「腸内フローラ」を構成する腸内細菌は、大きくわけて善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3つに分類され、それぞれ20%、10%、70%といった割合で存在している状態が、良い状態とされています。
それぞれの菌の種類や働きですが、
・善玉菌(20%)は、ビフィズス菌や乳酸菌と言われ、身体の健康維持に貢献している菌
・悪玉菌(10%)は、ウェルシュ菌や大腸菌と言われ、腐敗物質を産生して健康に害を与える菌
・日和見菌(70%)は、善玉菌でも悪玉菌にも該当せず、腸内環境によって働きが変わる菌
となります。
これら善玉菌、悪玉菌、日和見菌の割合、つまり腸内細菌のバランスが健康的な身体の維持に重要で、このバランスが崩れた状態がいわゆる「腸内環境の乱れ」と言えます。「腸内環境」を整えるとは、先ほど述べました「腸内フローラ」を、善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7の理想のバランスにしていく、という意味になります。
理想のバランスにすることによって、善玉菌が活発に活動するようになり、「悪玉菌<善玉菌」の状態を維持できます。善玉菌が悪玉菌に対して優勢であれば、日和見菌は善玉菌の味方となってくれます。「腸内環境」がそのような状態である場合は、腸内の異常発酵や、便秘といった問題を避けることができます。
しかし「腸内環境」は、実は普段の生活習慣や、加齢とともに自然と悪化していくものなのです。意識的に「腸内環境」を良い状態に整えようとしない限り、「腸内環境」は乱れていく一方なのです。
では、「腸内環境」を整えるとは、一体何を意味しているのでしょうか?
2-2 「腸内環境」はどうすると改善される?
善玉菌が悪玉菌よりも多い状態が、最も良い「腸内環境」ですので、悪玉菌を減らし、善玉菌を増加させることで、「腸内環境」を整えることができます。ではどうすれば良いのかについて、「生活面」、「食事面」の2つの観点でまとめてみました。
・生活の質を高めることで「腸内環境」を整える
善玉菌は私たちの生活習慣と深いかかわりがあります。「腸内環境」を改善する上で注意したい生活に関する情報をまとめました。
・寝る時間や起きる時間をだいたい一定にする
・毎日、最低でも6時間は眠る
・ストレスを発散することを心掛ける
・運動をする
・体を冷やさないようにする
・食事の質を高めることで「腸内環境」を整える
食事の質を高める事でも、善玉菌を増やすことができます。「腸内環境」を改善する上で、気をつけたい食事に関する情報をまとめました。
・ジャンクフードや、肉の摂りすぎは控える
・乳酸菌を含む食品を継続的に摂る
・食物繊維を多く摂る
・オリゴ糖を摂る
・水分を毎日コップ8杯程度とる
・朝食を毎日きちんと食べる
・だいたい同じ時間に食事をする
・極端な食事制限は控える
・暴飲暴食は控える
生活の面でも、食事の面でも、読まれた方は「当たり前!」と思えることもあろうと思いますが、毎日意識していくことが、「腸内環境」を整える上でとても大切なことです。
3.便秘とは?
あなたは便秘症ですか?と聞かれたらどう答えますか。その恥ずかしい質問も、誠実に聞いたら真剣に答えてくれると信じた一部調査では、日本人女性の約48%が「はい」と答えているそうです。つまり、2人に1人は便秘で悩んでいる、ということになります。
一方で、便秘で悩んでいる方の多くが、「便秘は辛いけど、まぁ、これぐらい普通だよね」と思い、真剣に便秘解消に向き合わない人が増えているようです。でも甘く見ると、とても危険な症状でもあるのです。
3-1 苦しい便秘がひどくなると?
