味噌汁でダイエット！？味噌汁が秘めた7つのダイエットパワー

たとえばわかめなどの海藻は、水溶性食物繊維がたくさん含まれています。水溶性食物繊維は水に溶ける食物繊維で、腸内に溜まっている便をスムーズに排出してくれる効果が期待できます。

一方さつまいもなどに含まれるのは不溶性食物繊維です。不溶性食物繊維は水に溶けず、腸を刺激して蠕動運動を活性化させます。

不溶性食物繊維ばかり摂ってしまうと、便秘が悪化してしまうこともあります。両方の食物繊維をきちんと摂るようにすれば、腸内環境がよくなりますよ。

3.4シジミの肝臓サポートはダイエットにも〇

味噌汁の具というと、シジミが入ることもよくあります。特にシジミの味噌汁というと、お酒を飲んだ翌日に飲むことも多いですよね。

このようにシジミには肝臓を助けるとされる栄養素が含まれます。そのためシジミを摂ることで肝臓の機能をよくする効果が期待できます。

肝臓は体の中でも、基礎代謝で消費するカロリーがとても多い場所です。そのため肝臓の機能が低下していると、基礎代謝が低くなってしまいます。

逆に肝臓の機能をよくしてあげることで、基礎代謝の大部分をよくすることができますよ。

4.味噌汁ダイエットの方法、5つのポイント

いざ味噌汁ダイエットをするとなったとき、次の5つのポイントを抑えておきましょう。どんなふうに飲めばダイエットになるのか？使う味噌は何がいいのか？など大事なポイントがいくつもあります。

味噌汁ダイエットをする上で絶対に抑えておかなければいけないポイントを紹介します。

4.1出汁をしっかりとろう

味噌汁の味を左右するのが出汁です。出汁をしっかりととらなければ、美味しい味噌汁になりません。

出汁は、顆粒のものやティーバックに入った出汁を煮出すものも売られています。忙しいときや、そこまでこだわらないという場合には、そうした市販の出汁をベースに味噌汁を作るのも手軽です。

「せっかくなら本格的に出汁をとりたい」と思う方は、昆布やかつお節から出汁をとってみましょう。出汁をとるのは手間もかかりますが、添加物などなく安心して口に入れられます。
・とった出汁は冷凍ストックで便利
毎日味噌汁を食べることを考えたら、日々自分で出汁をとるのは面倒かもしれません。それでもやっぱり自分でとった出汁で味噌汁をつくりたい…というならば、出汁だけストックしておきましょう。

出汁は製氷皿などに移しておけば、1回に使う分にわけて保存ができます。時間があるときにたくさん作っておいて、忙しいときには楽に出汁を活用できるのでよいですね。

また出汁は、味噌汁だけでなく他の料理にも使えますから、たくさん作っておいて損はありません。

4.2使うとよいのは白みそ？赤みそ？

地域や家庭にもよりますが、味噌汁といえば白みそを使うところもあれば、赤みそを使うところもあるでしょう。単純に味噌汁でダイエットをすると言っても、味噌そのものが違うなんてこともありますよね。

赤みそにも白みそにもそれぞれに味や栄養分などの特徴があります。その中でどちらかというとダイエットに向いているのが「赤みそ」と言われます。

赤みその方が腸を刺激して、腸内環境を正常にする働きが強いとされているためです。

ただし、一概に赤みその方がダイエット効果が高いとも言えません。赤みそにも白みそにもそれぞれに特徴があります。

次にその特徴を紹介しますので、好みや特性を把握した上で、どちらの味噌を使うのがよいか選んでみてください。

4.3朝なら赤みそ、夜なら白みそなんて飲み方も◎

それぞれの味噌の特徴を考えて、朝に頂くなら赤みそ、夜にいただくなら白みそなんて食べ方もできます。では、それぞれの味噌にはどんな特徴・違いがあるのでしょうか？
・赤みそ
まずダイエットに向いているとされる赤みそです。赤みそは白みそよりも熟成期間が長いため、メラノイジンという成分が多く含まれます。

このメラノイジンは先にも書いたように、腸を刺激して蠕動運動を活発にしてくれます。そのため便通がよくなり、腸内環境が改善される効果があります。

腸が刺激されると基礎代謝が上がりますので、朝に食べるのがおススメです。
・白みそ
一方で白みそは、発酵させるときに麹を赤みそよりもたくさん使います。この麹にはGABA（ギャバ）という成分が多く含まれています。

このGABAは、満腹中枢に働きかけて、空腹感を抑えてくれる作用があるとされています。食事の量が多くなると肥満につながりやすい夜の食事で食べるのがおススメです。

さらに白みそには体重の増加を抑える効果のある酵素も含まれるとされています。
自分の生活スタイルや、自分が抱えているダイエットの問題で使う味噌を変えてみましょう。便秘気味で腸内環境がよくないと感じていれば赤みそがいいですし、つい食べ過ぎてしまうなら白みその方がよいでしょう。

もちろん合わせ味噌にしていただくといった方法もあります。味噌汁ダイエットだから赤みそを使わなければいけないということはなく、好きな方を使ってみてください。

4.4食事の前に飲む？ラストに飲む？

普通に食事の中で味噌汁を飲むとなったら、ごはんやおかずを食べ進める中で味噌汁も口にすると思います。けれどもダイエットとなったら、味噌汁を食べるタイミングも考えてみましょう。

味噌汁のタイミングは、食事の最初か、最後かのどちらかがおススメです。

食事の最初に味噌汁を食べるのも、一つの方法です。ベジタブルファーストと同じ考えで、野菜などが多い味噌汁は特に、最初に食べることで血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。

何よりも味噌汁1杯を食べきると、水分も手伝って結構お腹が膨れるんですよね。そのため、先に味噌汁をお腹に入れてしまえば、その後の食事の量を減らすことができるというわけです。

最後に味噌汁を持ってくるのも一つの方法です。味噌汁は出汁のうまみが効いた食べ物であり、塩分や糖質、脂質の多い食べ物と比べると、落ち着いた食べ物と考えられます。

塩分、糖質、脂質の多い食べ物は、食べるほどにもっと食べたくなるような食欲を刺激するものです。これに対して味噌汁のように出汁の効いた食べ物は、脳の興奮がおさまって満足感を持って食事を終えられる食べ物とされています。

食事の最後に味噌汁を持ってくる場合、食事の後に甘いものがつい食べたくなってしまう人におススメです。最後に精神的に落ち着くことで、余計なカロリーを摂らなくて済みます。

4.5置き換えダイエットとしても

食事の中に味噌汁を入れることでも、食べ方によってダイエットになります。一方で、味噌汁を置き換えダイエットとして使うこともできます。

あまり食べないで済ませたい夜の食事などを、味噌汁1杯に置き換えてみてください。

みそ汁の具はできるだけ具沢山にしましょう。そうすることで一食を味噌汁に置き換えても、必要な栄養素を摂りやすくなります。

味噌汁は水分もあって、具もたくさんあるので1杯だけでも満足感が高いです。置き換えダイエットはどうしても我慢しながら続けることが多いですが、味噌汁なら好きな具をたくさん入れられるので我慢している感覚も薄いです。