人気の青汁6品徹底検証!!&お悩み別青汁選び完全マニュアル

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調べたところ「日本肥満予防協会」というのは、奈良県にある一般社団法人「日本肥満予防<健康>協会」と思しく、25,110円(税込)を支払い6時間の資格講座を修了すると、もれなく「ダイエットアドバイザー」資格が授与されるようです。

まさか団体の名称から「健康」の2文字を消したのは、内臓脂肪研究の世界的権威である松沢佑次先生が理事長をつとめる一般社団法人「日本肥満症予防協会」との混同を狙ったわけではないでしょうね?

1-3.サントリー 極の青汁

サントリーウェルネス株式会社。

内容量【10~30日分】1箱 99g/3.3g×30包

阿蘇産の大麦若葉と屋久島の明日葉を中心に、マルチトール(還元麦芽糖水飴)とフラクトオリゴ糖で甘みを加え、宇治の煎茶と愛知の抹茶で味の調整をした、贅沢感漂う人気の青汁です。

「大麦若葉」には注目の水溶性食物繊維のβ-グルカンが含まれており、高LDLコレステロール血症や胃がんへの有効性が認められています。

その効果を、少し詳しく見てみましょう。

β-グルカンは体内で、抗酸化酵素(≧スーパーオキシドディスムターゼ、SOD)の働きを高めることが認められています。

私たちは日常的に鉄が錆びていくのを目にしますが、これは金属の酸化現象です。

私たちの体内でも同じ酸化現象が起きています。

体内で鉄に相当するのは、細胞内の中性脂肪や、血管膜に蓄積したLDLコレステロールで、これを錆びさせようと攻撃を加えるのが活性酸素(フリーラジカル)です。

攻撃を受けた細胞内の中性脂肪や血管膜のLDLコレステロールは、ともに過酸化脂質(錆び)となり、それぞれ癌や動脈硬化へと進行します。

抗酸化酵素(≧スーパーオキシドディスムターゼ、SOD)には、活性酸素(フリーラジカル)を消化する効果があり、β-グルカンはその効果をさらに高める作用を持つのです。

過酸化脂質が増えることを、分かりやすい言葉でいうと「老化」です。

ですから、大麦若葉を主原料とする青汁は「老化防止」の青汁、「アンチエイジング(若返り)」の青汁といえるかもしれません。

青汁に限らず、サントリーならではの成分が「ケルセチンプラス」です。

ケルセチンは、ビタミン様物質であるビタミンPの一種で、多くの植物に含まれるフラボノイド(ポリフェノールの一種)です。

ケルセチンは、血管やアレルギー、関節、がん予防に良く、脂肪の吸収を抑制するなどといわれています。

ヒトでの有効性については、慢性の非感染性前立腺炎の痛みの軽減が報告されています。

サントリーは、動物実験で、豆科の落葉高木エンジュの花蕾にあるルチンというポリフェノールを酵素処理した「ケルセチンプラス」が、「ケルセチン」に比べ高い吸収力を示すことをつきとめました。

今後の研究が期待されます。

1-4.ファンケル 本搾り青汁

株式会社ファンケル。

内容量:本搾り青汁プレミアム冷凍30袋入り1箱(100g×15袋)×2/本搾り青汁 プレミアム10g×30本/本搾り青汁 ベーシック4.5g×30本/本搾り青汁 大豆プラス11g×30本

青汁の原料として半世紀以上の実績を持つ野菜の王様「ケール」をメインとする人気の青汁です。

愛媛・鹿児島・長野県の国内産ケールを使用、着色料、食塩、保存料、香料は無添加です。

「ケール(別名:ハゴロモカンラン)」は地中海原産のアブラナ科の野菜で、キャベツの原種です。

青汁に使用される若葉は、ビタミン群、ミネラル類、酵素類、葉緑素、各種フラボノイドを豊富に含むことから、野菜の王様と称されています。

「ケールの青汁」が創始されたのは、今から半世紀以上前の1954(昭和29)年、遠藤仁郎医学博士の手によるものです。

遠藤博士は自身が勤務する倉敷中央病院の病院食として「ケールの青汁」を採用したため、その有効性について、薬でいえば臨床データに相当する詳細な記録が、36年にわたって蓄積されています。

その難病克服の実績には、目を見張るものがあります。

『ファンケルの本搾り青汁』の個性的な特徴は、カルシウムの吸収を高める「植物性ツイントース」にあります。

いったい「植物性ツイントース」とは何でしょう?

