2 おすすめニキビケア9選
出典 | o-dan
以上を前提に、「裏技」ではなく、ベーシックで、かつ効果が確実に期待できるニキビケアを以下に9種類ご紹介します。
2-1 やさしく洗顔、しっかり洗顔
ニキビの原因が皮脂の過剰分泌である以上、やはり洗顔はニキビケアの基本中の基本です。ただしその方法については、いくつか注意する点があります。
2-1-1 先にぬるま湯だけで洗顔する
最初はぬるま湯で大きな汚れを落としましょう。これによって毛穴が開き、毛穴の中の汚れが取り除かれやすくなります。ただし、熱すぎるお湯は皮脂を落とし過ぎてしまうので、特に大人キビの場合はお湯の温度に気をつけましょう。
2-1-2 洗顔は「泡」で行う
通常の手を洗うような石鹸ではなく、洗顔料を使って洗います。その際に重要なのは、しっかり泡立てることです。掌の上で丸くなって弾力を持つような泡を作ってください。難しければ、泡立てネットなどを使いましょう。そして、軽く毛穴に押し当てるつもりで、くるくると小さな円を描くように、顔の中心から外側に洗っていきます。
この時の注意点は、力を入れてゴシゴシ洗わないことです。汚れはゴシゴシ洗っても落ちず、泡で皮膚の上の汚れや皮脂を巻き込むことによって落ちます。逆にゴシゴシ洗うとそれも刺激になってニキビがさらにできたり、今あるニキビが悪化してしまいます。
また、大人ニキビの場合ですが、市販のニキビ用洗顔料は使わないようにしましょう。このタイプの洗顔料のほとんどは思春期ニキビ用で、強力に皮脂を落とし過ぎてしまうため、ふさわしくありません。弱酸性の肌に優しい洗顔料がベストです。
2-1-3 すすぎを甘く見ないこと
洗顔で洗うことと同じくらい重要なのがすすぎです。洗顔料が顔に残ると新しいニキビの原因になってしまいます。ぬるま湯を使って、最低30回、時間で3分はすすぎましょう。また髪の生え際は特に洗顔料が残りやすい部位ですから念入りにすすいでください。お風呂の時に洗顔をする習慣がある人は、シャンプーやコンディショナーの洗い残しが額に落ちて新しいニキビの原因にもなります。それを避けるために「髪→身体→顔」の順ですすぎましょう。
さらに、顔の洗顔だけではなく、背中にニキビのできてしまう人にも同じことが言えます。背中ニキビの原因は、背中を洗ったあとのボディシャンプーの洗い残しがある場合や、髪を洗ったシャンプーが背中側に残ってしまう場合が多いです。その点にも注意して、とにかく念入りにしっかり洗い流しましょう。
2-1-4 水分のとり方にも注意
洗顔が終わったら、できれば無撚糸などのやわらかい素材のタオルでふき取りましょう。この時に、こすってしまうとそれがまた刺激になってニキビの原因になるので、ぽんぽんと上から押さえるくらいのふき取り方がベストです。また、フェイスタオルやバスタオルには、実は思いのほか細菌がたくさんついていて、これが新しいニキビやニキビを悪化させる原因にもなります。できれば毎日取り換えるくらいの頻度で、小まめに交換しましょう。
2-1-5 洗顔は1日2回まで
暑い夏の日など、帰宅後にすぐ顔を洗ってサッパリしたくなりますが、それも危険です。顔についた汚れは、1日に2回の洗顔で十分に落ちます。それ以上行うと、必要な皮脂まで落とし、乾燥肌を招き、それによってまたニキビができてしまします。
2-2 大人ニキビは保湿が命
大人ニキビの主な原因は乾燥です。ですので、とにかく保湿をしっかり行うことがニキビケアのポイントです。具体的には、以下を実践しましょう。
2-2-1 洗顔後、風呂上がりには即保湿
皮膚は表面の水分が蒸発するときに一緒に皮膚の水分も奪い去ります。ですので、洗顔後、風呂上がりには、急いで化粧水などで保湿をしましょう。
2-2-2 クレンジングはミルクタイプを使う
クレンジングをするときには、オイルタイプを使うとメークは確かに良く落ちますが、一緒に必要な皮脂まで落としてしまいます。ですので、クレンジングはミルクタイプかクリームタイプを使いましょう。毛羽のたった優しい感触のコットンをぬるま湯で濡らし、ゆっくり拭くときれいに落ちますので試してみてください。もちろん、ふき取りタイプのクレンジングもNGです。
2-2-3 化粧水などもニキビ用ではないものを
洗顔料と同じく、ニキビ用の化粧品と称しているもののほとんどは、思春期ニキビ用でサッパリタイプですので、大人ニキビに対しては保湿力が足りません。大人ニキビの人は、オイリーではないけれども、保湿成分がしっかり入ったものを使いましょう。
2-2-4 髭剃り方法を変える
