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失敗したくない!美顔器や美容ローラーを選ぶポイントとは?

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美顔器は持っていますか?持っている人もいない人も女性なら、いいえ女性でなくてもたるみのないつるつるした美しい肌を目指す方なら興味がありますよね。今は美顔器や美容ローラーはかなりの種類が販売されています。色んなものがありすぎてどれを選べばいいのか悩むところです。

すでに持っている人は何を基準に選んだのでしょう?本当に自分の目的に合っているでしょうか。これから買いたい、欲しい方はもちろん、すでに持っている方も必見の美顔器や美容ローラーの種類や機能、選び方をまとめてみました。

そして、使い方も肝心です。せっかく吟味して選んで買っても、間違った使い方だと美顔器や美容ローラーの効果が出ないばかりか逆効果になりますよ!美顔器の効果が上がる使い方やコツなども一緒にお教えします。

目次

1.美顔器について
1-1.美顔器とは?
1-2.美顔器の歴史
1-3.お母さんやおばあちゃんも使っていた?大流行した泡洗顔器
1-4.平成になってからの美顔器&美容ローラー

2.美顔器の種類
2-1.超音波
2-2.イオンクレンジング
2-3.イオン導入
2-4.ポレーション
2-5.光(フォトフェイシャル)
2-6.レーザー

3.美容ローラーの種類
3-1.ゲルマニウム
3-2.プラチナ
3-3.ドレナージュ
3-4.マイクロカレント

4.タイプ別おすすめ美顔器
4-1.多機能美顔器おすすめ
4-2.高機能美顔器おすすめ
4-3.美容ローラーおすすめ

5.効果的な美顔器の使い方
5-1.超音波の使い方のコツと注意点
5-2.イオンクレンジングの使い方のコツと注意点
5-3.イオン導入の使い方のコツと注意点
5-4.レーザーの使い方のコツと注意点
5-5.美容ローラーの使い方のコツと注意点

6.まとめ

1.美顔器について

1-1.美顔器とは?

何となくイメージとしては、超音波やスチームなどの機能がある、肌を美しくする器具という感じですが、まだ認められていない言葉なのでしょうか?辞書には載っていません。日本ホームヘルス機器協会には定義がありました。


効果的な“ホームエステ”をサポートするのが家庭用美顔器である。低周波美顔器、高周波美顔器、超音波美顔器、スチーム美顔器等、多種多様な機器があり、いくつかの機能を組み合わせた複合美顔器も開発・販売されている。

美顔器とは“物理的な方法を用いて、用途に応じたフェイシャルケア(美顔)を行う機器”で、温冷熱・振動・電流・光などを利用して、主に顔の皮膚を清潔にし、素肌を整え、健康で美しい状態を維持する目的で使用されている。
 一般社団法人 日本ホームヘルス機器協会 | http://www.hapi.or.jp/dictionary/biyou.html 

1-2.美顔器の歴史

美顔器の歴史はそれほど古くはありませんが、マッサージとなるとかなり古く、紀元前5千年頃の中国や、紀元前5世紀のギリシアでも医学としてのマッサージは用いられています。

日本では1900年頃にヨーロッパ式のフェイシャルマッサージを元にした美顔術を横浜の理髪店が始めたことからだと言われていますが同じ頃、明治34年(1901年)に、美容術専門の「東京美容院」が開業されています。

医学を修めた北原十三男氏がハンガリーで美容を学び、術後の傷や外傷を治す医療器を参考にバイブトリートメントとエアトリートメントを発案し、「正式北原美容術」専門の「東京美容院」を開設しました。この北原美顔術は後に昭和30年代にエステブームをおこしたきっかけと言われています。

北原氏は日本初の無鉛白粉(おしろい)の開発や日本女子美容学校の創立など日本の美容界を牽引してきた代表的な人物です。

北原美顔HPの歴史のページを見ると、着物を着た女性が施術を受けている様子の貴重な画像があります。変わらない製法で作られる化粧品も興味深い商品です。興味のある方はぜひ、ご覧ください。
http://kitahara-bigan.co.jp/about/history/

