ただし、タイミングを間違えると通勤・通学途中で「急いでるのに困った！」なんてことになりかねないので、あくまでも割とすぐに効果が現れる人、もしくはずっと出なくて困っている人、夜まで大丈夫という人だけにしましょう。

2.2.        昼に良い青汁とは？

1）飢餓状態をつくらない

青汁はお腹が空いた時、間食に飲むのも効果的です。先ほど説明しましたが、おなかがすいている状態が長く続くと次に食事をした時、カロリーを沢山体の中に吸収しようとします（飢餓状態）。ですから、あまりにも空腹がひどい時には我慢せず、間食をすることの方が体には良いのです。

しかも青汁はスナック菓子とは違う健康食品なので安心して摂取することができます。お子様のおやつにもいいでしょう。

2）ダイエット

青汁は食物繊維が豊富で、飲むと脳の満腹中枢が刺激されます。脳から「もう何も食べなくてもいいよ」という信号が送られてきます。ですから、夕食前に青汁を飲むことは、食べすぎを防ぐ効果があります。

また、青汁を飲むことで血糖値の上昇を緩やかにする効果があり、GI値が低い食べ物を食べた時と同じ効果があるといわれています。

日中は活動をするので、カロリーを消費します。カロリーを消費するので青汁でカロリーを摂取してもダイエットには悪い影響はないのです。もちろんカロリーの摂取のしすぎはいけませんが。

（注GI値、glycemic index、グリセミック・インデックス：体内で食べ物が糖に変化し、血糖値が上昇するスピードを計測した数値）

2.3.        夜に良い青汁とは？

1）ダイエット

夕食の代わりに青汁を飲んでダイエットする方法があります。夕食は1日の終わりにするものなので、あまり多くのカロリーを摂取する必要はありません。ですから、ダイエットが目的の人は夕食の代わりに青汁を飲んで、1日の総摂取カロリーを減らし、調節しましょう。

2）便秘

朝にスッキリ出したい人は夕食時に飲むのがいいでしょう。ただし、青汁の食物繊維は腸の働きを活発にするので、寝る直前に飲むと眠れなくなったり、気分が悪くなることがあります。また、夜にトイレに行きたくなる場合もあるので、自分の体調と相談しながら飲む必要があります。

3）不眠

青汁にはメラトニンという成分が含まれています。この成分は安眠の効果があるといわれています。ただし、「便秘」のところで説明したように、人によっては逆に眠れなくなることもあります。

一般に睡眠の2時間前には飲食はしない方が良いとされます。食べ物を食べても睡眠中に消費しなければ、脂肪として体の中に残ってしまいます。

3.　ダイエットのための青汁の飲み方・タイミングは？

ダイエットのために青汁を飲む場合、一番良いのは夕食時に食事の代わりに、もしくは食事の量を減らして飲む方法です。

3.1.        食事の後に青汁を飲むのはカロリーの取り過ぎ？

食事の後に青汁を飲むのはカロリーの取りすぎになるので、避けた方がいいでしょう。青汁は食事の前に飲む方がより栄養を吸収しやすいので、後に飲むより先に飲む方がいい飲み方と言えます。

カロリーを摂取しても体に吸収しやすい人、そうでない人がいます。同じ人でもその時の体調によってカロリーを吸収しやすかったりそうでなかったりします。ですから、これから話すことはあくまでも「一般的には」と考えてください。

食事の後に青汁を飲むとカロリーの取りすぎになる場合があります。必要もないのにカロリーを摂取すると体がそれに慣れてきて、たくさん食べないと脳が満足しないという信号を発信するようになります。

普通の食事のカロリー＋青汁のカロリー＞1日の消費カロリーだと、あまった分は体に蓄積されて脂肪に変わります。ですから、

1. 普通の食事のカロリー＋青汁のカロリー＜1日の消費カロリー。
2. 食事前に体が栄養を吸収しやすい状態で青汁を飲む。

この2点を守っていけば、青汁はダイエットに非常に有効な食品になります。

自分は食べても太らないと思っているからといって、必要以上に食べ物を摂取すると、胃拡張といって、胃の処理能力や容積が大きくなり、普通の食事では満足できなくなります。

3.2.        おなかがすいた時の青汁は？

上述したようにお腹が空いた状態が長く続くと飢餓状態になってしまいます。ですから、1日の摂取カロリーと1日の消費カロリーのバランスを考えながら、飢餓状態をつくらないように工夫する必要があります。

ダイエット中、昼間どうしてもお腹が空くという人は、普通の食事の量を減らして間食を増やす方法があります。要は、1日の摂取カロリーを減らすか、1日の消費カロリーを増やすかすれば良いので、間食してはいけないということではありません。

むしろ、おなかが空いた状態を減らす（飢餓状態を作らない）という意味では間食として青汁を飲むことは好ましいことです。

時間を決めて定期的に摂取すればより効果的です。規則正しく食事を取れば、体の中にもリズムが出てきて、より健康的になります。

ただし、あまりにも時間について決まりが厳しすぎると、急な変更があった時に心が落ち着かなくなったりすることがあるので、あくまでも「おなかが空いたら青汁を飲もう」程度にしておく方が精神的にも良い方法です。

1. 飢餓状態をつくらない。
2. 1日の摂取カロリー＜1日の消費カロリー。

この2点を守ることが重要です。この2点以外のルールについてはより柔軟に対応できるゆったりした気持ちを持つことが大切です。

3.3.        ダイエットに夜飲む青汁は天敵？

就寝直前に青汁を飲むのは避けた方が賢明です。お腹が空いて寝られないという場合でも就寝2～3時間前は青汁を飲まないようにしましょう。

寝る前に食べ物を食べると、カロリーを消費する前に活動しなくなることなので、就寝中に胃の中にたまった食べ物は蓄積されて脂肪になります。

寝る直前にどうしても青汁を飲みたくなった場合には軽く運動をしてカロリーを消費しましょう。順番は運動した後に青汁を飲む、です。

青汁を飲んだ後、胃に負担がかかるのが気にならなければお風呂に入るのもいいでしょう。入浴することでカロリーを消費することができます。入浴後は、水分補給を忘れずにしてください。冷たい水の方が気持ちはいいのですが、あまり急に体を冷やさないように白湯を飲むことをおススメします。