赤ニキビになったらどうすれば？その原因と対処法まとめ

3.ターンオーバーの乱れに気を付けたい！

出典 |　エイジングケアアカデミー – ナールスコム　

私たち人間のお肌には、およそ28日間の規則的な周期により、古い細胞がなくなって新しい細胞へと生まれ変わるターンオーバーというものがあります。しかし、このシステムが不規則な生活や偏った食生活によって乱れてしまい、赤ニキビの原因となることがあるんです。

ターンオーバーが正常に行われないと、古い角質は生まれ変われないのでそのまま肌に残ってしまいます。そして毛穴の中の皮脂と絡み合い、ニキビとなるんですね。例えば傷ができても、時の経過とともに治って元のきれいな肌に戻ります。これは古い角質が剥がれて日々新しい皮膚細胞が生まれ変わるからです。

ニキビも同じで、ターンオーバーが正常に行われれば、炎症が抑えられ次第に治まり、きれいな肌に戻れるはず。ですが、不規則な生活でターンオーバーが乱れた上、皮脂の過剰分泌が伴うと、古い角質が皮脂と癒着しアクネ菌の活動が活発になります。そのため炎症を起こして赤ニキビを発症してしまうとつながっていきます。

3-1.便秘が原因でニキビが治らない？

出典 |　hanimi［ハニーミー］　

便秘が続くとニキビを招くことがあります。これは、『悪玉菌』と『活性酸素』を増やすことになるという理由です。そもそも、体内には悪玉菌と善玉菌が両方存在していますが、便秘になってしまうと腸内のサイクルが乱れてしまい、悪玉菌が急激に増えます。

この悪玉菌が増えると、毒素が腸内に蓄積され、体に有害物質が吸収されてしまい、体中に毒素が回ってしまうんですね。もちろんこの毒素は体だけではなく、肌へも悪影響と言わざるを得ません。さらにニキビを増やす原因になります。

一方、『活性酸素』は、非常に攻撃的で毒性の強いものです。肌の毛穴をつまらせ、新陳代謝を下げるので、ニキビを増やしてしまいます。便秘は何一つメリットがありません。食物繊維が豊富な野菜を多く食べるか、適度な運動で腸に多少刺激を与えることも考慮してみましょう。

3-2.規則正しい生活習慣を！

赤ニキビの治し方としては、まずその原因を取り除くことが大切になってきます。特に、疲労やストレスが溜まって免疫力が低下すると、お肌がアクネ菌と闘う力も低下してしまうからです。夜更かしせず朝早く起きて、睡眠時間をきっちり確保する規則正しい生活や、脂肪分を控え、刺激物を排除した和食を中心とした食生活を送ることが理想です。

さらにできるだけ、果物や野菜などでビタミンCをしっかり補給したいところですね。肌のターンオーバーを促したり、肌細胞を生成するコラーゲンの助けとなったりするビタミンCはとても有効です。また、適度な運動を行って代謝をアップさせることや、疲労やストレスを溜め込まないことも大切です。

3-3.ストレスが原因でニキビが悪化してしまう場合も

出典 |　大人ニキビに効く洗顔料ランキング　

ストレスがたまるとニキビができるという方が多いようです。過剰なストレスを受けると、脳の間脳という場所にある自律神経、内分泌を司る働きを持つ『視床下部』に影響が及んでしまうからです。そもそも、ストレスがたまると皮脂分泌が過剰になりやすいという仕組みがあります。これは「アンドロゲン」という男性ホルモンが優位になるため。

多少のストレスであれば、身体の適応力を維持するために有益なので快ストレスと呼ばれますが、過剰なストレスであれば心身のバランスを大きく損なってしまいます。副腎皮質から男性ホルモンが分泌されたり、自律神経のうち興奮を司る交感神経が活発になることでノルアドレナリンが増加したりすることが、肌にとっては大きな問題になってしまいます。

ストレスを感じたときに発生する男性ホルモンやノルアドレナリンは皮脂の分泌を促す働きがあるため、ストレス反応が持続すると脂性肌になってしまいます。また、男性ホルモンには肌を固くしてしまう性質もあり、毛穴が収縮して詰まりやすくなるのです。

こうして皮脂が正しく代謝されなくなると、詰まった毛穴に皮脂が溜まり、その皮脂の中で悪玉アクネ菌が増殖して炎症を起こすいわゆる赤ニキビが出来てしまうわけです。適度にストレスを発散しないと、ニキビは無尽蔵に発生し続け、すでに出来ているニキビは『赤ニキビ』へと進行していくでしょう！

3-4.炎症を抑えよう！手では極力触らないこと

炎症を起こしてしまった赤ニキビは、まずは炎症を抑えることが先決です。赤く腫れると炎症部分が熱を持って顔がむくんだり、かゆくなったりすることがあります。できれば手で触らないようにしたいところです。

他にも叩いたり、強くかいたり、手で刺激することは絶対に避けましょう。ばい菌がついた状態の手で、触るのは菌を肌にこすりつけているようなものですよ！