その洗顔ではニキビが悪化する?ニキビを治す正しい洗顔徹底解明!

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ニキビができてしまった時にどんなケアをしますか?ニキビの原因は脂っぽい肌だから、しっかり洗顔する?実はその方法には正しい部分と間違っている部分があります。間違った洗顔をしていると、ニキビがさらに悪化する危険性もあるのです。

ここでは、そんなニキビケアのための洗顔の間違った理解を正していただくと同時に、正しい洗顔でニキビを治すための方法をしっかりお伝えます。

目次

1 ニキビの主な原因7つ!洗顔することも原因に?
1-1 皮脂が過剰に分泌されるから
1-1-1 思春期によるもの
1-1-2 肌の乾燥によるもの
1-1-3 身体に悪い生活習慣
1-1-4 黄体ホルモンの影響

1-2 角質が異常に厚くなって毛穴をふさぐ「過角化」が起こるから
1-2-1 紫外線を過剰に浴びてしまう
1-2-2 肌の保湿不足
1-2-3 生活習慣の乱れ

2 ニキビケアで洗顔はマル?バツ?
2-1 洗顔で皮脂をしっかり落とすのはニキビケアとしてはマル
2-1-1 冷たい水で顔を洗っている
2-1-2 あまり気にせず短時間で洗顔している

2-2 皮脂を落とし過ぎると、皮脂の過剰分泌の原因なのでバツ
2-2-1 ゴシゴシと強い力でこする
2-2-2 洗浄力の強い普通の石鹸や先顔料で、よく泡立てずに洗う

3 ニキビを治したいならコレ!ニキビ改善に正しい洗顔法とは?
3-1 洗顔は朝と夜の2回だけ
3-2 洗顔は手順をしっかり踏んで2段階で行う
3-2-1 洗顔前に顔を温める
3-2-2 ゆるま湯で下洗いをする
3-2-3 本格的に洗顔をする
3-2-4 すすぎは入念にすることが大切
3-2-5 すぐに保湿ケアを

4 ひとくちでニキビ用洗顔料と言っても色々。自分のニキビに合った洗顔料を選ぼう!
4-1 思春期でも大人でも共通のポイントは?
4-2 思春期ニキビの洗顔料の条件は皮脂汚れの除去と殺菌
4-2-1 毛穴の皮脂や角質をしっかり落とせること
4-2-2 ニキビの原因菌であるアクネ菌の繁殖を抑えられること
4-2-3 思春期ニキビでも保湿成分が入っていること

4-3 大人ニキビの洗顔料の条件はとにかく保湿と刺激が少ないこと
4-3-1 保湿成分が十分に入っているものを
4-3-2 界面活性剤入りのものは避けたほうが無難
4-3-3 ピーリング効果のある洗顔料はNG!

まとめ

1 ニキビの主な原因7つ!洗顔することも原因に?

出典 | 足成 

ニキビというものは、毛穴に皮脂や角質が詰まってしまって、そのために細菌が繁殖し炎症を起こす、というものです。しかしこれが「現象」であって、それをもたらす根幹の原因があります。

ここではまず最初に、そのニキビがd系る根幹の原因について説明します。ここの知識が足りないために間違ったニキビケアをしてしまっている人も多いのです。

1-1 皮脂が過剰に分泌されるから

毛穴に詰まる物質は、皮脂、古い角質、そして汚れの3つです。このうちの皮脂は、皮膚の表面を覆って、外界からの異物から皮膚の内部を守ると同時に皮膚から水分が蒸発しないようなカバーの役目を果たしています。これをバリア機能と言います。

しかし、この大切な皮脂が必要以上に分泌されてしまうと、皮膚を覆うだけでは足りずに毛穴にも詰まってしまいます。これがニキビができる根幹の原因の1つです。

ではなぜ、皮脂が過剰に分泌されてしまうのかというと、主には以下の2つが挙げられます。

1-1-1 思春期によるもの

12歳~15歳くらいの第2次成長期には、男性ホルモンの分泌が男女に限らず急激に増えますすると、。この男性ホルモンは皮脂腺を刺激する性質があるので、それによって皮脂分泌が促進され、結果皮脂が過剰になってしまうのです。この原因によってできるニキビを思春期ニキビと呼んでいます。

1-1-2 肌の乾燥によるもの

皮脂が過剰に分泌されるということはべたつくイメージだと思いますが、逆に肌が乾燥することによっても皮脂は過剰に分泌されてしまいます。ちょっと話が矛盾しているようですが、メカニズムは以下の通りです。

