青汁の栄養で効果を得るための必要不可欠な4つのポイント

4.健康な体に導く青汁の栄養素たち

4.1 ビタミンは、体の土台を作ってくれる

まずは、期待したいのはビタミンCですね。ビタミンCは、優れた抗酸化作用により、女性においてはシミ対策、コラーゲンの生成にも役立ち、美容効果が期待できます。同様にビタミンEも、活性酸素から肌を守ることでハリや艶などの美容効果を期待できます。

その他にもビタミンB群（B1、B2、B6、B12、ナイアシン、葉酸など）は、お互いに助け合い、体内の色々な代謝を助けてくれます。最後にビタミンAは、肌の乾燥を防いだり、皆さんもご存知の口内炎などの予防にも効果的だといわれています。

4.2 カルシウムで骨や歯を丈夫にしよう

カルシウムは、ミネラルの１つで、骨や歯などの作る上で大切な栄養素です。一般的には、牛乳などの乳製品などから得るイメージが強いですが、実は緑黄色野菜にも含まれているんです。特にケールなどには多く、カルシウムを含み、その吸収性も高いと考えられています。

4.3 カリウムで、血圧の上昇を防ぐ

カリウムは、ミネラルの1つで、しっかりと摂取することで、高血圧の予防につながるといわれています。これは、カリウムには、塩分であるナトリウムを排出する働きがあるために血圧の上昇を防ぎ、心臓病や脳卒中などの予防にもつながると考えられています。

その他にも、むくみの解消にもつながります。むくみは塩分の取りすぎで起きている現象でもあるので、塩分を排出することでむくみの解消にもつながるのです。ただし、腎臓の機能が低下していたりする場合には、カリウムは採り過ぎると、筋肉の痺れなどを引き起こす高カリウム血症を引き起こしますのでくれぐれも気をつけましょう。

4.4 食物繊維は、免疫力を高めて腸内環境を整える

食物繊維は、最近では健康ブームにより、広く知られていますが、スムーズな便通を促してくれる可能性があり、腸内環境を整えるのに最適な栄養素であり、青汁に含まれている多くの野菜に含まれています。それだけでなく、野菜に含まれている食物繊維の多くは、善玉菌の活性化につながり、腸内環境を整えつつ、免疫力を向上させてくれ、お肌が荒れないように状態を維持してくれます。

5.青汁のタイプは一種類じゃない

5.1 液体タイプ

液体タイプの青汁は主に、飲料水売り場に売られています。メリットとしては、作る過程でいろいろな工程を踏まずに抽出して作るだけなので製造工程によって、栄養価が破壊されにくくなり、栄養素がそのまま残っているようになっています。一方で、デメリットとしては、ケールなどの独特の苦味や匂いにクセがあるため、苦手な人には飲みにくい印象があります。

毎日飲むことを目標にしている人はには、少しハードルが高いかもしれません。その場合には粉末タイプをオススメします。その他にも若干の面倒くささがあります。それは液体タイプの場合には冷凍して保存しておくことが多いため、解凍に時間がかかり、飲むのが面倒くさくなり、続かないということです。こういった方にも粉末タイプなどをオススメします。

5.2 粉状タイプ

粉末タイプは一般的には一番飲みやすいといわれており、製造工程は、青汁を製造した会社ごとに少しずつ違い特許などもあるので、一概に正確にはどのように作っているか明確ではありませんが、基本的には、野菜を乾燥させて粉末にしているのは一緒です。それを水に溶かして飲むことになります。

ビタミンCなどは熱に弱いので乾燥させる際に高温だと失活してしまうので低温のまま乾燥させるスプレードライ製法を用います。お店でスプレードライ製法と記載されていれば、より栄養素が豊富に生き残っていることになるのでそちらをオススメします。また、先にも申し上げましたが、青汁の匂いが苦手な人は粉末の方が匂いや苦みなども軽減されるのでオススメです。

5.3 フリーズドライタイプ

こちらは粉末タイプの一種になりますが、最近では流行っているタイプで、新鮮な青汁を急速に凍結させて、真空状態で乾燥させることで作った粉末タイプなんです。こちらは粉末タイプ同様に持ち運びが便利でありながら、高温処理をしていないのでビタミン類が壊されていないメリットがあり、栄養価も当然高くなります。

