可食部100gあたりのビタミンK含有量 | |||
明日葉 | 500mg/100g | しそ | 690mg/100g |
ケール | 210mg/100g | モロヘイヤ | 640mg/100g |
小松菜 | 320mg/100g | ほうれん草 | 320mg/100g |
クレソン | 190g/100g | 春菊 | 250mg/100g |
しそ、モロヘイヤについで明日葉の含有量が多いというのがお分かり頂けると思います。高血圧に良いとされる春菊や小松菜よりも多いというのは少しびっくりですよね。
ビタミンKは主に骨を健やかに生成・維持するための働きをするものですが、外部出血した際の止血効果もあると考えられています。
そのため月経などでいつまでも出血が続いてしまう人、貧血気味の人にはこうしたビタミン類の補給が必要と考えられています。
また、美容に欠かせない栄養素でもあるビタミンC。
化粧品に配合されることも多いくらいですし、サプリメントなどで積極的に摂取しているという方も多いと思いますが、明日葉にもしっかりとビタミンCが含まれています。
色素沈着などを防いだり、血色を良くする作用をもつのもビタミンCですし、肌の細胞が水分を蓄えておくためにもビタミンCの力が必要です。
こうしてみると、ビタミンKやビタミンCといった栄養素も女性に嬉しいものだということがお分かりいただけると思います。
ただし、ビタミンKの血液凝固作用については高血圧などの持病や服用中の薬によっては逆効果を及ぼすことがあります。
詳しくは後述しますが、血圧が高く医師の処方を受けている方は、必ず事前にかかりつけ医に相談するようにしてください。
2−8.疲れ目対策もサポート!ベータカロテン
人参のオレンジ色=ベータカロテンの色、というのはご存じの方も多いと思います。
主に緑黄色野菜に含まれるベータカロテンは、体に取り入れると中で「ビタミンA」というビタミンに変換されるという特徴があります。
このビタミンAはビタミンB群同様に粘膜や皮膚などの細胞に作用し、成長を働きかけたり老廃物の除去にも役立つ他、視力にもサポート力を発揮します。
ビタミンAが不足すると、ドライアイという瞳の潤いが足りなくなる症状や、夜間にものが見えにくくなる夜盲症(いわゆる鳥目)になりやすくなると言われています。
また、近年増えているのがPCやスマートフォンの普及に伴う眼精疲労。ビタミンAは瞳を動かす筋肉細胞にも潤いを与えるため、目の疲れにも効果が期待されています。
ベータカロテンから変換されるビタミンAの最大のメリットは、「過剰摂取」がないとされていることです。
ビタミンAは脂溶性なので、それだけを過剰に摂取するとビタミンKと同様に肝臓などに蓄積されます。これが副作用の要因となり得るのですが、ベータカロテンは水溶性で、そこからビタミンAに変換される量は「必要に応じた量」だけです。
つまり、ベータカロテンを摂りすぎたとしてもその全てがビタミンAになるわけではなく、必要量だけ変換したら不要なベータカロテンは全て外へ排出されるので、ビタミンAの過剰摂取になりにくい、ということになります。
サプリメントなどからのビタミンAの過剰摂取を控えるべき、と考えられている妊婦さんも、青汁などのベータカロテンなら安心して飲むことが出来ますよね。
3:目的に合わせた効果的な飲み方とは
せっかく体に良いものを摂るのですから、目的があるのならより効果的に飲むようにしたいところですよね。では、目的別に「いつ」飲めば良いのかを抑えておきましょう!
3−1.ダイエット目的の人は「食前」に飲む
ダイエットのサポートとして青汁を飲む、という人は「食前」に1杯、青汁を飲んでおきましょう。食前に食物繊維を摂ることで、食事から摂取される「糖」の吸収をゆるやかにすることができます。
糖は体に吸収されると、必要な分はエネルギーとして活用されますが、不必要な分は”脂肪”として蓄積されます。
この働きをするのが”インスリン”というホルモン。このホルモンの分泌を抑えることで、脂肪の蓄積を抑制する効果に期待がもてるという仕組みです。
この仕組みはダイエットだけでなく、糖尿病予防や成人病予防としても有効と考えられていますので、「青汁は食前に1杯」が基本だと考えて良いとされています。
3−2.便秘対策やむくみ対策なら「朝」に常温で
食物繊維の塊とも言える青汁は、便秘の対策のために飲むという人も少なくはありません。
お腹の調子を整えることが第一の目的なのであれば、朝食時に「常温」または「温かいもの」を飲むようにしてみることをオススメします。
寝る前に飲む、というのも間違いではないのですが、便秘が続いているなどで腸の細胞が疲労している場合、青汁の食物繊維が刺激となって夜間に便意が出てしまうことも考えられます。
寝不足は自律神経のバランスを乱し、便通事情や内臓の活性化を妨げることがあるので、結果的に青汁の効果が半減、あるいはプラマイゼロになってしまうこともあります。それは少しもったいないですよね。