便秘は、本当に辛い症状です。お肌も荒れるし、気持ち悪くなったり、頭痛がしたり、体にあらわれる症状は人それぞれです。
しかし、繰り返しになりますが、便秘は実はとても怖い症状です。便秘をこじらせると死んでしまう危険性もあります。これは単なる脅し文句ではなく、実際に日本でも便秘が原因で亡くなった症例がいくつか報告されています。危険なのは、長引く便秘が原因で起こる腸閉塞(へいそく)です。
しかし、長く便秘を患っている方の場合、この腸閉塞(へいそく)の症状にまで陥っているにもかかわらず、大したことないと思い、見過ごしてしまうこともあるのです。ですから、便秘を軽く見てはいけないのです。
もちろん、便秘を早めに解消することが一番望ましいのですが、慢性的な便秘の場合はなかなかそう簡単にうまくいきません。そもそも腸閉塞(へいそく)はどんな状態なのでしょう。便秘と腸閉塞(へいそく)どうやって見分ければいいのでしょう。
腸閉塞(へいそく)はイレウスとも呼ばれており、簡単に言いますと、腸に物が詰まって動かなくなった状態です。消化液や食べたもの、すべてが腸の一部で詰まってしまい動かなくなる状態を、腸閉塞(へいそく)といいます。
詰まったところから下に下りて行かなくなるので、腸が膨張してきたり、先に進めなくなったものが逆流したりします。腹痛と吐き気、おう吐がみられるのはこのためです。便秘による腸閉塞(へいそく)でおう吐、そして吐しゃ物がのどに詰まって亡くなる危険性もあります。
また、腸閉塞(へいそく)をそのままにしておくと、ガスや便、などで腸が破裂し死亡することもあります。
いずれにしましても、腸閉塞(へいそく)は早めに治療をすることが大切です。ではそんな腸閉塞(へいそく)を見分けるためには、何に注意したら良いのでしょうか。
腸閉塞(へいそく)を見分けるポイントとして2点挙げますと、一つは「激しい痛み」です。疝痛(せんつう)と呼ばれる独特な、差し込むような激しい痛みです。
そして、もう一つが激しいおう吐です。腸が詰まってしまうと、消化液や食べたもの、果ては老廃物、便までが逆流してくることがあります。便秘がひどくなった場合も吐き気を感じることがあります。しかし、腸閉塞(へいそく)の場合はひどい吐き気とおう吐が特徴です。
腸閉塞(へいそく)の疑いがあれば、すぐに病院に行くことをお勧めします!
3-2 便秘と腸内環境の関係
便秘の人に共通していることがあります。それは「腸内環境」が悪いことです。具体的にどんな状態かと言いますと、前述しましたが、腸内で腐敗が進行して、悪玉菌(悪さをする菌)が繁殖している状態です。この悪い「腸内環境」が、ますます便秘をひどくしているのです。
腐敗と聞くとぞっとしますが、要するに実際に有毒ガスや有害な物質が作られている状態で、便秘というのは、腸の中で生ゴミが放置されているのと同じ状態です。
腸の中の悪玉菌は、この生ゴミが大好物であり、悪玉菌は腸内の生ゴミを腐敗させ、その時に腐敗物質や有毒ガスを産み出してしまいます。そうすると、腸の動きや働きが弱まり、ますます便秘が悪化してしまうのです。
便秘の人の腸内は、悪玉菌の大好きな生ゴミが多いので、悪玉菌はどんどん増殖していきます。これもまた、便秘の悪化の原因になってしまい、悪循環から抜け出すことができません。
さあ、「腸内環境」を改善することに注目していきましょう!
4.「腸内環境」を良くするとどうなる?
さて、「腸内環境」の体への影響がだいぶ分かってきましたが、具体的な効果として整理してみたいと思います。
4-1 「腸内環境」改善の効果
ここでは、8点に整理してお伝えしたいと思います。
・ダイエット
ダイエットは「腸内環境」と密接な関係がありました。「腸内環境」を整えると脂肪の燃焼率が高まり基礎代謝力がアップします。
ダイエットにはカロリー制限や食事制限が必要だと思われがちですが、それ以上に重要なことは「腸内環境」です。「腸内環境」が悪いと、脂肪燃焼力や基礎代謝力が低下して、ダイエット効果も半減します。
ぽっこりお腹をすっきりさせたくて、食事管理やカロリー計算をしてダイエットに励む人は多いと思いますが、その前に、食べた物をしっかり消化吸収できるように「腸内環境」を整えることが先決です。
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