという化粧品ブランドの歴史と特徴
1-1 クリニークというブランドの起原は、医師とのコラボレーションから
1-2 クリニークのブランドコンセプトは「安全志向」
3 アクネラインがニキビに効くという美容理論は新しいか?
3-1 「洗う」:マイルドな泡で肌を乾燥させずに毛穴詰まりを防ぐ
3-2 「除く」:古い角質を取り除き、明るく、なめらかな肌に
3-3 「潤す」:ニキビができにくい清潔な肌に整える
4 アクネラインの各アイテムの詳細説明と口コミから見てみよう
4-1 アクネ クリアリング ジェル
4-2 アクネ クラリファイングローション(医薬部外品)
4-3 アクネ フォーム クレンジング(医薬部外品)
4-4 アクネ オールオーバークリアリング トリートメント(医薬部外品)
4-5 アクネ クレンジング ジェル(医薬部外品)
4-6 アクネ カバーアップ リキッド(医薬部外品)
4-7 アクネ オイル コントロール クレンジング マスク(医薬部外品)
4-8 アクネケア トライアルセット
6 日本のニキビ専用化粧品とのコスパ比較
6-1 プロアクティブ
6-2 NOV ACアクティブ
6-3 オルビス クリア
1 クリニークという化粧品ブランドの歴史と特徴
出典 | o-dan
そもそも、意外に日本の若い女性にとってはクリニークというブランドは、百貨店に入っている海外化粧品のひとつにすぎないのかもしれませんが、その登場時には非常にインパクトのある画期的なブランドでした。
その精神がアクネラインにも反映しているかもしれませんので、まずそのクリニークというブランドの起原と歴史、基本的なコンセプトとポリシーを押さえておきます。
1-1 クリニークというブランドの起原は、医師とのコラボレーションから
■ 最初は雑誌の記事から始まった
クリニークは単独の会社ではなく、ニューヨークに本拠を置く、エスティローダーグループのブランドです。
もともとのブランド創設の起原は、1967年、雑誌「VOGUE」で、「美しい肌は作り出すことができるのか?」という記事で、「VOGUE」の編集者キャロル・フィリップスと、アメリカで著名な皮膚科専門医ノーマン・オラントラック博士が、日々のスキンケアの重要性について説いたところから始まります。
そのころは、今からは信じられませんが「肌の美しさは遺伝的なもの」という考え方が一般的で、それに対してオラントラック博士は「美しい肌は自分の意志でつくり出せる」と断言し、今では普通のことですが、当時としては画期的「角質ケア」などが紹介され、センセーショナルな話題となりました。
この記事を読んだエスティ・ローダーの創設者の息子の嫁であるエヴリン・ローダーが、自社に新たなブランドを創設することを企画し、1968年8月、フィリップスを社長、オラントラック博士を顧問皮膚科医に迎え、その2人3脚で「クリニーク」を誕生させました。
これは、世界初の低刺激性で、かつ皮膚科医の指導のもと研究、開発されたという意味でも極めて新しいコンセプトの化粧品でした。今でいう、ドクターズコスメの先駆的なブランドというわけです。
■ 日本でも独自のブランド戦略と、販売促進を展開。台風の目に
クリニークはその後1978年に日本に上陸、それまでの日本にはなかった独自のビジネススタイルで展開しました。
百貨店の売り場のカウンターデザイン、広告プロモーション、カウンセリング方法、販売員の制服すべてを、「ザ・クリニーク」という観点で展開したのです。
中でも、わかりやすところで言うと、クリニークという「クリニック(病院)」を連想させるブランド名、そして販売員のユニフォームが看護師のような白い研究着(その当時のほかのメーカーは紺か黒のスーツが普通)は、いかにも「医者が開発した化粧品」ということが伝わってきて、斬新でした。
また、店頭で皮膚科の問診票をベースにした「クリニーク コンピューター」と呼ばれるツールで肌診断を行い、顧客の肌に適したサンプルを無料で配布する、ということもそれまでの日本には全くなかった販売方法でした。
ですので、クリニークはドクターズコスメの先駆的なブランドであり、かつては画期的な美容理論と販売手法とブランド戦略を持った最先端のブランドだったのです。
そのクリニークがアクネラインを投入ということですから、いやが応にも期待が膨らむというものです。
1-2 クリニークのブランドコンセプトは「安全志向」
さて、アクネラインの話に移る前にもう1つ、クリニークのトータルとしての共通したブランドコンセプトと商品特徴を押さえておきましょう。これもおそらくはアクネラインに反映されているはずです。
■ 徹底したアレルギーテストを実施し、超・安全な処方を目指す
クリニークは商品開発のプロセスの中で、600名×12回の、計7200回のアレルギー テストを行っています。
これは今でこそ「アテスト済み」という商品が当たり前になっている中、当時としては画期的でした。そしてそのうち1回でも、アレルギー反応が出た場合は、処方を変更するという方針を貫いています。
それくらい、肌に安心して使える商品を出していく、というのが1つの大きな柱なのです。
■ 無香料であることにも、他に先駆けて取り組む
海外ブランドの化粧品というと、香料がたくさん入っていて匂いがきつい、という印象がありますが、その中でクリニークは無香料を貫いて言います。
これは「香料は、アレルギーを起こす可能性があり、そのアレルギー反応は刺激となって、さらに肌にダメージを与える可能性がある」という考えのもと、すべてのクリニーク商品に共通して取られている考え方です。
そういうわけで、クリニークは、フレグランス製品を除くすべての製品に、人工香料の添加やマスキング(原料臭を消すための香料の添加)をしていません。
この2つが、製品としてのクリニークの大きな柱です。今ではある意味、どのような化粧品でも当たり前になってきている方針ですが、当時としては画期的でした。
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