また、冷たい飲み物は胃腸に負担をかけることがあるので、寝起きの水分補給は常温か温かい飲み物が理想です。更に、胃腸の冷えはむくみにつながりやすくなるため、「朝に常温で1杯」というのがお腹の働きをスムーズにして体を温めるための基本の飲み方になります。
季節によっては冷たいものが飲みたい!という場合もあるかもしれませんが、コップ1杯でも常温の飲み物を胃に入れてからのほうが内臓疲労を起こしにくくなりますよ。
3−3.美肌作りをしたい人ならフルーツと一緒に
青汁にはたっぷりのビタミン類が含まれている、というのはすでにご紹介した通りです。
ですが、もし「もっと美肌効果を追及したい!」というのであれば、ビタミンCの多いフルーツと一緒に摂取することをおすすめします。
特に一緒に摂っておいた方が良いビタミン類はズバリ「C」。
いちごやレモンなどで、壊れやすいビタミンCを更に補給しておくのが美肌への近道です。
ビタミンCは日常の中で最も消費されやすく、なおかつ”壊れやすい”栄養素です。そのため、ほとんどの場合は摂りすぎになることもありませんし、仮に摂りすぎたとしても水溶性の栄養素であるため、不要な分は外に自然排出されます。
また、ビタミンCのフルーツを一緒に摂ることで青汁の苦味や臭みが和らぐ効果もあるので、継続しやすくなるというのもオススメのポイントです。
4:知っておきたい!青汁を飲む時の注意ポイント
4−1.高血圧で薬を服用している人は注意
明日葉を含む、ほとんどの青汁には「ビタミンK」が豊富に含まれています。このビタミンKには骨を健やかに保つ働きや、血液を固めて止血を促す働きがあります。
しかし、高血圧や高脂血症などで「血液をサラサラにする薬(ワーファリン剤)」を飲む必要がある人は、このビタミンKがもつ血液凝固作用が逆効果として働きかねません。
お医者さんから処方されているお薬の効果を半減させてしまうリスクもありますので、そうしたお薬を服用中の人は必ず事前にかかりつけの医師に相談してから、青汁を取り入れるようにしてください。
4−2.過剰に摂ると「日光アレルギー」を起こすことも
青汁は原料が異なればその分注意すべきポイントも若干変わりますが、明日葉の過剰摂取により注意すべきなのは「日光アレルギー」です。
明日葉がもつ「フロクマリン」という成分は紫外線により反応する(光毒性)があるため、過剰摂取によって皮膚疾患などのアレルギー症状を起こす可能性があると言われています。
日光過敏症、紫外線過敏症と色々と種類はありますが、光によってなんらかのアレルギーが出たことがある、という人は念のためかかりつけ医に相談してから飲用するようにしましょう。
また、他の健康食品にも言えることですが、何事も「過ぎれば毒」です。食品の適量を守るように心がけましょう。
4−3.お腹の不調がある時は一時中断を
青汁のもつ食物繊維やミネラルの働きによって便通が良くなる、というのが青汁の大きなメリットのひとつです。
しかし、元々それほど便通事情の悪くない方や、風邪や疲れなどで胃腸の働きが弱っている人は、この青汁の働きが過剰になりすぎて下痢や軟便、逆に強力な便秘を呼んでしまう場合があります。
もしもあまり体調が優れない…という時や、青汁を飲むとお腹の調子が悪くなると感じる場合には一時中断して内科医に相談するようにしましょう。
一過性の過敏症状であれば問題はあまりありませんが、続く場合には胃腸になんらかの疾病が隠れている場合もあります。特に下痢症状などは続くと体力の低下を引き起こし、また違った疾病を呼んでしまうという悪循環も考えられます。
不調がある時は無理に継続するのではなく、体調を具体的に見極めるように意識することも大切です。
5:まとめ
健康食品を日常生活の中に取り入れよう、と考える時、たいていの場合はなにがしかの「理由」があると思います。
ダイエット、美容、病気の予防、栄養補給…一人ひとり目的や理由が異なるのが普通ですし、その目的に合わせて飲み方や摂取量なども異なります。
ただ、健康食品といえど「体の中に取り込むもの」です。私達の体は取り込んだ食品によって構成されたり、守られたり、活性化されたりするもの。過剰な摂り入れ方や偏った飲用方法は、どのようなものであれ「逆効果」を生み出しやすくなります。
必要なのは「続ける力」と「正しい摂り入れ方の知識」です。
もちろん、どの人も管理栄養士クラスの栄養学知識を得た上で飲むべき、というわけではありません。
ただ、「健康食品が体への負担になることもありえる」という前提を知っておいた上で、どのような飲み方、どのような食材が自分の「理由」にマッチしているのかを”調べてから取り入れる”、というプロセスを守るようにするだけでOKです。
まずは自分の体が必要としていることは何なのか、客観的に自分の体の状態を見つめ直す時間を持つようにしてみましょう!
それだけでも健康食品の効果的な摂り入れ方を学ぶきっかけに繋がります。
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