アクネ菌って殺菌できる？3つの殺菌法と7つの殺菌成分！

2.アクネ菌の殺菌法に使われる7つの成分ってどんな成分！？

ニキビを改善するには、アクネ菌を殺菌して、ニキビの炎症を抑える必要があるのですが、アクネ菌の殺菌法に使われる成分ってどんなものがあるのでしょうか？

ニキビ治療薬の成分表を見たことがある人や、薬用スキンケア商品や薬用洗顔などの成分表を見たことがある人なら、サリチル酸や、グリチルリチン酸という文字を見慣れているかもしれません。

ここでは、アクネ菌の殺菌法に用いられる成分の特徴について、紹介したいと思います。

2-1.アクネ菌の殺菌法で有名なのは角質ケアもできるサリチル酸

サリチル酸は、アクネ菌の殺菌法として使われている成分で、硬くなった角質を柔らかくしてくれる効果もあるため、毛穴詰まりも改善してくれます。

アクネ菌を殺菌して、アクネ菌が増殖するのを抑えてくれるので、新たなニキビの発生も予防してくれると言われています。

サリチル酸が含まれているスキンケアや洗顔料は、ピーリング効果がある商品が多いため、乾燥をしないように保湿をしっかり行うことも大切だそうです。

2-2.アクネ菌の殺菌効果がとても高いイソプロピルメチルフェノール

イソプロピルメチルフェノールは、ニキビの原因菌であるアクネ菌の殺菌法として使われている殺菌効果が高い成分で知られています。

また、抗真菌効果もあり、アクネ菌だけでなく、マラセチア菌の殺菌法にも使われることがあると言われています。

そのため、背中ニキビがなかなか治らなくて悩んでいる人にとっても、イソプロピルメチルフェノールが含まれているものを使うと効果があると言われています。

2-3.アクネ菌の殺菌法として古くから使われている！？ピオニン

ピオニンは、抗菌・殺菌作用があるため、アクネ菌の殺菌法として使われている成分の1つです。

ピオニンは安全性が高く、炎症が進んでいるニキビに対しても改善の効果があることで知られています。

また、メラニンの生成を抑制する作用もあるため、ニキビ跡になるのを抑えたり、肌のトーンを上げてくれる効果も期待できると言われています。

2-4.ケガなどの改善にも使われているティーツリーはアクネ菌も殺菌

ティーツリーは、オーストラリアにある木からとっている成分で、アクネ菌の殺菌法としても用いられますが、先住民がケガをした時などにも消毒に使われていたと言われています。

抗菌作用や抗真菌作用に優れているため、アクネ菌だけでなく、水虫の菌にも効果があるようです。

ニキビに対しては、「ティーツリーオイルを使うと、ニキビがあっという間に治っている！」と言われるほど効果が高く、注目されています！

2-5.消毒にも使われるエタノールでアクネ菌を殺菌できるがNG！

よく消毒に使われているエタノールですが、殺菌効果があるため、ニキビに使うことでアクネ菌も殺菌することができますが使ってはいけないと言われています。

エタノールは薬局などでも簡単に買うことができるので、アクネ菌の殺菌に使うことができたらとても便利なのですが、抗菌効果が強すぎるため、他の必要な菌までも失われてしまうようです。

必要な菌まで殺菌してしまうと、肌機能が下がってしまって、余計肌トラブルが起きやすくなったり、肌の乾燥を強く促してしまうため、危険だと言われています。

そのため、エタノールはアクネ菌を殺菌することができますが、使わないようにしましょう！

2-6.敏感肌の人にも優しく使える！？グリチルリチン酸ジカリウム

グリチルリチン酸ジカリウムは、甘草という漢方に含まれている成分で、副作用が少ないことから、敏感肌の人でも使う安心して使うことができると言われています。

グリチルリチン酸ジカリウムには、殺菌効果があるため、アクネ菌の殺菌法として使われることが多く、抗炎症効果もあることから使うことで、ニキビの症状を早く改善してくれる効果があるようです。

グリチルリチン酸ジカリウムは、グリチルリチン酸2Kとして表記されることもあるようですが、どちらも同じ成分のようです。

2-7.アクネ菌の殺菌法に使われるミネラルの1種であるイオウも効果的

イオウは、殺菌作用があるため、アクネ菌の殺菌法に使われる成分の1つですが、なんと角質を柔らかくしてくれる効果もあるため、毛穴汚れの改善も期待できると言われています。

また、オイリー肌の人にとっては、イオウを使うことで皮脂の分泌量を減らしてくれる効果があるため、ニキビの改善に効果があります。

しかし、イオウには乾燥を促す作用もあるので、肌が乾燥しやすく、乾燥ニキビができてしまう人にとっては、イオウ以外の成分でアクネ菌を殺菌した方が良いでしょう。