ニキビのかさぶたははがしちゃダメ！ニキビのNGケアはこれ！

1　ニキビがかさぶたになる原因は

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1-1　知っていた？かさぶたができる仕組みと理由

かさぶたとは、身体や顔に傷がつき、そこから出血したときに、それを止める身体の防御反応の1つです。血が出た時にかさぶたができることでフタをしてそれを止め、そのフタに守られる形で、傷が新たに傷ついたり、ばい菌が入ったりするのを防いだりしながら、徐々に治っていくようにしているのです。

ですので、かさぶたは見た目には目立って困りますが、傷が治っていく過程だと考えて、大事にしていかなければならないものなのです。

1-2　ニキビがかさぶたになる理由は？

それでは、そのかさぶたができて、そのあと回復していくメカニズムを、ニキビがかさぶたになる解説と併せてご説明します。

1-2-1　ニキビが潰れて出血する

かさぶたができるのは出血した時です。ですので、ニキビがかさぶたになったということは、ニキビから出血があったという結果です。

ニキビから出血する理由はさまざまですが、1番多いのは自分でニキビを潰して芯を押し出したしまった時です。ニキビというものは、表面上は血がみえなくても、芯の下では炎症が起こっており、そこではすでに出血してますので、芯がなくなることでそこから外へ血が流れ出るのです。

ほかにあり得る理由としては、ニキビに爪がかすって引っ掻いてしまったとか、寝ている間に枕カバーなどで擦れて出血してしまった、などが考えられます。

そのような時に気づいたら、ティシュで拭いたりするでしょうが、しかしいずれにしても血は出続け、それがかさぶたのもとになります。

1-2-2　血症板が分泌されて血を固める

血小板というものは血液に含まれている成分で、血を止めようと身体が作用した時に、最初に働くものです。まず血が出るということは、血管に傷がついたということですが、そうするとその場所に血管内部のコラーゲンが分泌されます。その分泌が、血管に傷がついたという報せになり、その報せを受けた血小板はトラブルを察知して傷がついた場所に集まってきます。

血小板には粘度があるので、その場所で血小板同士や分泌されているコラーゲンとつながり、血栓という物質を作ります。この血栓によって血が止まり、その血栓がかさぶたになって傷の箇所を守ります。

1-2-3　死んだ細胞を白血球が除去する

出血した場所には、血管の残骸や傷がつくことによって死んでしまった細胞がありますので、それを今度は血管の中の白血球が取り除き、きれいにします。あとで残った残骸が悪性の物質になって、身体に害を及ぼさないようにする働きです。

1-2-4　新たな細胞が来て傷口をふさぐ

そしてその傷口で血管細胞と表皮細胞が増えていきます。血管細胞は傷がついた血管を修復し、表皮細胞は表皮の傷を埋めていきます。この作業が終わると、自然にかさぶたははがれていきます。