馬油(バーユ)って使っていますか?肌に使ったことがなくても、入浴施設などの馬油シャンプーで使ったことがあるのでは?ドラッグストアなどでは定番の商品なので、見たことも聞いたこともない!という人はあまりいないのではないでしょうか。
「馬の油なんて動物性だから、気持ち悪い」「馬がかわいそう」と思う人もいるかもしれませんが、馬油は古くから利用されてきたもので動物性ならではの肌に馴染む油です。また、食用に使われた後に廃棄する部分を利用して製造されているものなので、馬油のために馬を殺したりはしていません。
美肌に効果がある、ニキビにも効くよ♪と聞くと気になりますよね。ここでは馬油とはどんなものなのか、肌に効果がある成分やその理由、効くニキビのタイプや使用方法、注意点までまとめてみました。
目次
1.馬油とは
1-1.中国で古くから使われて来た歴史
1-2.日本でも奈良時代に九州に伝来
1-3.人と似ている脂肪酸バランス
2.馬油の効果
2-1.美肌に有効な脂肪酸
2-2.肌の上で溶ける浸透力
2-3.赤ちゃんにも使える
2-4.ニキビへの効果は?
3.おすすめの馬油
3-1.ソンバーユ
3-2.井藤漢方製薬 純馬油
3-3.北海道純馬油本舗 ピュアホワイト ピュアホースオイル100%
3-4.ネオナチュラル 馬油クリーム
3-4.横濱馬油商店 生馬油 こうね100%
4.馬油の使い方
4-1.洗顔後すぐにつける
4-2.伸びがいいので少しでOK
4-3.馬油パック
4-4.使用上の注意点
5.こんな人は使わない方がいい
5-1.脂性肌の人や思春期ニキビ
5-2.白ニキビや黒ニキビ
5-3.動物性アレルギーの人
5-4.薬代わりに使おうと思う人
1.馬油とは
1-1.中国で古くから使われて来た歴史
馬油は馬のたてがみなどの脂肪から作られる軟膏で「バーユ」と呼びますが、「マーユ」と呼ぶ地方もあるそうです。その歴史はとても古く、五世紀頃の中国の医師・陶弘景による730品以上の薬物を記述した「名医別録」に「馬の油は髪を生ず」と書かれており、李時珍の本草綱目には「馬膏は皮膚のヒビや肌荒れ、シミやソバカスに良い」と書かれています。かなり古い時代から、肌への効用が認められ使用されて来た歴史があるものなのです。
1-2.日本でも奈良時代に九州に伝来
奈良時代に唐の僧「鑑真」が日本上陸の際に薩摩に立ち寄り、太宰府で馬の油の効能を伝えたと言われています。太宰府のあった筑紫野では馬肉を食べる習慣があったので馬の脂肪も身近にあり、馬の油は火傷の時に塗るといいと利用されて来たようです。
1-3.人と似ている脂肪酸バランス
飽和脂肪酸 【肉など動物性脂肪に多い脂肪酸で融ける温度が高いので室温では固体のもの】
不飽和脂肪酸 【植物性の油脂や魚の油などに多い脂肪酸で、融ける温度が低いので室温では液体のもの】
馬油と人の脂の成分は、実はとてもよく似ているのです。 特に飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸のバランスです。馬油の飽和脂肪酸:不飽和脂肪酸は3:7、ヒト脂の飽和脂肪酸:不飽和脂肪酸も3:7となっています。各脂肪酸の効能については次項で説明したいと思います。
■ 馬油の主な脂肪酸
飽和脂肪酸 ミリスチン酸3.9% パルミチン酸24.5% ステアリン酸2.7% 計31.4% 不飽和脂肪酸 パルミトレイン酸9.4% オレイン酸36.9% リノール酸17.2% 計67.5% ■ ヒト脂の主な脂肪酸
飽和脂肪酸 ミリスチン酸3% パルミチン酸25% ステアリン酸4% 計32% 不飽和脂肪酸 パルミトレイン酸9% オレイン酸48% リノール酸11% 計68%
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