4 抗生物質との付き合い方。副作用と使用上の注意点をしっかり理解して!
出典 | O-dan
以上がニキビ治療で処方される可能性のある抗生物質です。それぞれに特異な副作用の可能性もありますが、ここでは二キビ治療の抗生物質にも共通する、一般的な副作用と、それを飲んだり塗ったりするうえでの注意点をご説明します。
4-1 抗生物質すべてに共通する副作用
まずあり得る副作用は以下の通りです。
■胃腸障害
抗生物質を飲むと5~25%の人が下痢になるというデータがあります。これは、病原菌を排除したり免疫力を上げたりする腸内フローラが減少し、逆に悪い菌が増えるためです。
■全身の倦怠感
どの抗生物質でもほとんど、倦怠感、だるさ、筋肉痛の副作用は発症します。
■体質の悪化
胃腸障害のところと関連しますが、腸内フローラが減少することで、免疫力が落ちてアレルギーが出やすくなったり、ほかの病原菌が繁殖してしまう、という副作用もあり得ます。
4-2 飲むうえ、塗るうえでの4つの注意点
また抗生物質を処方され、使い始めたら以下の点については必ず守りましょう。
4-2-1 抗生物質は必ず飲みきる、使い切る
抗生物質を飲み始めて、よくなってきたからと自己判断で使うのを止めると、また原因となる菌が働きだすばかりではなく、その時に働き出す菌は、抗生物質に対して抵抗力を持った、パワーアップされた「耐性菌」になってしまっている可能性があります。そうなると、そのあと全くその抗生物質の効果はなくなります。また悪化したからの抗生物質を使用しようとしても、ダメなのです。
ですので、医師や薬剤師の指示がない限り、処方された薬は完全に使い切る、飲み切るようにしましょう。
4-2-2 使用回数と使用する時間を守る
抗生物質が効果を上げるためには、体内での抗生物質の濃度を一定にしておく必要があります。したがって、使用してしばらくすると汗や尿として体外に排出されてしまう抗生物質を一定の濃度にしておくためには、定期的に使用する必要があります。処方されたときに指示される、使用回数、使用時間、使用頻度はそれを計算したうえでの指定なので、必ずそれを守りましょう。
4-2-3 内用薬の場合はしっかりと水で飲む
抗生物質を飲むときに、水分を一緒にしっかり飲まないと胃が荒れます。また、乳製品などで飲んだ場合、吸収が悪くなって効果が十分に発揮できない場合もあるので、必ず水にしましょう。
4-2-4 使用後の自分の様子を観察する
処方された抗生物質を使い切っても症状が改善しない場合、あるいは使った後に違和感を感じるような場合は、遠慮なく医師に相談してください。その抗生物質では効かない菌が原因の可能性があります。そうであれば抗生物質を変える必要があるので、医師の指示を受けてください。
4-3 抗生物質にも欠点が!使用するうえで理解しておくこと
特にニキビに抗生物質を処方された場合、以下のような点については事前に理解しておきましょう。先に書いたように、抗生物質は万能薬ではありませんので、それをわかったうえで使用するのが大切です。
4-3-1 アクネ菌に効かない場合も
先に書いたように、ニキビの原因はアクネ菌だけではありません。そこへアクネ菌に効く抗生物質を与えても、効果は得られません。それは抗生物質全般の問題ではなく、「その抗生物質」が効かなかった、ということなので、違う薬に変える必要があります。
4-3-2 生活習慣も合わせて変えないと効果が出ない
ニキビの原因は、菌だけではありません。ストレス、タバコ、紫外線、睡眠不足などもニキビを悪化させる原因になります。ですので、抗生物質を飲んだから大丈夫、と思わずにそれらを改善していく努力も必要です。
4-3-3 長く飲み続けると抗生物質が効かなくなることも
途中で何度か触れましたが、抗生物質は菌を殺す薬ですが、それを長く使用していると、だんだん菌の方に抵抗力がついてその抗生物質が効かなくなってしまうことがあります。これを耐性菌といいます。ですので、できれば抗生物質を使う期間は短くしたほうがよいのです。その点は皮膚科医も了解しているでしょうが、医師と協力してできるだけ早く治癒させるようにしましょう。
4-3-4 肝臓に悪影響があることも
抗生物質を使うことで、ニキビが減らずに逆に増えてしまうことがあります。これは抗生物質によって肝臓が弱ってしまったからという場合があります。特に、口周りや頬など新たににニキビができたり、ぶつぶつができたり、赤い湿疹などが出たら、それは肝臓が弱っているということです。
そもまま抗生物質を使い続けると、肝炎になってしまう可能性がありますので、その際は即中止しましょう。
4-3-5 アクネ菌を全て殺してしまうのも問題
ニキビの多くの原因はアクネ菌ですが、しかしアクネ菌のすべてが悪いのではなく、その一部が悪玉菌化してニキビを悪化に導いているということが分かってきました。またアクネ菌は本来、皮膚の上にある常在菌として皮膚を守る働きをしている菌でもあります。それを抗生物質で一掃してしまうということは、さまざまな悪い反作用が起こり得るということです。
ですので、抗生物質は短い間に使うことはやむを得ないにしても、そのようなリスクもあるということを理解しておきましょう。
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