みなさん、ニキビができたらどのような対策をしていますか?何もせずに放置という方や、市販の薬を塗るという方が多いのではないでしょうか。
確かにニキビは病気じゃないし、放っておいても大丈夫と思うかもしれません。ところが、それは大間違い!ニキビを放置すると、余計悪化してニキビ跡が残ってしまったり、実はニキビではなく顔カビでいつまでも治らなかったりとリスクがいっぱい。
そんなリスクを担わないためにも。「あれ?ニキビがひどいな。」と少しでも気になりだしたら、すかさず皮膚科に受診しておくことをおすすめします。
そこで今回は、ニキビが気になる方が皮膚科を受診するメリットと、その際に必要な初診料についてご紹介していきます。ニキビができた際に素早く皮膚科に行けるように、しっかりとそのメリットと初診について知っておきましょうね。
目次
1.そもそもニキビとは?
1-1.アクネ菌により引き起こされる炎症
1-2.ニキビに似ているけど、マラセチア菌なら顔カビ
2.一般的なニキビの治し方
2-1.とにかく放置!気にしない
2-2.スキンケアをより丁寧にする
2-3.市販の薬を散布する
2-4.押し出して膿を出す
3.皮膚科に行くメリットは?
3-1.本当にニキビか診断
3-2.肌質に合わせた処方がもらえる
3-3.繰り返すひどいニキビはレーザー治療も可
4.初めての皮膚科、どうしたらいいの?
4-1.皮膚科に行くときはメイクやクリームをしない!
4-2.ニキビで行っても保険はきくの?
4-3.気になる初診料はいくらぐらい必要?
1.そもそもニキビとは?
まずは、ニキビという炎症そのものの特徴を知っておかなければ、その対策についても理解することができませんよね。そこで、まずはニキビができるメカニズムについてご紹介してきます。
出典 | 写真AC
1-1.アクネ菌により引き起こされる炎症
お顔には、常に20種類近く。数億個もの菌が存在していることはご存知ですか?これらの菌は、常在菌と呼ばれ、互いに影響を与えることでお顔の肌環境を健康に保っています。
ところが、ホルモンバランスの変化や乾燥による肌バリア機能の低下によって環境が変わると、これらの常在菌同士のバランスも変化。時に肌荒れを導いてしまうのです。
ニキビは、「アクネ菌」という菌が元凶となって炎症を引き起こしている状態のこと。ホルモンバランスが崩れ男性ホルモンが過剰になると、通常よりも多く皮脂が分泌されるようになり毛穴詰まりを引き起こします。
アクネ菌はこの毛穴詰まりが大好物!繁殖場所として住み着き、毛穴で増殖すると膿が溜まったニキビとなるのです。
1-2.ニキビに似ているけど、マラセチア菌なら顔カビ
同じく常在菌の一つであるマラセチア菌も、お顔への炎症を引き起こしてしまう菌です。このマラセチア菌によって起こる炎症は「顔カビ」と表現されることが多いですが、アクネ菌によって起こる炎症であるニキビとよく似た炎症となっています。
顔カビの方がより小さな炎症がポツポツと群生するという点で違いがありますが、一見するとニキビとよく似ており「いつまでも治らないニキビだな。」と誤解してしまう人も多くなっています。
一般の方には、少し見分けの付きにくいのがマラセチア菌による顔カビと、アクネ菌によるニキビなのです。
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