ニキビは皮膚科で治すのが一番？皮膚科でのニキビ治療徹底ガイド！

もしもニキビができてしまった時にはどうしていますか？自分で市販薬を買って塗っている？それも方法ですが、皮膚科でもニキビ治療をしてくれるのをご存知でしたか？「病院に行くほどでもないから」と思うかもしれませんが、ニキビ治療を皮膚科で行うメリットもあるんです。

でも、どんな薬が出るのかわからない、どんな治療方法があるのかもわからない、結構治療費が高いんじゃない？そんな疑問もあるでしょうから、ここでは皮膚科でニキビ治療をしてもらうことについて、徹底ガイドします。

目次

1　ニキビにも種類があるを知っていた？まず自分のニキビの段階を知ろう
1-1　ぷつっとできた最初期のものは白ニキビ
1-2　白ニキビの詰まった皮脂や角質が酸化したのが黒ニキビ
1-3　酸化した物質によって毛穴の中が炎症を起こしたのが赤ニキビ
1-4　炎症が膿んでしまったものが黄ニキビ

2　皮膚科でのニキビ治療にはどういう種類があるの？薬から外科的施術まで
2-1　アクネ菌の増殖を抑える抗生物質の処方
2-1-1　抗生物質とは？その使用上の注意点
2-1-2　内服薬の抗生物質には何があるの？
2-1-3　抗生物質には塗るタイプの外用薬もある
2-2　赤く腫れあがっているような炎症を抑える抗炎症剤
2-2-1　内服薬としてよく使われる抗炎症剤は「ブルフェン」
2-2-2　外用薬としてよく使われる抗炎症剤は「スタデルムクリーム」
2-3　過剰な皮脂の分泌を抑える皮脂分泌抑制剤
2-3-1　皮脂の過剰分泌を抑える内服薬は？
2-3-2　皮脂の過剰分泌を抑える外用薬は？
2-4　皮膚科によっては、身体にやさしく作用する漢方薬の処方も
2-4-1　血行を良くする桂枝茯苓丸
2-4-2　ホルモンバランスを整える当帰芍薬散
2-5　ニキビ治療に、薬ではなく外科的な治療を行う場合も
2-5-1　毛穴に詰まった物質を押し出す面皰圧出
2-5-2　肌のターンオーバーを改善するケミカルピーリング
2-5-3　ニキビに効果のあるビタミンなどを皮膚に浸透させるイオン導入
2-5-4　アクネ菌の殺菌や面皰圧出時にニキビに穴を開けるレーザー治療

3　ニキビで皮膚科にかかったら、いくらくらいお金がかかるの？保険適用もあり
3-1　こんな治療なら保険診療でいける
3-2　これは自由診療なので全額自己負担

4　ニキビができたら皮膚科に行くべき？市販薬では治せない？
4-1　白ニキビなど初期症状なら市販薬でも対応できる
4-2　大人ニキビの場合は初期の段階から皮膚科を受診したほうが安心

5　いい皮膚科の選び方と注意点
5-1　皮膚科と美容皮膚科とどちらにいたほうがいいの？
5-2　美容皮膚科に行くにしてお、とりあえず受診してみるしかない？
5-3　皮膚科だとは言え、跡が残ってしまう治療もある

まとめ

1　ニキビにも種類があるを知っていた？まず自分のニキビの段階を知ろう

出典 |　O-dan　

ニキビを皮膚科で治療してもらうかどうかを判断するためには、まず、自分のニキビが「どの程度悪化しているのか？」ということを知る必要があります。実はニキビはその症状の悪化の段階別に、種類分けされていたのをご存知でしたか？

まず、以下に、ニキビが最初にぷちっとできてからだんだん悪化していく段階によって分けた種類をご説明します。

1-1　ぷつっとできた最初期のものは白ニキビ

できたばかりの、1番最初の段階のニキビは、まだ炎症も起こしておらず、白いデキモノ状態なので、白ニキビといいます。直径1～3mm程度の大きさで、古い角質や皮脂が毛穴に詰まったことによってできたニキビです。

1-2　白ニキビの詰まった皮脂や角質が酸化したのが黒ニキビ

毛穴に詰まった古い角質や皮脂はそのままにしておくと、空気と触れているため酸化します。するとその部分が黒くなり、皮膚を通してもその黒い色が見えるので、そういうニキビを黒ニキビといいます。白ニキビが少し悪化している状態です。

1-3　酸化した物質によって毛穴の中が炎症を起こしたのが赤ニキビ

毛穴に詰まった古い角質や皮脂が酸化すると、それがアクネ菌の温床になり、放っておくとどんどん大量に増殖していきます。すると、毛穴の周囲の皮膚の組織が炎症を起こして、赤く腫れあがってしまいます。この状態のニキビが赤ニキビです。外から見ると、まるでその部分がケガをしてしまったかのように、真っ赤になります。

1-4　炎症が膿んでしまったものが黄ニキビ

ニキビだけではなく、ほかのケガなどでもそうですが、炎症を起こすとそこで白血球が炎症を食い止めようとして働き、その結果黄色い膿になります。黄ニキビはその黄色い膿が毛穴の奥に蓄積され、それが外から見ると黄色く透けて見えている状態です。ニキビとしてはかなり悪化しているといえるでしょう。