ただし、食物繊維が残存しやすいために喉越しが悪くなる可能性があります。粉末タイプ同様に野菜の臭みはなくなるので匂いが苦手な人にはオススメでしょう。

5.4 サプリメントタイプ

サプリメントタイプは、いわゆる錠剤タイプであり、水などに溶かす必要もなく一番何もせずに飲めるタイプとなります。また、青汁嫌いの人でも匂いも最も気にならずに飲める優れものです。しかし、その一方で問題も少しあり、粉末タイプと同じくらいの栄養価を摂ろうとすると1日に20〜30錠くらい飲まなければならないといわれています。お金自体はほとんど変わらないといわれていますが、30粒を飲むのって大変ですよね。

そんな傾向もあり、サプリメントタイプは敬遠されてきましたが、最近であようやっと10錠以内で、粉末タイプと同等の栄養価を得ることができるようになってきているのでオススメできるようになってきています。

6.青汁の栄養は飲む時間で変わるの？

6.1 ダイエット目的なら

青汁は医薬品などではなく、特にこれといった飲む時間の決まりなどもありません。一番大事なのは自分が長い間続けれることができるかなんです。そのため、無理に飲まなければならないような時間に飲むのはやめた方が良いでしょう。一般的に、ダイエットが目的で飲む場合には、オススメなのは「食事前」になります。

空腹時に青汁を飲むことで、満腹中枢を刺激して食べ過ぎ防止の効果が期待できます。血糖値の上昇を防ぐことにもつながるといわれています。

6.2 便秘解消なら

次に、便秘を解消したい場合には、就寝前に飲むのがオススメです。ちょうど腸が少しずつ動き始め、朝起きた時には便意を催してくれる可能性が期待できます。もしも、消化のために腸が動いて眠りにくい場合には少し早めに飲むなどタイミングを調整してみてください。

6.3 栄養を補給したいなら

栄養補給が目的ならば、朝起きてすぐ飲むのがオススメです。寝起きはちょっとという方は、少し経ってから飲んでも大丈夫です。朝起きた状態は、水分なども消費しており、一番栄養を吸収しやすい状態になっているため、このタイミングで飲むことで栄養素を体の隅々に届けることができるのです。

7.青汁の栄養は選び方が大事

7.1 添加物などをチェックしよう

青汁で栄養を得るための選び方のまず1つ目は、合成添加物などの余計なものが入ってないものを選ぶことが大事です。1杯の青汁の中にもできるだけ栄養価の高いものを摂り入れるようにしましょう。

最近の青汁では、飲みやすさを追求するあまり、砂糖を入れて飲みやすくしたり、それ以外の甘味料を入れている場合もあるので、購入する際には余計なものが配合していないかをしっかりとチェックすることが望ましいでしょう。また、中には青汁の野菜の成分があまり入っていないものもあるのでしっかりとチェックしましょう。

7.2 3大原料は含まれいるのか

次に重要なのは、ケール、大麦若葉、明日葉という、青汁の3大原料が入っているかのチェックです。こらの野菜は青汁で栄養を得るには欠かせないので、これらが1つでも欠けてる場合にはそれ以外で補えているかなどをしっかりとチェックしましょう。

これら3つの野菜は、ビタミン、ミネラルなどの栄養価が高く、豊富に含んでいるので、栄養を得るには、まずは基本になってきます。

7.3 非加熱処理は施しているか

青汁選びには、加熱処理も大きなポイントにもなってきます。現在ではいろいろな製法によりなんとか栄養が壊れずに処理するようになってきていますが、なるべく、非加熱処理を施していることが大事です。どうしても加熱処理をしてしまうと、ビタミン類は失活しますし、酵素なども熱に弱いのです。

ビタミンなどから多くの効果を期待するのであらばやはりフリーズドライ製法などで非加熱処理したものを選びましょう。

7.4 量が多ければ多いほど良い

結構大事なのが、何と言っても青汁の量です。これは単純に1袋あたりや、1錠剤あたりの青汁の量が多い方が良いのです。粉末などでは、通常は3gくらいのものが多いのですが、多いものでは10gのものもあったりします。単純にこの数値が高ければ高いほど、多くの野菜を享受できます。