これは男性の場合ですが、男性のニキビの原因の1つにひげ剃りがあります。ひげを剃るときに電気剃刀や、切れ味の悪い剃刀を使って、皮膚を傷つけてしまい、そこに雑菌が入ってニキビになるのです。ですので、特に顎ニキビに悩んでいる場合は、温かいタオルでひげを柔らかくし、シェービングフォームをたっぷり塗って、新しいよく切れるT字剃刀で剃りましょう。
2-3 ビタミンC誘導体配合スキンケアを使う
大人ニキビのケアとしてスキンケアを選ぶ時には、ニキビケア用ではなく、ビタミンC誘導体配合の物を使うとよいでしょう。ビタミンC誘導体配合のスキンケアは、主にシミ対策で使われますが、ニキビケアにも効果があります。それは、この成分には抗炎症作用があるので赤ニキビの炎症を抑えてくれる働きがあることと、皮脂分泌抑制作用があるのでニキビ全般のケアに適しているからです。毛穴の詰まりも、これで解消する場合もあります。
使い方は、基本的には洗顔後、化粧水の前です。そして化粧水、乳液、美容液の順番です。ビタミンC誘導体配合のスキンケアでコットンパックをするのもよい方法です。
2-4 ピーリング化粧品を使う
ピーリングとは、皮膚に酸性の薬剤を塗って、皮膚表面に残った古い角質を溶かしてはがし、それによって毛穴を広げ、同時にターンオーバーを正常に戻す、主には美容皮膚科で行われている施術です。毛穴が開くことと、ターンオーバーが正常化することでニキビケアにも効果があります。
このピーリングは自宅でセルフケアでもすることができます。もちろん、美容皮膚科で医師の監督の下で行うような強い酸性の薬剤ではなく、弱い酸性のりんご酸、グリコール酸、クエン酸などのいわゆるフルーツ酸が配合されている石鹸や化粧水で行うピーリングです。弱い酸性でもニキビケアの効果は期待できますので、ドラッグストアなどで探して購入してもよいでしょう。
ただし注意点としては、コットンで拭き取るタイプやスクラブやゴマージュのようにこするタイプのものは、肌に刺激を与えて逆効果です。また効き目が悪いと思って何度もピーリングを繰り返すことも、返って皮膚の表面をさらに固くしてしまい、ニキビの悪化につながります。
2-5 市販の外用薬でケアする
市販の皮膚に塗るタイプのニキビ治療薬でケアすることも可能です。それには以下の3種類がありますので、自分のニキビの状態にあったものを選択しましょう。
2-5-1 炎症を抑える外用薬
赤ニキビの炎症を抑える働きがあります。主な商品としてはオロナインH軟膏やテラコートリルなどです。
2-5-2 アクネ菌を死滅させる外用薬
毛穴の中のアクネ菌を死滅させ、炎症を抑えます。これも赤ニキビに向いています。有名なところではクレアラシルがこのタイプです。
2-5-3 保湿剤
スキンケアでも保湿はできますが、ひどい乾燥の場合は外用薬を塗ったほうがよいでしょう。ただし、グリセリンなどの油分が多いものは逆効果なので、無添加の保湿剤を選びましょう。キュレル 潤浸保湿フェイスクリームなどがそれに該当します。
2-6 内服薬、サプリメントで身体の中からケアする
市販の医薬品で飲むタイプの内服薬としては、種類はあまり多くなく、かつ即効性という点でもあまり期待はできません。内服薬でケアするのであれば、やはり皮膚科での処方薬が本当はよいのです。しかし皮膚科に行きたくない場合は、方法としてはあります。それは、ビタミンを主原料としている内服薬、あるいはサプリメントを飲むことです。特に以下のビタミン成分が配合されているものは、ニキビケアの効果が期待できます。
2-6-1 ビタミンB群配合のもの
ビタミンB群とは、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類ですが、どれも皮膚の代謝機能をアップさせます。それによってターンオーバーが正常化するので、大人ニキビでかつ、肌がごわついてニキビができている場合はこれを用いましょう。
2-6-2 ビタミンC配合のもの
ビタミンCはスキンケアとして皮膚から直接取り込んでも、飲むことで胃から吸収させても同じ効果が期待できます。すなわち、抗炎症作用、皮脂分泌抑制作用です。また、ニキビの後に赤や茶色の色素沈着のシミになることも防いでくれます。
2-6-3 ビタミンE配合のもの
ビタミンEは皮脂の分泌を抑制する働きがあります。
2-7 身体にやさしい漢方薬でケアする
市販の西洋医学の医薬品を使用してもよいですが、もっと体質改善からアプローチしてニキビを根本からケアしたいのであれば、漢方薬という選択肢もあります。特に、大人ニキビの場合は、血行不良が原因の場合も多く、日ごろから、冷え性、頭痛、肩こり、激しい生理痛、イライラに悩んでいる人は、それに該当する可能性があります。そのような人には漢方薬があっているでしょう。