その後は、美容院などのヘアケア用品や美容器具を販売している株式会社ガモウが昭和13年にオゾン美顔器を販売しています。

そして、化粧品メーカーでもあり現在も美顔器を開発・販売している「株式会社セブンツーセブン」が昭和33年に総合美顔器「ビューティ ・アパラート」を販売しています。

HPからの画像を拝見すると、エステティックサロンで使う美容器具の原型のように見えますね。この当時からすでにこのような形だったとはすごいですね。ちなみに「アパラート」とは「装置」という意味です。「美容装置」という感じでしょうか。今のエレガント系の名前とは違ってかっこいい響きですね。

出典 | 株式会社セブンツーセブン 

低周波治療器「サンマッサー」を製造している丸菱産業株式会社も昭和44年に基礎美顔器「天女」を発売。ナリス化粧品も昭和48年に美顔器「ビューティオゾンレイヤー」の販売を開始しています。

また金魚運動健康器具「ゆりっこ」で有名な「株式会社パール」が昭和49年に「シールドビーム」という美顔器を発売しています。残念ながら画像はありませんのでどういったものかはわかりません。気になる方はオークションサイトなどで出品されることもありますので、探してみてください。

昭和の終わり頃には淡谷のり子さんがCMしていた赤坂美顔研究所の「ゲルマニウム美容ローラー」も流行。ゲルマニウムは肌を活性化すると言われ、コロコロするだけという手軽さから人気になりました。現在もゲルマニウムを使った美容ローラーが多くありますが、その元祖となる商品でした。

出典 | http://zenigeba.exblog.jp/ 

1-3.お母さんやおばあちゃんも使っていた?大流行した泡洗顔器

美顔器の歴史を語る上で絶対に外せない商品があります。昭和40年代に発売され大ヒットした「超音波美顔器」です。

この美顔器は、水を入れてスイッチを入れると、洗面器の下から細かい泡が出てくる仕組みで、細かい泡が老廃物を取ってお肌をきれいにするといった洗顔器でした。

出典 | コロナ工業株式会社ブログ 


当社は、超音波気泡浴装置を同時期に発売しており、実験機が自宅にありました。
私の祖母が、実験機の気泡盤からでる泡に、顔を漬けて、洗顔していたことをヒントにして開発したものです。当時、社会現象にまで、なった商品でした。

 コロナ工業株式会社ブログ | http://corona-net.seesaa.net/article/365194647.html 

ブログに書かれているように、コロナ工業の「エレンスパック」は2年間で、150万台販売されたという大ヒット商品でした。価格は39,800円で現代の貨幣価値に換算すると倍以上だと思います。当時の女性には憧れの美顔器でした。

他のメーカーからも類似品が追随して発売されたことを考えるとどれだけの泡美顔器が世の中に出回っていたのか、女性たちを夢中にさせたのかが伺えますね。

1-4.平成になってからの美顔器&美容ローラー

平成に入ると、運動しなくてもお腹を引き締めると「EMS(低周波)」が大流行。顔のたるみを取り、フェイスラインを引き締める効果で美顔器にも多く使われます。

またマイナスイオンドライヤーが人気になり「イオン」を取り入れたものも登場します。「赤いLED」で肌を温める効能が取り入れられるなど飛躍的に進化していき、エステサロンの技術を家庭でも体感できるようになっていきます。

1999年にはエビス株式会社より「イオンクレンジング」「イオントリートメント」機能がある美顔器「イオンエレナイザー」が発売されます。2003年には超音波機能も盛り込んだ「ツインエレナイザー」を発売。現在もある美顔器の商品名が誕生します。

出典 | EBiS 

ヤーマンからはヒット商品「プラチナゲルマローラー」が発売され、LA MENTE(株式会社 日本天然物研究所)からは「超音波」「イオントリートメント」「イオンクレンジング」「赤外線」全ての機能を持つ「オーロラシューティカル」が発売されます。

出典 | ヤーマン 

また、パナソニック、日立、コイズミなどの家電メーカーもこぞって参入し美容家電といったジャンルもできます。美顔器市場が飽和状態になる中、宝島社の「スッキリ美顔ローラー」2,980円やエステナードソニックROSEの980円という格安美顔器も登場します。


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