食欲を抑える薬には危険な副作用も！国内承認薬サノレックス以外は未承認！？

焼き肉や揚げ物などの脂っこい食べ物は、ダイエットの敵であることはご存知ですよね？

もちろん、食べたくなるし、我慢するのはつらいので、ゼニカルを飲むと効果があります。

それは、ゼニカルは脂肪阻害効果があるので、食事でとった脂肪の吸収を抑える働きをしてくれ、結果としては脂肪を便と一緒にそのまま体外へ排出してくれます。

そのため、海外では脂肪分の多い食事を好む人にとって効果的な痩せ薬といえるかもしれませんが、食欲を抑える薬ではありません。

2.3 まだまだある食欲を抑えたり、ダイエット向きの薬

他にも、まだまだダイエット関連の薬はあるにはありますが、対象は限られてくることをしっかりと知っておきましょう。

まずは、スーグラです。

こちらは病院で処方される糖尿病患者のための薬で、余分な糖分を尿と一緒に体外に排出する作用があり、結果として血糖値を下げる効果があります。

そのため、糖尿病患者によく使われる薬で、余分な糖分を外に排出する他に、中性脂肪を分解してくれたり、体重・内臓脂肪の減少効果も認められているのです。

他にはアライがあり、こちらは、ゼニカルと同じようなもので、脂肪を便と一緒に体外へ排出する効果をもっています。

脂肪消化酵素である”リパーゼ”の働きを邪魔することで、あえて脂肪を消化させずに体外に排出することで余分な油を体内に溜めこまないようにして痩せさせるのです。

ただし、日本で未承認だったり、厚生労働省が肝機能に障害を及ぼすと注意勧告をしていたりと何かと問題もあるので、個人輸入などする際には医師に相談することが望ましいでしょう。

3.サノレックスとは！？食欲を抑える薬！

3.1 サノレックスは摂食調整に作用

サノレックスは、1992年に厚生労働省が承認をした食欲抑制剤で、その名の通り、食欲を抑制してくれるお薬です。

なんと国内で唯一の肥満に対する薬なんです。

また、脂肪を燃やすというようなダイエットのための薬、いわゆる”やせ薬”ではなく、貴重な”食欲抑制薬”になります。

当然サノレックスは医療用医薬品であるため、病院での診察により処方される必要があります。

サノレックスを服用することで、視床下部にある摂食調整部分に直接作用することにより、食欲を抑える作用が働きます。

3.2 食欲を抑えるサノレックスの効果は？

サノレックスを服用すると視床下部にある摂食調整部分に直接作用すると申し上げましたが、これはつまり、我慢をしなくても食事の量を減らすことができることにもつながります。

ダイエットで一番辛い空腹を我慢する苦しみを減らしてくれるのです。

そのため、サノレックスは、1回の食事量が多い人や食欲を我慢できずにダイエットに失敗してしまう人に効果があります。

その他にも肥満の人に多い、ドカ食いや貯め食いだけではなく、空腹が我慢できずについ間食してしまう人、夕食を食べてもお腹がすぐにすいてしまい、夜食を食べてしまう人にも向いています。

それ以外にも精神的な問題である、食べ物に執着がありすぎて食べることばかり考えてしまったり、生理前に食欲が増してしまうひとにも視床下部から影響を与えてくれます。

3.3 サノレックスの摂取の仕方は？

サノレックスの服用は、個人差があるので医師の指導に従うべきですが、一般的に1日に1～3回の服用を、食前に行うことになります。

服薬期間は約1～2ヶ月です。

また、身体に耐性ができてくるので効果が日数とともに減少してしまう特徴もあります。

そのため、効果がでている間に適切な食生活に変えていかなければなりません。

さらに後述しますが、サノレックスは脳・自律神経に作用していることからも、副作用の多い薬とも言われています。

約30％の人に副作用が起きるといわれ、もちろん小さいものも多く、口の渇き、吐き気、便秘、不眠、頭痛、動悸といったものが多いのですが、重篤なものもあるので注意が必要です。

4.ゼニカルで脂を退治！？食欲を抑える薬ではない！？

4.1 ゼニカルとはどんな薬？

ゼニカルはよく、食欲を抑える薬と間違えていたり、ちゃんとした薬なのでこれを飲んで痩せても特に問題は起きないと誤解をしている人の多い薬です。

よく、一時期インターネットなどでもいろいろな広告を目にした方も多いかもしれません。

特になかなかダイエットに成功できない肥満の人が最終的にたどり着いてしまう場所だともいえるでしょう。