2 ニキビのかさぶたにはどう対処する?正しい方法を知っておこう
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このように、傷口が治るまでその傷を守り、そこにばい菌が入ることを防ぐがかさぶたなのです。したがって、かさぶたができてしまった時には慎重に、大切に対処することが重要です。基本的には、以下を守りましょう。
2-1 ニキビにかさぶたができた場合のケアは?
2-1-1 基本は「そっとしておく」
今ご説明して来たように、かさぶたができているということは、その下で一生懸命傷口を治している最中ですので、ニキビにかさぶたができた場合に1番大切なことは「放置」、つまり触ったりしないで「そっとしておく」ことです。そっとしておくことによて、白血球と表皮細胞が傷がついたニキビを自然に治癒してくれるのです。
そうしておくと、傷が治った段階で、洗顔やお風呂位入った時などにかさぶたは自然にはがれ、跡も残りません。
ただ、かさぶたをそっとしておこうと思っても、洗顔時についひっかいてしまったり、ついはがしてしまったりする場合もあります。またかさぶたに紫外線が当たると、刺激に弱くなっているニキビの部分にメラニンが発生してニキビ跡になる場合もあります。そうならないために、以下のようなケアもしてみましょう。
2-1-2 かさぶたの上に絆創膏を貼る
かさぶたの上に、絆創膏を貼ってかさぶたをガードしましょう。方法としては、
①まず洗顔をしてから、絆創膏をかさぶたの上に貼ります。
②貼り方は、ぴったりかぶせるのではなく、隙間を作ってふわっと貼るのがポイントです。ぴったり貼ってしまうと、毛穴がふさがり、今度は別のトラブルが発生してしまいますので要注意です。
③可能であれば、半日ごとに絆創膏を貼り替え、清潔な状態にしておきます。
④昼間は絆創膏が目立つので貼りたくないという場合は、寝ている間だけでも、かさぶたがはがれないように貼るようにしてください。
2-1-3 肌の代謝をよくして、かさぶたが早くはがれるようにする
かさぶたは傷が治れば自然にはがれますので、早くはがしたい時には、傷が早く治るようにするのがベストです。そのためには、肌の代謝を上げ、傷の治癒のスピードを速めることです。そのためには、以下がポイントです。
■肌の代謝を上げる栄養素を摂る
食事内容を見直したり、足りなければサプリなどによって、肌の代謝が上がる栄養素を摂りましょう。
肌の代謝が上がる栄養素としては、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB群、亜鉛、タンパクく質などです。ビタミンCは野菜や果物、ビタミンEはアーモンドなどのナッツ類、ビタミンB群は豚肉などに多く含まれています。亜鉛は牡蠣やタコなどに、タンパク質は大豆製品の豆腐や納豆、そして肉や魚に多く含まれています。それらを食事の中で積極的に摂りましょう。
ただし、ナッツ類、肉類は摂りすぎると今度は脂質をたくさん摂ることになって、新たなニキビの原因になりますので注意してください。
■ニキビケアのコスメを使う
ニキビケアのコスメには、肌の代謝を上げるビタミンなどが配合されている場合が多いです。ですので、そのようなコスメを用いることで、かさぶたを早く治すことが可能です。また、それらのコスメは殺菌効果も強めてありますので、傷口にばい菌が入って化膿することも防いでくれます。
ただし、ニキビケアのコスメは、皮脂の分泌を抑えて肌を乾燥気味にするものが多いので、乾燥が原因になっている大人ニキビの人は使わないほうが無難です。
2-1-4 かさぶたのケアでやってはいけないこと
これらと同時に、かさぶたができてしまったら、やってはいけないことがいくつかあります。それをするとかさぶたが治らないばかりか、ニキビが再度悪化してしまう可能性があります。ですので、以下のことは絶対にやらないように気をつけましょう。
■かさぶたを無理やりはがしてしまう
これは誰でもついしてしまいがちなことですが、かさぶたは絶対に無理やりはがしてはいけません。
先ほどから説明しているように、かさぶたの下では傷ついたニキビや血管が修復されている真っ最中です。それを無理やりはがしてしまうと、再度出血してまたかさぶたができるぐらいならまだしも、最悪の場合は、ばい菌が入り込んで、今度はケロイド状のニキビやニキビ跡になってしまう可能性もあります。ですので、はがすことは絶対NGです。
■かさぶたを過剰に冷やしてしまう
ニキビをセルフケアで治す方法としてよく紹介されているのが、ニキビ部分の炎症を抑えるために冷やす、ということです。これは炎症を抑える点では有効ですが、かさぶたの部分を冷やしてしまうと、そこの血液の流れが悪化し、傷を修復する細胞の動きが悪くなり、同時にターンオーバーも滞ってしまいます。それによって、かさぶたの治りが遅くなるばかりか、ニキビ跡の原因にもなってしまいます。ですので、冷やすこともNGです。
2-2 かさぶたがはがれてしまったら?
かさぶたをはがしてしまったり、何かに当たってはがれてしまった場合は非常に問題です。傷口を見ればわかりますが、まだ出血が止まらず、傷の部分がぐじゅぐじゅになっているはずです。まさに修復作業中だったのです。そうなってしまった場合は、以下のケアを行いましょう。
2-2-1 傷口を洗って清潔にする
かさぶたがはがれた部分をしっかりと水洗いします。洗顔料は使ってはいけません。さらに、消毒薬や化粧水も絶対NGです。消毒液には当然ですが、化粧水にもアルコールが入っている場合があるので、そのアルコールがせっかく修復のために働いている白血球や表皮細胞を殺してしまいます。それは当然、傷口の治癒を遅らせ、場合によってはニキビが再度化膿しえてしまうこともあり得ます。
またニキビ治療薬も塗ってははいけません。ニキビを治す前にまずはニキビの傷を治すことの方が大事です。ニキビ治療薬は、成分によってはその治癒の邪魔になります。とにかく、特別なケアはせずに、水でしっかりと洗うことが重要です。
2-2-2 湿潤治療パッドを貼る
■湿潤治療パッドは傷を早く治す特別な絆創膏
そしてその傷の上に、絆創膏のような「湿潤治療パッド」を貼ります。湿潤治療パッドとはハイドロコロイドという新素材を使った絆創膏で、傷口から出る体液を吸収し、それをカサブタの代わりにしてくれる機能を持っています。かさぶたを作らないので、傷が早く治り、その跡が残ることも少ないすぐれものです。
また、傷口を保湿するので、表皮細胞や血管細胞の再生力が高まり、それによっても早く傷が治ります。さらには傷口に密着するので普通に動いても、水にぬれてもはがれにくいのも特徴です。
湿潤治療パッドはドラッグストアなどの絆創膏のコーナーに行くと、たとえば「キズパワーパッド」などの商品名で販売されています。
■湿潤治療パッドの使い方の手順
その湿潤治療パッドの貼り方のコツは以下の通りです。
①上でも説明したように、貼る前に傷を刺激しないよう気を付けて、丁寧に洗顔します。その後消毒薬、ニキビ治療薬、化粧水などは一切つけません。
②洗顔したら、すぐに絆創膏と同じように貼っていきます。絆創膏と違うのは、隙間を作らずにぴったりと貼ることです。
③貼ったら3日間はその状態のままにします。傷口が修復されると体液が出て、貼った部分が白く盛り上がって来ます。
④3日たったらはがしてみましょう。おそらくもう傷は目立たなくっているはずです。それでもこの段階でまだ完治していないときは、もう1回同じ方法で湿潤治療パッドを貼ってください。
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