アトピーとニキビで悩む人は乾燥に注意!乾燥が肌に悪い3つの理由

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3.刺激の少ない化粧品を使うこと

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出典 | thepalestars.com 

アトピー性皮膚炎とニキビが併発している場合の化粧水や保湿アイテムでは、より刺激の少ないものを選びます。敏感肌用で添加物が少なく、香料や着色料、アルコールが使用されていないものがいいでしょう。乾燥対策の保湿は大切ですが、どんな保湿剤でもよいというわけではありません。ニキビを悪化させないよう油分が多くなく、アトピー肌のために低刺激でアレルギーのリスクが少ないものを選びます。皮膚科で処方されるヒルドイドローションであれば、これらの条件を満たしています。

 

過剰な油分は、アクネ菌を増殖させてニキビがひどくなったり、肌本来の皮脂分泌力を弱めてしまう可能性があります。どうしても使用したい場合には、薄く延ばす程度にし、ニキビ部分は避けるようにします。ヒルドイドは肌の水分を閉じこめることができ、かつ低刺激ですが血行促進作用が認められます。アトピーの状態によっては症状悪化の可能性があるので注意しましょう。顔や体を洗うのには、無添加の石鹸がオススメです。

 

汚れを落とすのは湯船に浸かるだけでも十分と言われますが、アトピー治療のステロイドや軟膏はお湯だけではなかなか落としきれません。刺激の少ない石鹸で優しく洗い流します。よほど症状がひどく石鹸でも浸みてしまう場合には、無理をせずにお湯だけで流しましょう。また、ニキビやアトピーが気になるからと言って顔や体を洗いすぎると、必要な皮脂まで洗い流され乾燥が進んでしまいます。洗いすぎには注意が必要です。

3-1.セラミドを生成させるケアが望ましいでしょう!

肌の水分保持・バリア機能の実に80%は、細胞間脂質が担っています。アトピー肌で不足している細胞間脂質を補うことは、乾燥を改善し肌のバリア機能を高めるのに欠かせません。細胞間脂質を代表するセラミドは、食事やサプリで補うことができません。そのため、天然セラミド・ヒト型セラミド配合の化粧品で補う必要があり、アトピー性皮膚炎の方にはこのような保湿化粧品が薦められます。セラミドは水溶性でないため、乳液や美容液に配合されています。

 

肌にもともと存在する、水になじみやすく保湿に役立つ成分「天然保湿因子」も補っておきたいですね。アミノ酸やコラーゲン、ヒアルロン酸や尿素などがこれに当たります。出来るだけ低刺激でしっかり保湿できるよう添加物が少ないものを選び、ヒルドイド商品を使う場合には、必ずパッチテストで様子をみてください。肌の新陳代謝時にセラミドが生成されます。生活習慣や食習慣の見直しでターンオーバーの遅れを改善するのは、乾燥の改善に有効です。

3-2.『ヒルドイド』を使うのもアリ?

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出典 | Pictaram 

化粧水で肌に水分を与えた後は、クリームなどの保湿剤で保護します。使用する保湿剤は、極力アトピー向けの低刺激でアレルギー反応を起こさないもので、ニキビに影響のないよう、油分が多くない保湿剤を使うのがよいでしょう。その条件を満たす保湿剤は、皮膚科で処方されるヒルドイドです。ヒルドイドとは、アトピー性皮膚炎の方の保湿剤としても処方される医薬品です。このヒルドイドが、アトピーとニキビが併発した肌に適しているのは、水分を肌に浸透させて閉じ込める作用がある上に低刺激であるという点です。

 

なお保湿剤として使われるのは、ローション、クリーム、軟膏の3種類。この中のクリームについては、添加物のラノリンアルコールによって、皮膚の発赤や湿疹を引き起こす可能性があるので、避けた方が無難です。皮膚科でもアトピーの方に処方されることは少ないです。ただし、ヒルドイドは血行促進作用があるので、アトピーの症状が重い場合はかえって悪化させる可能性があります。その場合は、最も安全なワセリンに切り替える必要があります。

3-3.油分は必要以上に与えすぎないこと!

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出典 | micro commandos (2002) [eng] 

アトピー性皮膚炎のケアとニキビケアを同時に行う場合は、油分を与えないように注意してください。油分を与えてしまうと、アクネ菌が繁殖して、さらに炎症がひどくなるだけでなく、乾燥もより深刻になる可能性があるからです。肌の水分を蒸発させないようにキープするためには油分は必要不可欠です。しかし、油分を繰り返し与え続けてしまうと、肌本来の皮脂を分泌する力が弱まってしまい、皮脂膜を作り出すことができなくなってしまうからです。

 

なので、なるべく肌に油分を与えないように注意してください。ただし、どうしても気になる部分があるときは、薄く伸ばす程度なら大丈夫です。もちろん、油分を塗るときはニキビのある部分は避けて塗ってください。また、肌が乾燥している人は元々皮脂が少ないので、ニキビやアトピーが気になるからと言って、繰り返し洗ってしまうとさらに乾燥が進んでしまいます。余分な皮脂を落とすことは大切ですが、落とし過ぎもよくないので、あまり洗い過ぎないようにしてください。優しく汚れだけを落とすことを意識して洗うことが大切です。油分を与えない分、今ある皮脂を洗い流し過ぎないように注意しましょう。

 


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