顔の凹凸のクレータニキビ跡を消したい！その最善策を紹介！

1　クレーターニキビ跡とはどういう状態なの？その種類とは？

出典 |　o-dan　

クレーターニキビ跡とは、冒頭でも書きましたが、まるで夏ミカンのようにニキビ跡が皮膚の上で凹凸になってしまっている状態です。ひどい場合は、ケロイドのようになっていることもあります。このクレーターニキビ跡は、その状態によっていくつかに分類できます。分類方法は、主に皮膚科が判断に使う炎症の深さや広がりによるもの、一般的な美容情報で扱うものの2つがあります。それぞれについて、簡単に紹介します。

1-1　炎症の深さと広がりによる分類は3つ

1-1-1　毛包周囲瘢痕

瘢痕（はんこん）とは、けがや手術、火傷などのあとでそれが傷痕（きずあと）になってしまったものを指します。その中で毛包周囲瘢痕は、ニキビの炎症がひどく、治ったあとも毛穴がふさがらなくなってしまった状態のニキビ跡です。これは1カ所で収まらず、周囲の複数の毛穴も毛包周囲瘢痕となってそれがつながってしまい、結果的に大きなクレーターニキビ跡になってしまうケースもあります。

1-1-2　浅斑状瘢痕

このニキビ跡は、表皮の下にある真皮層の中間くらいまで深く凹んでしまい、それが広がって見えている状態を指します。皮膚が薄い場合や、女性に多く見られるクレーターニキビ跡です。

1-1-3　深真皮瘢痕

これは女性よりも皮膚の厚い男性に多くできるクレーターニキビ跡です。広さも深さも大きく、非常に目立ちます。傾向としては小さくできたニキビの後ではなく、ニキビが広い範囲で大きく炎症を起こしてしまった場合に、この深真皮瘢痕になります。

1-2　一般的な美容情報などでの分類も3つ

1-2-1　アイスピックタイプ

穴の幅が2mm以下の、針で刺したような、先端が細い穴上のクレーターニキビ跡です。見た目の穴は小さいですが、深さに関しては奥まであるのが特徴です。素肌の場合は、肉眼でも穴が開いているのは分かりますが、1か所、2カ所であればメークでのカバーが可能です。

1-2-2　ローリングタイプ

穴の幅は4ｍｍ以上と大きく広がっているために、断面で見ると、半円のようになっているクレータニキビ跡です。一見しただけでもわかってしまい、メークだけでは完璧にカバーするのは難しいニキビ跡です。

1-2-3　ボックスカータイプ

穴の幅はローリングタイプと同様に4mm以上あり半円形ですが、底も平らになっているクレーターニキビ跡を指します。幅が広いので肉眼でもよくわかってしまい、かつ底が平らなのでさらに目立ちやすいニキビ跡です。ただし、深さがあまりない場合は、新陳代謝によって自然に消えてしまう場合もあります。