皮膚は基本的に先に書いたバリア機能を維持しようという志向を常に持っています。したがって肌の乾燥が発生すると、それを解消しようと皮脂分泌を増やします。ここまではいいのですが、肌が乾燥しすぎていたり、せっかく分泌された皮脂を作為的に取り除いてしまうと、それをまたカバーしようとしてさらに皮脂が分泌されてしまうのです。この「追いかけっこ」の結果、皮脂が過剰に分泌されてしまうのです。

1-1-3 身体に悪い生活習慣

また、以上のような肌に直接関係した現象ではなく、身体の内側で起こっていることが原因でも皮脂の過剰分泌は起こります。その1つが過度なストレスです。過度な、あるいは慢性的なストレスを感じると、そのストレスを消す働きを持ったストレスホルモンというものが分泌されますが、これは副作用として同時に男性ホルモンの分泌も促します。

男性ホルモンは際に書いたように皮脂腺を刺激しますので、その結果皮脂の過剰分泌につながるのです。

また、ストレスにつながるものとしては睡眠不足も挙げられます。睡眠不足は交感神経と副交感神経で成り立っている自律神経のバランスを崩します。すると身体はそれをストレスだと判断し、男性ホルモンの大量分泌、そして皮脂の過剰分泌をもたらします。

さらには、バランスの悪い食生活も原因になります。それは脂肪の多い食べ物を食べるという直接的な原因もありますが、脂肪とは関係なく食材の内容成分そのものによっても皮脂の過剰分泌は起こります。

たとえば、高GI食という、食べると血糖値をすぐに上げてしまう性質を持った食材ばかり食べると、血糖値を下げるためにインシュリンという血糖値を下げる物質が分泌されます。しかしこのインシュリンは男性ホルモンを刺激する作用も持っているので、先ほどから書いているように、皮脂腺も刺激し皮脂の過剰分泌につながるのです。

あるいは、皮脂腺のコントロールをしているビタミンB2が不足すると、コントロール不在になるので、皮脂が過剰に分泌されます。

1-1-4 黄体ホルモンの影響

女性が生理になると、その後半に受精卵が着床しやに身体の中を整える黄体ホルモンが分泌されますが、この黄体ホルモンは男性ホルモンと似たような働きをする性質も持っています。したがって、生理になると男性ホルモンが分泌された時を同じことが起こって、皮脂が過剰に分泌されるのです。生理の時にニキビができやすいのはこれが原因です。

1-2 角質が異常に厚くなって毛穴をふさぐ「過角化」が起こるから

毛穴を詰まってしまう3大成分のうちの1つの古い角質は、通常であれば時期が来れば自然にはがれて、垢となって落ちていきます。これが肌のターンオーバーと呼ばれるものの一部ですが、これが狂うと角質がはがれなのでどんどん厚くなっていき「過角化」というものが起こります。

そしてその厚くなった角質が毛穴をふさいでしまうので、毛穴の中で炎症がおき、ニキビの原因になります。この過角化の原因となるターンオーバーの乱れは主に以下のことで起こります。

1-2-1 紫外線を過剰に浴びてしまう

紫外線のパワーというものは非常に強く、肌の細胞組織を破壊するほどです。したがってこれを過剰に浴びてしまうと、皮膚は自分たちを守ろうとして角質を厚くしていき、それによって過角化が起こるのです。

さらには紫外線は皮膚の中に活性酸素という悪玉酸素を発生させます。この活性酸素は皮膚の機能を低下させるので、これによってターンオーバーが狂うのです。

1-2-2 肌の保湿不足

保湿不足とは乾燥のことですが、この乾燥は先に書いたように皮脂の過剰分泌をもたらすだけではなく、直接的に角質層の水分を奪うので、水分のなくなった細胞は硬くなりそのまま過角化にもつながるのです。

1-2-3 生活習慣の乱れ

ストレスや睡眠不足によって男性ホルモンが大量に分泌されることは書きましたが、男性ホルモンが多いということは皮膚が「男性化する」ということです。

男性の皮膚の特徴は、皮膚からの水分の蒸発量が女性の2倍で非常に乾燥しやすい、その結果皮膚で保持する水分量の女性の1/2以下、さらにはターンオーバーの周期が早く正常に働かない、ということなので、その結果として角質が厚くなってしまいます。

また食事の仕方が偏って、タンパク質、必須脂肪酸、ビタミンAやビタミンB6が不足すると、ターンオーバーが乱れ、過角化が発生します。


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