ストレスを受けると自律神経の働きが悪くなり、「腸内環境」が悪化します。それだけでなく、腸内では菌が悪い活動を始めます。反面、「腸内環境」を改善すると、対ストレス性の向上が期待できます。
前述の通り、「腸は第二の脳」ともいわれ、緊張したりストレスを受けたりすると、「腸内環境」が乱れて便秘や下痢になることがあります。なぜ、ストレスを受けると「腸内環境」が悪くなるのでしょうか。そこには、ストレスと菌の意外な関係が隠されていました。
新しい仕事を始めたり、慣れない旅行などに行くと、急にお腹の調子が悪くなることがあります。実は、腸は精神状態と直結していて、ストレス症状が現れやすい器官なのです。
腸の動きは自律神経に左右されています。自律神経には、アクセル役の交感神経とブレーキ役の副交感神経があり、リラックスしている時は副交感神経が優位で、腸も活発に動いています。ストレスを受けた時の自律神経は、交感神経が活発になって、腸の動きも悪くなるので、「腸内環境」が悪くなるのです。
また、最近の研究では、「脳と腸」は、双方向ネットワークを組んでいて、ストレスを受けるとお互いにストレス信号を送受信するので、「腸内環境」が乱れることが明らかになってきました。
ストレスを受けると交感神経が活発になるので腸のぜんどう運動が鈍くなり、腸内細菌バランスも崩れます。下痢や便秘はもちろんですが、免疫力も低下するので、体が何となくだるく感じたり、体調を崩しやすくなります。また、自律神経の働きも乱れているので、ちょっとしたことで落ち込んだり、イライラしてきて、精神状態も不安定になりがちです。
生活リズムや食生活の乱れていると、こうしたストレスを受けやすくなります。ストレスに負けないからだをつくるには、バランスの取れた食事、良質な睡眠、適度な運動は欠かせません。中でも特に重要なのが睡眠です。
睡眠中は、脳から緊張をほぐしたり、嫌な記憶を忘れさせてくれるホルモンが分泌されて、心とからだをメイテナンスしてくれます。遅くても夜12時までにはベッドに入り、6時間から7時間眠れば充分と言えます。
4-2 「腸内環境」改善の体全体への影響
前項で個別に効果を見ていきましたが、体全体として捉えると、「腸内環境」を改善することは、体をまさに健康体へと導くものである、ということです。
健康増進のためには様々な観点がありますが、「腸内環境」の改善は、その有効な手段の一つである、と言えます。
5.「腸内環境」改善を睨んだ「青汁」の効果
さてここからは、「腸内環境」改善のための方法の一つとして、昨今話題の「青汁」に注目して考えてみたいと思います。
5-1 「青汁」とは?
ひとくちに「青汁」と言いましても、今では様々な原材料から出来ています。主流なのはケール、大麦若葉、明日葉などとなりますが、いずれにも共通して含有されている成分があります。
様々な種類の成分が豊富に含有されており、有用性が高いと言われている背景とも言えます。具体的には、大きくわけると、ビタミン・ミネラル・食物繊維などが特に豊富に含まれます。どの成分も体に良いとされていますが、「腸内環境」の改善に大きく関係するのが、「食物繊維の豊富さ」、ということになります。
市販されている「青汁」を見てみますと、大麦若葉、ケール、明日葉、桑の葉などを原料としているものが多く、さらにはゴーヤ、モロヘイヤ、小松菜、ヨモギなどといった原料もよく使用されているようです。
これらにはどんな食物繊維が含まれているのでしょうか。文部科学省が公表している「食品成分データベース」でこれらの食物繊維の量を調べてみましょう。
以下は100g中の量になります。
・ヨモギ:不溶性6.9g、水溶性0.9g
・モロヘイヤ:不溶性4.6g、水溶性1.3g
・明日葉:不溶性4.1g、水溶性1.5g
・ブロッコリー:不溶性3.7g、水溶性0.7g
・ケール:不溶性3.2g、水溶性0.5g
・ほうれん草:不溶性2.1g、水溶性0.7g
・ゴーヤ:不溶性2.1g、水溶性0.5g
・小松菜:不溶性1.5g、水溶性0.4g
・大麦若葉(※):不溶性44.6g、水溶性2.6g
・桑の葉(※):不溶性45.0g、水溶性7.9g
※:山本漢方製薬発表値
以上のように、「青汁」には食物繊維が豊富に含まれているといって良いでしょう。
5-2 なぜ「青汁」で「腸内環境」が改善するか?
