7 デュアック配合ゲルの副作用と注意点。副作用は飲み薬よりは少ないが、発生率はやや高め
出典 | pixabay
7-1 デュアック配合ゲルは使用した人の3割に副作用が現れる
デュアック配合ゲルの主な副作用は、皮膚炎、皮膚の赤みや発疹、皮膚の角質がはがれ落ちる、ひりひりする、肌が乾燥する、痒みを感じるなどがあります。その発生の確率としては、実験上では、乾燥(9.8%)、発疹(6.8%)、赤み(5.8%)、皮膚の角質のはがれ(5.8%)、かゆみ(5.2%)で、合計30%です。
これは飲み薬のニキビ治療薬よりは少ないですが、塗り薬としては高いと言えます。
また、大腸炎や下痢などが起こる場合もあります。
いずれにしても、症状が現れた場合は我慢せずにすぐに皮膚科医に相談してください。
7-2 デュアック配合ゲルの使用上と保管上の注意点3つ
デュアック配合ゲルには抗生物質が入っているので、環境に弱い特徴を持っています。保管上には以下の点に注意しましょう。
■高温の場所に保管しない
高温の場所に長く置いておくと、容量が減ったり、不純物が増えてしまう可能性があります。冷蔵庫の2~8℃の環境で保管してください。
■使用しているときには紫外線、直射日光には当たらないように
デュアック配合ゲルを使用していると、ピーリング効果によって皮膚のバリア機能が低下する可能性があります。そうなると紫外線やそのほかの外界からの異物に敏感になるので、使用している時には紫外線対策をしっかりとりましょう。
■漂白作用に注意
デュアック配合ゲルはべピオゲルと同様に、漂白作用があります。衣服や髪の毛につくと脱色する可能性があります。
7-3 デュアック配合ゲルのニキビ治療薬としての懸念点
このように、ニキビ治療の上では非常に高い効果の期待できるデュアック配合ゲルですが、しかし同時に1点だけ懸念点があります。
ニキビの根幹の原因はあらゆる菌です。ですので、その菌を殺菌したり静菌したりするのが基本的な治療法ですが、問題は殺菌効果のある薬を長期にわたって使うと、細菌にその薬に対する耐性という抵抗力がついて、その薬が効かなくなってしまうことです。基本的に、ニキビ治療だけではなく、抗生物質を使った殺菌治療はこの薬と菌のイタチごっこです。
実はその点、過酸化ベンゾイルは「殺菌剤」ではないので、細菌の耐性を生まない、ということが1つの非常に大きな特徴であり、長所でした。長期間使っても薬としての効果が落ちないので、柔軟な治療ができていたのです。しかし、そこに抗生物質のクリンダマイシンリン酸エステルを混合させたことによって、デュアック配合ゲルには抗生物質の成分が入り、その結果、細菌の耐性を招くようになってしまったのです。
つまり、2つの医薬品の効果を取り入れたのはいいのですが、その反面、耐性を生まないというメリットがなくなってしまったのです。このあたりは、皮膚科医としても使用方法に悩むところでしょう。
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