青汁錠剤タイプのメリットと効果は？人気粒青汁5選

・β-カロテン・・・2538μg

・ビタミンB1・・・0.064mg

・ビタミンB2・・・0.147mg

・鉄・・・4.16mg

一つ一つの成分量ではケールや明日葉より多少劣るように見えますが、大麦若葉の特徴的な成分と言えるのがSOD酵素です。

SOD酵素は人体にも備わっている、強力な抗酸化作用を持つ成分です。年齢と共に減少していくものなので、外部からの補給で補わなければなりません。

効果としては、血管の弾力をキープし動脈硬化を防ぐ、血圧や血糖値の上昇を抑制するなどが挙げられます。

2.4.苦み成分が血糖値を下げるゴーヤ

ゴーヤは長寿で有名な沖縄の人が良く食べる食材として知られています。最近では全国的にも有名になり、健康食としてクローズアップされています。

青汁の原料としても使われることが多くなっており、錠剤タイプも例外ではありません。主な成分は次のようなものです。

・ビタミンC・・・76mg

・ビタミンE・・・0.9mg

・ビタミンK・・・41μg

・β-カロテン・・・210μg

・食物繊維・・・2.6g

・カリウム・・・260mg

ゴーヤはビタミンCを非常に多く含んでおり、キュウリやトマトの5倍以上にも上ります。

ビタミンCは前述のように抗酸化作用を持つほか、皮膚の主な成分であるコラーゲンの生成を補助する働きもあり、肌の調子を保つのに効果的。またゴーヤのビタミンCは熱に強く、炒めても壊れにくいという特徴があります。

そしてゴーヤと言えば独特の「苦み」ですが、この苦み成分がモモルデシンと呼ばれるもの。モモルデシンは胃の粘膜を保護し、食欲を増進させるという働きがあります。また血糖値や血圧を下げる効果もあると言われています。

2.5.「王様の野菜」と呼ばれるモロヘイヤ

モロヘイヤはエジプト・中近東あたりで古くから栽培されてきた野菜です。アラビア語で「王様の野菜」という意味ですが、その名の通り古代エジプトの王はモロヘイヤを食べ健康を維持していたと言われています。

非常に豊富な栄養を誇り、近年青汁の原料としても注目されています。主な成分は以下の通りです。

・ビタミンC・・・65mg

・ビタミンE・・・6.6mg

・ビタミンK・・・640μg

・β-カロテン・・・10000μg

・食物繊維・・・5.9g

・ビタミンB1・・・0.18mg

・ビタミンB2・・・0.42mg

・カリウム・・・530mg

・カルシム・・・260mg

モロヘイヤはβ-カロテンを非常に多く含んでいて、その量はほうれん草の2倍以上にもなります。β-カロテンは体内に取り込まれるとビタミンAに変換され、抗酸化作用や目の健康を維持するのに役立ちます。

さらにビタミンCやビタミンEといった強い抗酸化作用を持つ成分に加え、カルシウムも豊富に含んでいます。

またモロヘイヤはねばねば成分も含んでいますが、これはムチンやマンナンといったものです。これらは消化器系の粘膜を保護し、消化を助ける働きがあります。それに加え便秘改善、血糖値の抑制などの効果も持っています。

3.錠剤青汁の効果って？

さて、それでは錠剤青汁が持つ具体的な効果とはどのようなものでしょうか。健康や美容にどのような働きがあるのか、くわしく見てみましょう。

3.1.コレステロール値低減

コレステロールは健康にとって悪影響を及ぼすものとして知られていますが、実際は体にとって本来必要なものでもあります。しかし余分なコレステロールが増えすぎると、動脈硬化や心筋梗塞を起こす原因になるのです。

コレステロールにはLDLコレステロールとHDLコレステロールの2種類があり、前者を悪玉コレステロール、後者を善玉コレステロールと呼びます。

善玉コレステロールは血液中の余分なコレステロールを排除する働きがあるのですが、悪玉コレステロールは血管の内壁にこびりつき、血管を細く固くしてしまう作用があります。このため、悪玉コレステロールが増えすぎると動脈硬化、血圧上昇などの弊害が起こるのです。

青汁に豊富に含まれる食物繊維は、余分な悪玉コレステロールを排出してくれる作用があります。さらに善玉コレステロールを増やす働きもあるので、体内のコレステロール値の上昇を抑えてくれるわけです。

次に触れますが、コレステロール値上昇の抑制は、健康にとってさまざまなメリットがあるのです。

3.2.生活習慣病予防

生活習慣病は文字通り、食生活や飲酒、喫煙といった習慣から起こる病気の総称です。以前は成人病とも呼ばれていました。

生活習慣病に含まれるのは、糖尿病、脂質異常症、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞、メタボリックシンドローム、癌などといったものです。原因はさまざまですが、食生活でのコレステロールや中性脂肪などの脂質や、塩分・糖分の摂りすぎも大きな部分を占めています。

こうした問題を予防するのに、錠剤の青汁が効果を発揮します。日々の野菜不足を簡単に補えますから、前述のようにコレステロール値の上昇を抑え、動脈硬化から心筋梗塞、脳梗塞といった病気や、脂質異常症などを起こすのを防いでくれるわけです。

また血圧や血糖値の上昇も抑えてくれるので、高血圧や糖尿病予防にも効果的。このように錠剤青汁を毎日続けることで、生活習慣病の多くを予防するのに役立ちます。

3.3.ダイエット

青汁は健康効果だけでなく、ダイエットにも効果的として評判です。

青汁に食物繊維が豊富に含まれているのはすでに述べた通りです。食物繊維は腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれます。これによって便秘を改善、また便秘になりにくい体質にも変えてくれるのです。