ドラッグストアなどでも漢方薬は販売していますので、以下の医薬品名で選べば大丈夫です。ただし、メーカーによっては漢方薬名は漢字ばかりで難しいので、パッケージには効果効能を大きく書き、漢方薬の名前は小さく表示しているところもありますので、よく見て買ってください。
2-7-1 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
色白、冷え性で、むくみやすい人のニキビであればこれがいいでしょう。
2-7-2 加味逍遥散(かみしょうようさん)
頭痛、肩こり、イライラがある人、便秘がひどい人のニキビであればこれがよいでしょう。
2-7-3 荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
皮脂が顔全体に多く分泌され、赤ら顔で小さいニキビができる用であればこれを試してください。
2-7-4 清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
思春期ニキビや男性のニキビのように、皮脂分泌過剰のせいでニキビができてる場合に効果的です。
2-8 食生活を改善してケアする
ニキビは皮膚の表面の症状のように思えますが、皮脂の過剰分泌にしても、ターンオーバーの乱れにしても、実は根っこは身体の中にあります。ですので、それらを根本的にケアしようと思った場合は、食生活から見直すことが重要です。そのためには以下を実践しましょう。
2-8-1 食事で皮脂分泌を抑える
B群は内服薬のところでも触れましたが、皮脂分泌を正常に戻す働きがあります。レバー、イワシ、納豆、豚肉、きのこ類、牛レバー、バナナ、マグロ、大豆、卵などを積極的に食べましょう。ただし、同時に皮脂分泌を増やすものを食べたのでは効果は相殺されてしまいます。ですので、肉類やバターなどの動物性脂肪、糖分、刺激物などは控えましょう。お酒も毛細血管を拡張させ、皮脂腺を刺激するので適度に抑えましょう。
2-8-2 食事で女性ホルモンのバランスを正常にする
女性ホルモンの乱れは男性ホルモンを優位にし、それが皮脂腺を刺激して新しいニキビや、ニキビの悪化の原因になります。それを避けるには、女性ホルモンと構造が似た大豆イソフラボンの入った、豆腐、納豆などを食べることをおすすめします。さらに、ナッツ類などに含まれるビタミンEも同じような働きをしてくれます。また冷えはホルモンバランスを崩しますので、冷たい飲料や食べ物は避け、身体を温める生姜などを食べましょう。
2-8-3 ダイエットのやりすぎを改める
わずかな食事しかとらないような厳しい食事制限を伴うダイエットは、偏食で食物繊維やミネラルをとらないのと同様に便秘や冷え性の原因になります。それは代謝の悪化につながり、ターンオーバーを乱し、ニキビを悪化させます。ですので、ダイエットをするにしても必要な栄養素はしっかりととるようにしましょう。
2-9 ストレス解消、代謝改善、生活改善
また偏った食事と同様に、生活の乱れそのものもニキビ悪化の原因になります。これを改めることも有効なニキビケアです。具体的には以下に気をつけましょう。
2-9-1 ストレスをためない
ストレスは、ニキビの大敵です。それをため込まないように、まずはストレスの原因(ストレッサー)を排除しましょう。仕事や家庭のことが原因の場合、排除は難しいですが、できるだけそういう人物や場面に近づかないことです。また、規則正しい睡眠、つまり早寝早起き、就寝時間を一定にする、寝る前には刺激を避ける、などが重要です。さらには、ウォーキングやジョギング、ヨガなどの有酸素運動も、ストレス解消だけではなく、代謝の改善にもつながるので、ニキビケアとしては有効です。
2-9-2 髪型を変える。顔に触るクセを直す
額に垂れている前髪は刺激になってニキビの原因になり、また今、額にできているとしたら、それが原因で悪化します。アップか、ピンで留めるなどをしてみましょう。ニキビを隠すために、前髪を下す人もいますが、気持ちはわかるにせよ、逆効果です。また顔を触ったり、頬杖をつくことも、刺激になるのでやめましょう。もちろんできてしまったニキビに触ることもNGです。
2-9-3 爪を切る
おしゃれで爪を伸ばしている人も多いでしょうが、爪には雑菌がたくさんついています。これがニキビをさらに炎症させる原因になります。また爪が伸びていると、ついそれでニキビを潰してしまい、それもひどくニキビを悪化させ、ニキビ跡の原因にもなります。
ですので、ニキビを治そうと思ったら、まずは爪を短く切りましょう。
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