私たちが摂取した食物は胃を経由して、小腸や大腸の消化管を通過する間に、その上皮細胞から栄養素が吸収されます。

栄養素は上皮細胞内、あるいはタイトジャンクション(TJ)と呼ばれる細胞間の通路を通って吸収されます。

また、このTJは体に有害な腸内細菌や異物の侵入を制限するバリアの働きもしています。

もしも、この有益なものと有害なものを選りわける上皮細胞の働きを制御する機能性食品ができれば、有益な栄養素の吸収を高めたり、ある病気にとって有害なものだけ吸収を制限したりなど、健康増進や疾病治療に役立つとして研究がなされてきました。

そして、チコリの根に含まれるイヌリンに特殊な処理をして得られるダイフラクトースアンハイドライド III(DFAIII)という難消化性オリゴ糖に、カルシウムのTJ透過を高める働きがあることが発見されました。(特許3514955号)

それが「植物性ツイントース」です。

豊富な栄養素を持つ「ケール」と、そのカルシウムを余すところなく吸収できる「植物性ツイントース」の組合せは、最強の青汁のひとつといえます。

1-5.美感青汁

株式会社アスリート・ギフト。

内容量 1箱 300g/10g×30包

「コラーゲン」「ヒアルロン酸」「コエンザイムQ10」「セラミド」「プラセンタ」の5大美容成分を配合したジェルタイプ(マンゴー味・ザクロ味)の人気の青汁です。

青汁成分としては信州北アルプスの「クマザサ」をメインに、「明日葉」「大麦若葉」「菊芋」「がごめ昆布」「抹茶」が配合されています。

「コラーゲン」は、俗に「美肌によい」「関節によい」などとされますが、根拠はありません。

その理由は、消化吸収の過程でアミノ酸に分解されるため、体内でコラーゲンとして肌や関節で再合成されるかは分からないからです。

コラーゲンを体内で生成するビタミンCを摂るのが近道でしょう。

「ヒアルロン酸」は、眼の硝子体成分として発見された物質で、加齢とともに減少することから、関節炎などに対する効果や美肌効果などが期待されています。

「コエンザイムQ10」は肉や魚などに含まれる脂溶性のビタミン様物質で、抗酸化作用が注目されています。

1991年、日本で一般用医薬品として薬局薬店での販売が認可されて以降、まずサプリメントとして流通し、やがて食品成分として認可されました。

「コエンザイムQ10」配合を謳った健康商品の中には、不純物が混じった粗悪なものや、実際に検査してみると成分が検出されないといった悪質な例(2005年、滋賀県)もあることから、購入には注意が必要です。

『美感青汁』の公式ページを見ると、GMP基準 (薬事法に基づく品質管理基準)認定工場で製造されている旨の表示があり、一応安心できそうです。

「セラミド」は、肌の角質層を形成する細胞間脂質の50%近くを占めている物質です。水分の蒸発を防ぎ、保湿柔軟性を維持し、細胞同士をつないで整列させる働きがあるとされます。

「プラセンタ」は哺乳類の胎盤で、胎児に酸素や栄養素を供給したり、母体へ老廃物をわたす器官で、造血、タンパク質合成、ホルモン分泌なども行います。

ヒト由来のプラセンタは医薬品に使われるため、健康食品の素材として使われるのは主にブタです(ウシ伝達性海綿状脳症 (BSE) の問題以来、ウシは使われていません)。

「更年期障害」「冷え性」「貧血」「美容」「強壮・強精」によいとされますが、有効性を確認できる報告はありません。

青汁の紹介とは思えない成分の記述がつづきましたが、最後にひとつ、青汁の成分に触れておきましょう。


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