ニキビの芯はターンオーバーで対策！芯の正体と対処法まとめ

ニキビの芯は出してしまった方が、「ニキビの治りが早い！」なんてことを聞いたことがありますか？

実はニキビの芯は、ニキビの段階によって、芯を出していい場合と出してはいけない場合があるのです。

よく、ニキビができたら触ってはいけないといいますよね。それは、ニキビを触ることで、ニキビに細菌がついてしまって、ニキビが悪化してしまい進行を早めるからなのです。

ニキビの芯を出していい状態のニキビでも、ニキビの大きさによっては逆効果になる場合もあります。

そして、ニキビの芯が臭いって知ってましたか？

ニキビの芯は、異臭を放つといわれています。そして、その匂いは、個人差があるようです。ニキビの芯が臭いということは、ニキビ自体が臭いということになります。

ニキビがたくさんできている人は、意外と臭い匂いで、周囲の人に不快な印象を与えているかもしれませんよ！

このページでは、ニキビの芯について紹介してまります。

ニキビの芯を出していい場合とダメな場合や、ニキビの芯が臭い原因、ニキビの芯のさまざまな症状など説明してまります。

日頃から、ニキビができた時に芯を出してしまう方は、この記事を読んでニキビの芯の対処の仕方を覚えてください。

目次

1.ニキビの芯って？
1.1ニキビの進行度によって芯は変わる！

2.ニキビの芯が臭い！
2.1どうしてニキビの芯は臭いの？
2.2ニキビの芯の臭いは個人差がある？
2.3ニキビの芯の匂いの対策はあるの？

3.ニキビの固い芯の正体は？
3.1ニキビの芯は固くなる前に出していいの？

4.ニキビの芯の奥って？
4.1ニキビの芯はターンオーバーと関係している！

5.ニキビには芯がないニキビが存在する！
5.1芯がないニキビって？

6ニキビの芯が少し出ている時はどうする？

7.まとめ

.ニキビの芯って？

ニキビができると、早く治そうとして、ニキビの芯を出す人がいますが、ニキビの芯はニキビの段階によって状態が違います。ニキビを早く治すために、ニキビの芯を出していいのは、「白ニキビ」の芯だけです。

ニキビができてしまうと、どんなニキビでも構わず芯を出してしまう方は要注意です。ニキビの芯を出してしまったばかりに、ニキビ跡として残るケースも少なくないのです。

まずは、ニキビの状態とそれにともなうニキビの芯について、紹介してまいります。ニキビの芯の状態をしっかり覚えて適切な対応ができるようになりましょう。

1.1ニキビの進行度によって芯は変わる！

ニキビは「白ニキビ」⇒「黒ニキビ」⇒「赤ニキビ」⇒「黄ニキビ」⇒「紫ニキビ」へと変化していきます。ニキビの芯もその症状に伴い変化します。ニキビの進行順に沿ってみていきましょう。

■ニキビの芯の初期状態

出典 |あごニキビを徹底対策！原因と治し方を究明し、そして美肌へ…　　

ニキビのできはじめの段階の症状は、皮脂やアクネ菌などの細菌や角質などが、毛穴の中にとじ込まれた状態で毛穴が塞がれてしまい、ニキビの芯ができてしまいます。

皮膚の色の変化はないですが、皮膚が小さく盛り上がった状態です。この状態の時は、顔に触れた時に、「何かできている」と気づくことが多くあります。

この段階（白ニキビ）の段階で、しっかりケアをすることでニキビが早く治る可能性が高くなります。

この白ニキビの段階でニキビの芯を出すことで、ニキビの治りが早くなるといわれます。皮膚科や美容クリニックでの芯の出し方を紹介します。

ご自分で芯を出させる場合は、細菌の付着と、ニキビ周りの皮膚組織に与えるダメージに気をつけておこないましょう。

■ニキビの芯が大きくなった

出典 |ニキビを治す！ニキビを治すために絶対必要なこと　　

ニキビのできはじめの白ニキビの状態で、皮脂が増加してしまうとニキビの芯が大きくなってしまいます。そのため、毛穴が押し上げれる状態になるので、毛穴が小さく開きます。

毛穴に詰まっていた芯が、黒い固まりになって皮膚の表面に見えてきます。白ニキビの芯が空気に触れることで酸化を起こします。その色が白から黒へと変化するのです。この黒くなった状態が「黒ニキビ」と呼ばれる段階になります。

黒ニキビの段階では、炎症をまだ起こしていないため、痛みも起こっていません。そのため、比較的黒ニキビも治しやすい段階のニキビです。しかし、白ニキビの芯と異なり、黒ニキビの芯は乾いているため、毛穴に張り付いている状態です。

ですから、黒ニキビの芯を押し出すのは困難なことです。黒ニキビの芯は、ピーリングをおこなったり、毛穴の詰まりを改善する治療薬を用いてケアをしましょう。さらに、黒ニキビから炎症ニキビへの悪化を防ぎましょう。

■ニキビの芯が炎症を起こした状態

出典 |あごニキビを徹底対策！原因と治し方を究明し、そして美肌へ…　　

毛穴を皮脂や角質で塞いでしまうことで、肌の常在菌であるアクネ菌が、次第に増殖してしまいます。アクネ菌とは、肌を本来守る性質がある菌なのですが、アクネ菌の栄養源である皮脂が溜まることで、アクネ菌が増えてしまうのです。

アクネ菌の増殖によって、毛穴が炎症を起こし「赤ニキビ」へと変化するのです。赤ニキビは炎症ニキビであるため、痛みを伴い腫れます。この赤ニキビの段階で、ニキビの芯を押し出してしまうのは、とても危険なことです。

赤ニキビの芯は出にくいことと、痛みを伴うため、赤ニキビを治すには、炎症を抑える治療薬を用いて、ニキビの赤みが消えるまで待つことです。

■ニキビの芯が膿んでしまった

出典 |ニキビ撲滅膿面日誌

炎症を起こした赤ニキビが更に悪化してしまうと「黄ニキビ」へと変化し、膿の袋ができます。この黄ニキビの膿は、アクネ菌が好中球である白血球と戦った死骸なのです。

黄ニキビは、更に赤ニキビより痛みがあります。膿が気になり、ご自分で出してしまうと、ニキビ跡になりやすいのです。黄ニキビを治すには、赤ニキビと同様の炎症を抑える治療薬を用いて治しましょう。

ご自分で、ニキビの芯をとるのはやめましょう。　　

■ニキビの芯が深いところにある

出典 |あごニキビを徹底対策！原因と治し方を究明し、そして美肌へ…　

黄ニキビが更に悪化してしまうと、肌の奥深いところまで炎症が進みます。それにより、ニキビの芯が大きくなり小豆くらいの固いしこりになってしまうのが、「紫ニキビ」です。

紫ニキビは、膿と血が混ざり合った状態です。その理由は、皮膚の奥深くに炎症が進むことで、血液の流れが悪くなり、膿と血が溜まっている状態なのです。

この紫ニキビは、ニキビの中でも一番ニキビ跡になりやすいニキビです。紫ニキビは、別名「結節症性ニキビ」といいます。紫ニキビの治療は、セルフケアではなく、皮膚科での治療を必ずするようにしましょう。