ニキビに悩んでいる方は、ドラッグストアなどのアクネケアコーナーの棚に並んでいるピーリング石鹸というものを1度は見たことがあるのではないでしょうか。
でも、ピーリングってどういうことをするもの?皮膚をはがすって聞いたけれど安全なの?などいろいろな疑問があるでしょう。
ここではそのような、ピーリングとはどういうものか、そしてピーリング石鹸をどう安全に使ってニキビを治療するか、といった疑問にすべてお答えしていきます。
目次
1 そもそもピーリングとはどういうことをするの?
1-1 美容皮膚科のケミカルピーリングとは?
1-2 ケミカルピーリングが自宅でできるのがピーリング石鹸
1-3 配合されているピーリング成分はフルーツ酸
2 ピーリングをすると肌のどんなトラブルが治るの?
2-1 1番期待できるのはニキビ治療
2-2 肌の弾力と潤いアップ
2-3 クスミがとれて透明感のある肌に
3 ピーリング石鹸の正しい使い方は?
3-1 ピーリング石鹸の使う手順
3-2 ピーリング石鹸はいきなり毎日は使わない
5 ピーリング石鹸を使ってはいけない人と、使用上の注意点は?
5-1 ピーリング石鹸をこんな人は使ってはダメ!
5-1-1 大人ニキビには絶対に使わない
5-1-2 敏感肌の人もNG
5-2 使う場合でもここにはしっかりと注意を
5-2-1 とにかく肌の乾燥対策をしっかりと
5-2-2 紫外線対策も忘れずに
1 そもそもピーリングとはどういうことをするの?
出典 | pixabay
1-1 美容皮膚科のケミカルピーリングとは?
「ピーリング」という言葉はもしかしたら美容皮膚科の広告やサイトなどで見たことがあるのではないでしょうか。
もともとは「ケミカルピーリング」ということで、美容皮膚科などで行われていた、アメリカで開発された美肌施術です。「ケミカル」とは「化学物質」、「ピーリング」とは「ピール(はがす)」ということですから、まさに言葉通りに解釈すると、化学物質を皮膚に塗ってそれをはがす、という施術です。
具体的にはケミカルピーリングとは、強い酸性の薬剤を皮膚に塗って、皮膚の1番表面である角質を溶かしたり柔らかくしたりして、はがすということを行います。
これだけ聞くと、本当に怖いですが、美容皮膚科で行う場合は、皮膚科医がしっかりと肌の状態を見極めながら行い、そして時間を測って皮膚に大きなダメージがないタイミングで中和剤を塗って、皮膚が溶けるのを止めますので、基本的には安全です。
何を目的にこの「ケミカルピーリング」を行うのかというと、ズバリ肌の新陳代謝の改善です。
皮膚というものは、その1番奥底にある皮下組織で皮膚の赤ちゃんである角質細胞が生まれ、そしてだいたい28日かけて徐々に成長しながら表面に昇ってきます。そして表面に到達したときには、表皮である角層の一部としてきれいに並び、皮膚の内部を守る働きをします。やがてそれが寿命が来ると垢になってはがれ落ちていきます。この皮膚の新陳代謝のサイクルをターンオーバーと言います。
このターンオーバーが正常に行われていると、皮膚は常に新鮮で健全な状態に保たれるので、皮膚の表面はきめが整い、防御機能もしっかりと働いて、潤いのある肌状態にあり続けられます。
しかし、加齢やストレスなどによってこのターンオーバーが正常に働かなくなると、古い角質がはがれ落ちずに皮膚表面に残ってしまったり、逆に皮膚の赤ちゃんが十分に成長しないまま表面に昇ってきて、正しく皮膚を防御する働きができなくなって、さまざまな肌トラブルの原因になります。
そういう肌の状態に対して、このケミカルピーリングを行うと、まず皮膚の表面に残ってしまっている古い角質が除去されます。そして角層をはがすということが皮膚への適度な刺激になって、ターンオーバーの機能が正常化します。それらによって、皮膚はまた元の新鮮で、健全な状態に戻っていきます。ケミカルピーリングとは、そのようなことを期待して行う美容施術なのです。
1-2 ケミカルピーリングが自宅でできるのがピーリング石鹸
このように非常に美肌に効果が期待できるということで、いろいろな美容皮膚科で実践されているケミカルピーリングですが、欠点が2つあります。
1つは費用です。美容皮膚科で行うほかの施術ほどはお高くありませんが、しかし健康保険の適用外の自由診療で1回3000円~5000円という決して安いとは言えない費用がかかります。そしてケミカルピーリングの効果をしっかりと出すには1回の施術ではなく6回~8回通う必要があります。その手間も負担ですが、費用合計も最高4万円ほどになるので、それも負担になります。
そこで、そのようなケミカルピールングが自宅でもできないかということで開発されたのが、今回のテーマの「ピーリング石鹸」なのです。
先ほどケミカルピーリングは皮膚科医の監督下で行うので安全ということを書きましたが、自宅でそれをするとなると、安全面が心配になるのではないでしょうか。しかし、その点は安心です。なぜなら、美容皮膚科の用いる酸性の薬剤は非常に強いものですが、ピーリング石鹸に配合されているものは、その濃度が美容皮膚科の1/5程度なので、過度に皮膚を溶かしてしまう、という危険性は極めて少ないのです。
もちろんその分、1回あたりのピーリング効果は美容皮膚科で受けることに比べるとかなり落ちてしまいますが、しかし使い方を間違わなければ、美容の専門家ではない一般の女性が家でピーリングをしても十分に安全なのです。
1-3 配合されているピーリング成分はフルーツ酸
ピーリングに用いられる酸性の薬剤は、主にAHA(α-ヒドロキシ酸)とよばれるフルーツ酸です。これを美容皮膚科では、20~30%という高濃度で使用しますが、先に書いたようにピーリング石鹸はその1/5の4~5%の配合割合です。
このAHAにはグリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、酒石酸の5種類があり、その中で分子が小さく浸透力に優れているグリコール酸がピーリング石鹸の成分としては主に使われています。グリコール酸とはサトウキビや玉ねぎから抽出される、自然由来のフルーツ酸です。
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