腸内に溜まる毒素を排出することで様々な病気を防げるといわれます。そこで、「腸内環境」を整えるために、腸に善玉菌を増やすことが良いのは、前述の通りです。
善玉菌を増やす食品といえば、乳酸菌を含むヨーグルトが有名です。しかし、善玉菌を増やす食品はヨーグルトだけではありません。ヨーグルトとタイプは違いますが、実は「青汁」も善玉菌を増やす成分が含まれています。
これは、青汁に含まれる「食物繊維」が善玉菌の繁殖を助ける役割を果たすからなのです。また、食物繊維は便通改善に効果的で便のかさ増しに効果があります。
食物繊維やビタミンCは、善玉菌増殖のサポートだけでなく、悪玉菌の抑制にもつながります。また、特にビタミンCは腸内を綺麗に掃除する役割を果たします。善玉菌の住みやすい環境作りには欠かすことのできない栄養素となります。
「ヨーグルトだとちょっとカロリーが気になる」と言って、乳酸菌を含んだ食品をあまり食べない、という人の「腸内環境」対策にも、「青汁」は効果的です。ただし、乳酸菌が腸内に定着するには、最低でも1週間はかかると言われ、規則正しい食生活はもちろん、「青汁」を継続して飲むようにすることが大切なようです。
6.「青汁」を飲んで「腸内環境」改善を目指そう!
前項で、「青汁」には「腸内環境」を改善するための栄養素が豊富に含まれている、ということが分かりました。そして、継続して飲むことで「腸内環境」がより改善され、健康増進に繋がる訳ですね。
では、市販されている具体的な商品として、何がお勧めなのか、見ていきたいと思います。
6-1 お勧めの「青汁」ご紹介
・黒糖抹茶青汁 寒天ジュレ【KOWA】
原材料:難消化性デキストリン、黒糖、ココナッツの花蜜、クマイザサ粉末、イソマルトオリゴ糖粉あめ、寒天、殺菌植物性乳酸菌末、抹茶、植物発酵エキス/ゲル化剤(増粘多糖類)、pH調整剤、ヒアルロン酸、香料、乳化剤、グレープフルーツ種子抽出物
主原料の北海道産クマイザサが持つ、食物繊維の含有量は驚異的であり、100gあたり、さつまいもの29倍、レタスの60倍と、他の野菜には敵いません。
抹茶味ベースでほんのり甘味の効いているジュレタイプの「青汁」ですので、おやつ感覚で気軽に「食物繊維」をたっぷり補給することができる優れものです。
1本あたり1.98gの食物繊維が含まれています。また、約40種類の植物発酵エキスと水溶性食物繊維の寒天&難消化性デキストリンを、
同時に摂取することで、「腸内環境」の改善に大いに期待できます。
・ふるさと青汁【マイケア】
原材料:あしたばの葉・茎・根、難消化性デキストリン、直鎖オリゴ糖、あしたば根末、桑の葉末、大麦若葉末
主原料の明日葉は栄養が1番詰まっている根っこまで丸々使用しています。さらに、桑の葉と大麦若葉がブレンドされていることで、抜群な栄養価と「食物繊維」を摂取することができます。
原料には、水溶性食物繊維の一種である【難消化性デキストリン】も配合されており、頑固な便秘でお悩みの方はもちろん、便が硬くて排便に苦しんでる方も、ふるさと青汁の野菜の食物繊維と水溶性食物繊維のチカラで、スムーズな便通を導いてくれるでしょう。
・贅沢青汁【ステラ漢方】
最後は錠剤の「青汁」です。
原材料:クロレラ、ケール、長命草、ステアリン酸カルシウム
厳選された3つの九州産素材だけを凝縮配合したもので、クロレラや食物繊維はもちろん、ビタミン・ミネラル・アミノ酸・葉緑素など、健康維持に欠かせない栄養素がバランスよく含み、20種類以上あるクロレラの中でも細胞壁が非常に薄いことから、体内への吸収率も抜群と言われています。
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